Quick Japanの最新号に、7月に開催された「深見東州武道館オリジナルソングコンサート」の潜入記事が書かれている。
舞浜でのデビットフォスター&フレンズとのコンサートの時も、同じ人がQuick Japanに書いていた。
ワールドメイト会員で武道館ライブに行った人は、まだ3ヶ月しかたってないけど、懐かしい思い出が甦るかも。
とりあえず、記事が出た号だけは、いつも記念に買ってるけどね。なかなかストレートな表現のライブレポートなので、今回も面白かった。
「深見東州は、その謎の大学予備校『みすず学苑』の学苑長であり、神道系の宗教法人『ワールドメイト』のリーダーとしても知られる人物だ。書道、絵画、能、茶道、俳句、声楽、クラシックバレエ、京劇(以下、延々…)など、さまざま芸術方面で才能を発揮しながら、定期的にCD/DVDをリリースし、舞台やコンサートを敢行する一方、半田晴久名義では、国際的な慈善活動や学術研究を展開。レオナルド・ダ・ヴィンチも真っ青のマルチぶりに加え、そのすべてに通底する独自すぎるユーモアセンスで、宗教に無関心な層からも、『いったい何者?』と興味を惹きつけてやまない人物なのだ。」
みすず学苑って、謎の予備校だったんだね。( ̄∇ ̄;)
レオナルド・ダ・ヴィンチも真っ青のマルチぶりは、ワールドメイト会員にとってはもう当たり前になってしまってることだけどね。
「総勢三十人からなるオーケストレイションの生演奏をバックに従えたステージングは、まさに往年の歌謡番組を彷彿とさせるゴージャス&スタンダード感」
小林旭のステージで歌われたり、一緒に公演もされてたから、そういう往年の歌謡曲スターの、ステージの良いところを吸収されてるのかもね。
「カリスマチックなパフォーマンスを期待していたらイイ意味で裏切られる。観客の大半は深見氏の熱心なファンと思われるが、彼らにとって彼は『なんかすごくておもしろいおっちゃん』以上でも以下でもないのだ。」
まあ、たしかにそういう一面はあるのかも。(^ ^)
ステージそのものは、深見先生の個性が特別という以外は、通常のコンサートと変わらないからね。
「シャアの衣装で歌いまくる深見氏、ステージから金粉が吹き出し、拍手で総立ちの観客席にジェット風船が飛び交う、狂喜乱舞の光景は、理屈ヌキでグッとくるものがあった。」
シャアの衣装というのは、機動戦士ガンダムで、主人公 アムロ・レイの最大のライバル、シャア・アズナブル少佐の赤と黒を強調した軍服みたいなコスチュームのことらしい。そこまでは知らなかった。
「宗教家としての彼が、深見東州という大宇宙を構成する一要素に過ぎないように、音楽家としての彼もまた、あくまで一端にすぎない。しかし、だからこそ、その壮大な音楽世界と遊び心、そしてシンガーとしての力量は、色眼鏡を捨てて純粋に評価されるべきものだろう。少なくともこの夜、彼は現在では稀有なクロスオーバー歌手であり、1万2千人の観衆を魅了した一流のエンターテイナーであった。」
現代の宗教家で、音楽もガンガンにやってる人は珍しいとは思うけど、というよりほとんど知らないけど、昔は一遍上人のような、念仏踊りをする宗教家もいたんだからね。
現代に、歌って踊る宗教家が現れたとしても、本当は何の不思議でもないんだろうけど。
まあ、従来の宗教家という固定されたイメージで見ないほうが、深見先生のことを早く理解できるとは思うけどね。
ちなみに、深見先生のコンサートを見て、まるでアイドルのコンサートのようなノリだった、と書いていたマスコミもあったよね。
ちょうどQuick Japanに、今の人気アイドルは、非リア充的で、いじめ経験を告白したり、引きこもりだったり、何かの異常なオタクだったりするのが今のアイドルの「親しみやすさ」にもなってるようなことが書かれてた。
エリートコースを歩んできた高嶺の花のようなアイドルはあまり聞かないけど、それは現代が持たざる者の時代で、持てる者は粛々と謙虚に出しゃばってはいけないという空気があるから、と書かれてた。なるほどね。
ワールドメイトは、教祖と言っても、深見東州先生に対してひれ伏すような人もいないし、かなり近い目線で親しんでいる人が多いのかもね。
本当はどれだけの差があるか比較しようもないんだけど、そんなことを意識したり感じさせないから、ライブも盛り上がるのかな。
先生もご自分で、浪人生活をしていた頃のお話や、学童の頃は勉強せずにアニメを見ていたから、勉強しない子供の気持ちがわかるんですとか言われてるくらいなので、今のアイドルたちが持つ空気に通じるところもあるのかも。