ワールドメイトでも成功を祈ったけど、5月末のG7サミットは、素晴らしい結果になったと言われている。
ただ、サミットが終わった後から、国内外で、いろんな重大事件が次々と起こっている。それまでも混沌としていた国際情勢が、さらに走り出してるような気がするほど、混沌が加速し、混迷に向かっているようにも感じる。
まあ、行くところまで行くと、何かが変わるのかもしれないとは思うけど、日本が耐えられなくならないように願いたいよね。
その中でも、もう、あまりに悲劇すぎて、ダッカやイラクやその他の地域で次々と起きるテロに関しては、口にするのも辛くなってしまう。イスラム国も、だんだん追い詰められているんだろうけど、そういう時こそ危険な行動に出てくると思った。
テロリストは、文化的なものの重要性をよく知ってるのか、そういうものを狙って秩序を破壊してくる。文化的な生活が脅かされるようになると、これまで築いてきた民主主義や人権までおかしくなる気がして危険だなと思う。
また、イスラム国の活動範囲ではないけど、リオのオリンピックも狙ってくるかもしれない。それでなくてもリオは治安が悪く、しかも自治体が経済的に困窮し、警察に給料が十分に払われず、警察が空港でデモを起こしていた。
観光客に対して、「地獄へようこそ。警察と消防士には給料が支払われていない。リオデジャネイロに来る人は誰も安全ではない」と、考えられないような横断幕を掲げていた。
リオでは今年だけで、殉職した警察が50人を超えているそうだ。さらに過去10年間で警察が殺害した人は8000人というから、日本からすると、想像つかないような世界だ。
財政危機と犯罪による治安問題、環境汚染など、あまり良い話を聞かないだけに不安はあるけど、なんとか無事に始まって、何事もなく終わってほしいけどね。
そして昨日ダラスでは、これはアメリカの人種間の問題も絡むことだけど、黒人が警官に射殺されたことに抗議するデモのさ中に、警官が数人狙撃され、銃撃戦が起きている。
これでもかと、次々と物騒で悲劇的な事件が続いている。
また、これから大きな影響を、各方面に与えると言われている英国のEU離脱もあった。これは長期にわたって、国際情勢や世界経済の変化を招く可能性があるとも言われている。
正確な予測がつかないだけに、今後の推移を見守るしかない。
そして、国内に目を転じると、消費税の延期は結果的に良かったし、それに伴う官邸の中の揉め事も治まって、とりあえずは上手くいったように思う。
一方で、尖閣諸島の近くの接続海域に、ロシアと中国の海軍艦艇が連続して侵入してきた。ついに中国の海軍が出てきて、その後も、口永良部島や沖縄の北大東島の接続海域にも侵入している。
こうなると、海上保安庁では対応できないから、自衛隊が出てきて、本当にこの先の衝突もありうるような事態になってきている。
今月の12日には、フィリピンが仲裁裁判所に提訴した南シナ海領有権に関する判決が出る。中国は、ここでも強硬な姿勢を崩していないだけでなく、今、軍事演習を西沙諸島一帯で行っているらしい。
そして今日、韓国が中国の反対を押し切り、地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD=サード)を、在韓米軍に配備することを決めたと発表した。
これらのことが、今後のアジアの情勢の展開に、どういう結果になっていくのか目が離せない。
それから都知事選挙も、小池さんの出馬表明で思いがけない展開になってるし。
そんなタイミングで行われる参議院選挙は、今後の日本にとって、かなり重大なものになるかもしれないね。
サミットが終わって以来、このひと月半ほどで一層激動している国際情勢の中、日本の国が舵取りを過たずに、外交も安全保障も経済も、すべてが良くなっていくように、ワールドメイトでしっかりと祈り続けたいと思う。