何だか最近、宗教団体と政治家との関係などで、いつも以上に宗教にスポットが当たっているけどね。
信教の自由の意味とか、宗教そのものについては、無理解な意見も多くて、少々残念ではあるけど。
宗教を信じる信じないは自由だけど、神様の存在についてはどう考えているのかな。
神様の存在を疑う人の中には、ホントに神様がいるんだったら、なんで早くウクライナの戦争を止めてくれないのか、とか、コロナの感染症をすぐに治めてくれないのか、なんてことを言う人もいるけどね。
まぁ、その気持ちもわからなくはないけどね。
だけど、それを言うなら、なぜ核戦争の危機を招く核爆弾を作らせたのか。なぜ、飢餓で苦しむ人、戦争やテロ、独裁政権下で苦しむ人たちを救ってくれないのか。と言うことにもなるよね。
さらに極端なことを言うなら、なぜ宇宙開闢から150億年、地球ができて46億年とか言われるけど、最初からみんなハッピーに暮らせるような世界にしてくれなかったのかなって思うけどね。
現実には今よりもはるかに不便な時代が長く続き、戦乱に明け暮れたりする時代もあったわけだけど、現代のように、さまざまな楽しみがある豊かな文明社会にあっという間にしてくれてもよかったのに。民主主義で平和で楽しい時代にすぐにしてくれても良かったのにって思ったこともある。
実際には人類は、数万年、数千年かけてゆっくりと進化を遂げてきたと言われているけど、それが事実なら、神様の存在や意志がどういうものかもそこからわかると思う。
神様だからと言って、なんでも一瞬で変えることはできないわけだよね。
サノスの指パッチンのようなわけにはいかない。アベンジャーズの映画は大好きだけど。
人類は長い時間をかけて、ゆっくりと進化し、失敗を繰り返しながらも成長していくのが、神様の意思だとしか思えないよね。
それだったら、別に神様がいる意味ないじゃんって、言う人もいるだろうけど、そうじゃない。
今のような人類が出現して20万年と言われているけど、発見された最古の文明以降、人々の生活から神様の存在がなかった時代はなかっただろうから。
それだけ大昔から、人は神様の存在を信じてきた。
いろんな神様がいるにしても、そんな神の存在を感じていたから、神様への信仰は無くならずに、祭祀も行われてきたわけだよね。
今は宗教が確立していて、それらの教えを聞いたおかげで、神様を信じるようになった人も多いだろうけどね。
本当は今のような宗教が成立するずっと前から、人は神様の存在を微塵も疑ってなかったと思う。
だから神様はいるいらないではなくて、たとえ神を信じない人がいても関係なく、はるか昔から存在しているわけだから。
そんな神様は、人類を幸せにし、素晴らしい世の中にしたいと思っていることも、ワールドメイトに入会して確信するようになったけどね。
それは長い時間をかけて、だんだんと進歩向上しながら変わり続けていき、やがてそうなっていくんだろうなって理解している。
まぁ、長い時間と言っても、神様の尺度と人間の尺度はそもそも違いすぎる。
人間にとっての3千年の歴史なんて、150億年前に宇宙をつくった神様から見れば一瞬だろうから。
人間にとっては気が遠くなるほど長い時間をかけて進化した文明も、神様から見るとほんの一瞬に過ぎないのかも。
そう考えると、ホントに神様がいるんだったら、なんで戦争を止め、感染症を退治してくれないのかっていう答えは、すぐにわかると思うけどね。
人類は自らの努力や学びを積み重ねることによって、あくまでも人間のペースで、だんだんと進化していくと言うのが神様の意志だよね。
ただワールドメイトで聞いたのは、時代の節目に天才的な人たちが現れ、人類は急速に進化をとげたり、素晴らしい考え方が生まれてきたようだけど。
実はそんな形で神様はこっそりと干渉されてきたんだろう。
あくまでも主体は人間だから、気づかれないようなやり方で。
そして最終的には素晴らしい理想の世界になると言うのが、だいたいどこの宗教でも言われていることだよね。
これはそんな壮大な話に限ったことではなくて、身近なことにも言えるけどね。
神様がいるんだったら、今すぐに金をくれとか、病気を治してくれなんて言う人もいるけど、これも基本は同じで、答えはわかるよね。
いろいろと苦しみながらも、それを糧にして人はゆっくりと成長し、今よりも少しでも進化するために生まれているわけだから、焦らずにやるしかない。
もちろん人は皆、幸せになる権利は平等に持っているとは思う。
ただしその人の今や過去の足跡や功績の違いがあるから、因果の法則によってすごく時間がかかる人もいれば、そうじゃない人もいるわけだけどね。
まぁ、それでもワールドメイトで正しく神様のことを学ぶと、随分と早く変わっていけるようになるけどね。