能登半島で起きた大地震によって、改めて日本は激しい地震が、いつどこで起きてもおかしくないと感じた人は多いよね。
しばらくは、次はここが危ない地域だとか、そんな記事も見かけたけどね。
一般に海溝型の巨大地震は周期的に発生するため、発生確率は高く表示されている。
でも内陸の活断層による地震は、発生期間がすごく長いため、確率が1〜2パーセントみたいな小さな数字になっているよね。
だからといって、今日、明日発生するかも知れないから、数値はほとんど当てにできない。
ワールドメイトでも、今年は地震に対して、現実的な備えをしていくことの重要性を、強調されていた。
個人的にできる備えはもちろんだけど。
自治体とか国とかも、ある程度は対策をやっているけど足りないだろうからね。今回の能登半島の地震を見ていても。
そんなおり、最近は千葉県房総沖やその周辺で、地震活動が活発になってきた。
先月の26日ごろからなので、ちょうどワールドメイト神事の衛星放送が終わる頃になるけど。
ゆっくりすべり(スロースリップ)と言われるスロー地震が起きているらしく、過去にはその後に大きな地震が起きたこともあるそうだ。
今回も注意喚起がなされているよね。
スロー地震にはいろんな形態があるようで、昔はサイレント地震と言っていたのも、今はスロー地震の一つになってるそうだ。
プレートの境界面が、ゆっくりと時間をかけてずれるので、大きな振動にならないと言われている。
そこだけ聞くと、大きな揺れが無く、地震エネルギーだけを放出するから、良いのかと勘違いしてしまうけどね。
実際は巨大地震を引き起こす海溝の、大陸プレートと海洋プレートのひずみが溜まる固着域の周辺で起きることが多く、それが巨大地震を誘発してきた可能性があるとも言われている。
2017年3月11日放送『イッポウスペシャル防災列島~震災6年“備え”の今』では、海洋研究開発機構の研究やスーパーコンピューター「京」のシミュレーションによると、日向灘での地震(スロースリップなど)が「南海トラフ地震」を誘発する可能性があると指摘。 pic.twitter.com/UEkXUMlHUu
— あいひん (@BABYLONBU5TER) March 2, 2024
スロー地震の多発域が東日本大震災の拡大を阻止した 京大など共同研究グループが分布図を作成して解明 https://t.co/rniv8SiDuF
— 尾崎 洋二 (@BCPozaki) September 9, 2019
一方で、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の時は、「スロー地震」の多発域が、さらなる拡大を阻止したという研究もある。
スロー地震も、スロー地震による影響も、まだまだはっきりとしない部分が多いようだけどね。
現在の地震研究では、地震予知はできないし、未知の部分が多すぎるのかな。
まぁ、地中深くの動きになるし、ただでさえ断層面のズレは複雑なのに、そんな複数のプレートが重なり合っている上に日本列島はあるわけだから。
はっきりと予測することはもちろん、メカニズムの解明も本当に困難だよね。
歪みが溜まって巨大地震を引き起こす固着部分が、一気に跳ね上がらずゆっくりズレて、地震エネルギーを散らしてくれると良いけどね。そううまくはいかないようだけど。