深見東州先生とワールドメイトの文化、芸術

深見東州先生の文芸作品への取り組み方

深見東州先生の文芸論が素晴らしい。

新聞にたちばな出版刊、深見先生の文芸作品の広告が掲載されていたけど、そのなかに文学に対する考え方が短く紹介されていた。

ワールドメイトでは、ここまで明快に聞いたことはなかったように思うので、全文を紹介してみる。

 

文学とは何か、この問いに、多くの人が様々に答えています。答えは無数にあるでしょう。大きく言えばふたつのパターンがあります。

一つは、イギリス文学など、想像力の創作性に文学性を見出すパターン。

もう一つは中国文学のように、文体や文章表現に文学性を見出すパターンです。

そして文学概論が発達し、「人間の全てを描くもの」、「虚構を通して真実を語るもの」、「人間社会のあらゆる局面を、文章で表現し,問題提起するもの」など、様々に定義されます。
しかし、日本文学の伝統に従えば、文学とは「物語」と「歌」なのです。

日本の「物語」の最高峰は、なんといっても「源氏物語」です。世界最古にして最大の恋愛物語です。明治の文豪は、多くが源氏物語の影響下にありました。

「歌」は万葉集があり、身分に関係なく、「よき歌」の下で平等でした。

こういう発想は世界になく,日本文学は世界に誇る芸術性と伝統を持つのです。

この系譜が今日まで続きます。これが日本の詩歌の源流なのです。

 

そして日本文学の伝統に従えば,何がいい「物語」で、何がいい「歌」なのでしょうか。

結論から言えば、「物語」は文体が魅力的で、面白かったらいいのです。

リアリティーはあってもなくてもいい。ただ長編小説となると、リアリティーがないと、読み終えた読者が怒るだけです。

短編小説ならなんでもありです。

そして、「歌」は言葉の調べが5割、意味が5割です。

そこに詩情があり、その人にしか詠めない、個性や意外性や人間性が出てたら、それが芸術です。

物語が創る世界や、文体の調べや詩情に、どうしても作者の魂が表れ出ます。

文学を通して表れる、作者の魂の高貴さ。これが文学という芸術の本質です。

私は芸術としての文学を、そう考えます。

そして自分が創作するときは、「物語」と「歌」が合体した、「物語」や「詩」を作り、短歌や俳句を作るのです。

その間隙をぬって、ギャグや川柳も作ります。

そして魂の高貴な部分が出て、理知や自己主張があまり出ないよう、天来のヒラメキやノリを大切にします。理知や主張は、おのずから表れ出ればいいのです。

これが、私の文学を創作するときの姿勢です。

でも、性質がギャグあふれるものなので、どうしても、明かるくなり過ぎ、小林一茶のようになります。

 

 

ということで、難しいテーマなんだけど、それを簡潔明瞭に書かれている。

ワールドメイト会員は、ワールドメイトからくるメルマガで深見東州先生が複雑な内容のことを簡潔に、ポイントがわかるように書かれることにいつも感心する。

今回の文章も、同じく感心してしまう内容だと思う。

 

こんなことを書けるようになるためには、たくさんの文学論を読み、実際に文学に親しみ、しっかりと読み砕いていないとできない気がする。

かなり勉強されてきたんだろうなと思ってしまった。

 

この新聞に掲載されている、文学に関わる深見東州先生のプロフィールを読むとわかるけど、10年単位で若い頃から確実に取り組んでこられた成果なんだなとわかる。

いきなりぱっと、ここまでなられたわけではないわけで、だからこそ改めて深見東州先生の継続する努力のスゴさを感じる。

若い頃から時間を作ってずっと努力されてきたんだろうけどね。それがなかなかできないんだけどね。

さらに深見東州先生は文学以外にも、音楽や書画や、たくさんのことを同時にされている。

あまりの違いに、ちょっとは見習わないといけないという気持ちも湧いてくるけど。

ちょっと遅すぎるって!!

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