国連の世界気象機関は、2023年から2027年が、史上最も暑い5年になるのはほぼ確実だと予測しているそうだ。
昨年までの8年間は、これまでで最も熱い8年間になったけど、さらにそれが加速するんだろうね。ちょっと怖い気がする。
世界全体の平均では、2016年がこれまでで最も熱い年だったそうで、最悪、今後の5年間は全てその気温を上回るか、最低でもそれを超える年が1年はあると言う予測らしい。
世界全体でのことなので、地域によってかなり差はあると思うけど。
【今年も暑い夏 熱帯の状況は例年になく複雑 世界の気温が今後5年間は観測史上最高に】 https://t.co/WHu714ZUZ0 今年の夏、フィリピンの東で対流活動が活発になる影響で、日本では暑い夏になるでしょ..
— tenki.jp (@tenkijp) May 21, 2023
日本でも体感でわかるほど、昔よりも暑くなってきたなと思うし、ここ10数年は特に気候変動が原因と言われる風水害などの災害が激しくなり、頻度も増えているよね。
それでも、ヨーロッパに比べるとまだマシなのかな。ヨーロッパの温暖化のペースは、世界平均の2倍と言われていて、北極圏の除けば、最も温暖化の影響を受けている地域なのかも。
ちなみに、2022年のヨーロッパの気温は産業革命前に比べて2.3度も高くなったそうだ。
イギリスやフランス、ドイツ、イタリア、スペインなどヨーロッパの主要国が軒並み史上最高に熱い一年になっていた。
そのため、高温による死亡者も増えるし、洪水や嵐、山火事などによる被害は莫大な額になっている。
欧州の温暖化ペース、世界平均の2倍 国連・EU報告
— AFPBB News (@afpbbcom) June 20, 2023
https://t.co/vya18VqPwC
さらに懸念されるのは、水不足で作物への被害などが広がることだよね。ただでさえ今、ウクライナが戦場となって食糧が大変になっているのに。
それに戦争は莫大なCO2を排出すると言われているし、環境破壊や復興に費やす資源も含めると、これも地球温暖化にとって、無視できない要因になってくるかもね。
気になるエネルギー事情はというと、一昨年くらいから新型コロナによる経済停滞が回復し始めたために需要が急上昇し、気候変動による寒波や熱波、ロシアによる侵略戦争もこれに拍車をかけて、 エネルギー価格は世界的に高止まり状態が続いているよね。
日本も大変だけど、ヨーロッパはさらに厳しい状況で、今の急激な物価上昇につながっている。
そもそも2015年に、石油価格が3分の1くらいにまで大暴落したこともあったけど、それはアメリカがシェールオイルを増産しすぎたからと言われている。
それでもOPECは減産せずに、しばらくは低価格のままで行くことにしたけどね。
結果、価格競争力で劣るアメリカのシェールオイルの企業はつぶれたり、立ち行かなくなり、世界的にも新たな油田やガスの開拓に使う投資も低迷していく。
さらに気候変動の影響で、再生可能エネルギーが思うように稼働せず、現在のエネルギー不足からくる物価の高騰につながっているわけだよね。
まぁ、そのような物価上昇という痛みを伴っているけど、これは、早期にカーボンニュートラルへ舵を切る国が増えている背景もあるよね。
現在は再生可能エネルギーへの取り組みの推進と、化石燃料や、原子力発電などの組み合わせで、バランスをとりながら凌いでいる状況なんだろうけど。
電力不足で産業が停滞したり、生活に支障が出るのは困るけど、かといっていまさら化石燃料の大幅な増産体制や電力供給に取り組むのも、近い将来に禍根を残すことになりかねないし、難しい状況にあるよね。
エネルギー自給率が低い日本としては、ここでなんとかしないと危ない気もする。
ワールドメイトでは、いずれ日本から希望となるような再生エネルギーが出てくる話も聞いているので、早くそうなるように願い続けようかな。
エネルギー問題の解決は、温暖化対策にとって要だからね。