ワールドメイトと国内の動きや世界情勢

ボリス・ジョンソンと深見東州先生の対談で感じたことは

今年もいよいよ終わってしまう。年々、世の中は複雑になり、難しい問題が増えている感じがするけど。

いずれ良くなることを信じて、前に進むしかないけどね。

12月に深見東州先生がボリス・ジョンソン元イギリス首相を招いて対談された。

それを聞いて感じたのは、その時代における政治家の決断の重みだった。

ボリス・ジョンソン自身の印象は、思った通り、とてもユニークで魅力的な人物だったけどね。

途中、深見東州先生がロイヤル・アルバートホールでのコンサートに出演し、威風堂々を演奏するオーケストラでタクトを振った話から、いきなり威風堂々の歌を歌い始めた時は、やっぱり面白い人だなって思ったけどね。

威風堂々第一番の、Land of Hope and Gloryを、深見東州先生と一緒に、低音で楽しそうに歌いはじめたから。

威風堂々(Pomp and Circumstance )を作曲したエルガーは、エドワード7世の国王戴冠式のために、この曲の一部に「希望と栄光の国」 (Land of Hope and Glory )というタイトルで歌詞をつけた。

その曲が今では英国国家のように愛され、保守党の公歌にもなっているから、ボリス・ジョンソンも大好きな歌なんだろうね。ホントにいい曲だよね。

そして、エドワード7世(アルバート・エドワード)の母は、あの大英帝国の最盛期、ヴィクトリア朝を築いたヴィクトリア女王だった。

その女王を支えたアルバート王配を偲んで、女王がロイヤルアルバートホールという名前に改称したそうだ。

まぁ、そんな予定外の歌が飛び出す一幕もあったけどね。ボリス・ジョンソンの話を聞いた感想としては、あのEU離脱は、やはり時代の流れだったんだなと思った。

ボリス政権で、ようやくEU離脱を成し遂げるよね。

あの頃は、なぜイギリスはEU離脱を選ぶんだろうと、疑問だったけどね。

でも、EU離脱したおかげで、英国はEUが決めた法に従う必要がなくなり、EUの中で歩調を合わせる必要もなくなったわけだよね。

ボリス・ジョンソンは、「グローバル・ブリテン(世界に開かれた英国)」を掲げ、インド太平洋地域への関与を強化し、日本との緊密な防衛協力にもつながっていくよね。

日英関係が深まるのは、良いことなんじゃないかと思う。

今回の会談でも、「日本と英国には皇室と王室があり、ともに立憲民主国であり、島国であるなど共通点が多い。日本と英国は常に共にある」みたいなことを語っていた。

かなり日本贔屓なのかな。リップサービスもあると思うけど、何度か来日した中で、今回が一番ワクワクしたと言っていた。

前日は深見東州先生と一緒に寿司屋で食事をしたらしくて、そのときに深見東州先生はダニーボーイを歌い、ボリス・ジョンソンは「Land of Hope and Glory」を歌ったそうだ。

歌はドクターハンダが上手かったと行ったらしい。すっかり深見東州先生と意気投合したみたい。

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メディアの事前取材では、国際スポーツ振興協会が「全英シニアオープン」のタイトルスポンサーになったことを絶賛していたらしい。

また、ドクターハンダはオペラ歌手、芸術家、ビジネスリーダーとして活躍する、現代のルネッサンスだと。世界は彼のような人を必要としていると語っていたそうだ。

それから対談で印象に残ったのが、ウクライナとロシアのことだった。

ウクライナでは民主主義が脅威にさらされ、プーチンが武力で奪った領土を認めると、世界中の人々が攻撃により、相手を征服できると思ってしまうと、強い口調で警鐘を鳴らしていた。

まだロシアがウクライナ国境近くで兵を集結させていた当時、ロシアは必ずウクライナに侵攻すると、バイデン大統領が言っていたよね。何もしなかったけど。

しかしボリス政権のイギリスはいち早く、対戦車用兵器をウクライナに供与した。

そしてロシアがキーウに向けて侵攻しはじめたとき、その戦車部隊の侵攻阻止に、その兵器が大いに貢献した。

世界の誰もがウクライナはロシアに数日で占領されるだろうと思っていたし、軍事支援に躊躇していたけどね。

そんな時でも真っ先に戦車の供与を決定し、さらにキーウを訪問し、西側諸国はウクライナを見捨てないという強烈なメッセージを発信した。

ロシアを強く刺激すると危険という空気の中で、米国や欧州各国も、支援せざるを得ない状況につながっていくよね。

世の中、いろんな考え方があるし、戦争が激化すれば、当然大勢の兵士、多くは若者だし民間人も亡くなる。

そんなことになるくらいなら、占領されて、敵国の奴隷になっても従った方がいいという人もいるよね。

でもイギリス国民は、そんなボリス政権を強く支持していた。

そしてウクライナの人々の多くもロシアの属国になることを拒否した。

その結果、戦争は激化し、さらに長期化しているけどね。

それを見て、ボリス・ジョンソンを戦争屋みたいに言う人もいるようだけど、それは間違いだと思うけどね。

この戦争がどのような形で終わるのかは、まだ予断をゆるさいない状況だけど。

もしも何の抵抗もなくあっさりと降参していたら、その後の世界情勢にどのような影響を与えていたことかを想像すると、恐ろしくなる。

たとえ、ウクライナにとって多少不利な条件で戦争が集結したとしても、戦争になると、これだけの大きな被害が生じることを世界中が知ったよね。

ロシアも甚大なる人的、経済的損失を被っているだろうし。国連のあり方や、世界の安全保障のあり方にも、新たな議論を生んでいる。

それが長い目で見ると、今後の世界の紛争の抑止につながっていくのではないかと感じた。

決して、戦争はするべきではないけどね。戦争をしかけると、国益に莫大な損害を被ることを理解させないと、戦争の抑止にならないよね。

ボリス・ジョンソンはひょうきんな一面を持つ楽しい人だったけどね。政治家の決断という重みを感じさせた対談だった。

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