1月、2月と、冬の寒い間にワールドメイトでは神事が行われていたけど、南半球のオーストラリアでは今年も暑い夏と干ばつに襲われているようだ。
ただ北部では稀に見る大規模な洪水が発生し、泥水が海に大量に流れ込んでグレートバリアリーフのサンゴ礁まで影響を受けかねない自体になっている。
気温は、南部のアデレードで46度以上を記録するなど、1月の平均気温が史上初の30度を超えたそうだ。
大坂なおみが優勝した1月のテニスの全豪オープンでは、あまりの酷暑に選手たちが驚き、試合中に倒れる選手もいたと報道されていたよね。
高温の異常気象は、オーストラリアだけではなく南米の南端の氷河でも、35度以上を記録するなど、チリやアルゼンチンでも酷暑になっているそうだ。
逆に北米では寒波で記録的な低温になっていたけどね。トランプ大統領が、「温暖化はいったいどうなってるんだ?」なんて、相変わらず地球温暖化を否定するツイートをしてたけど(笑)
笑い事ではなく、新しいブラジルの大統領も、トランプ大統領に似ていて、温暖化は、中国が経済で西側を追い抜き、伝統文化を破壊するのを助けるための「グローバル主義者」の陰謀なんて言っていた。
反グローバリズムの流れは、CO2 などによる地球温暖化説の否定とリンクするので、問題がややこしくなってしまう。
少なくとも気候変動の問題は、政治的な対立の問題と切り離して議論してほしいよね。経済的な問題と絡むから難しいのは理解できるけど、地球の将来がかかってるんだから。
そんな中、1月末のダボス会議で、環境問題の解決に向け、痛烈な演説を行った16歳の少女のことが世界中に報道されていた。
ダボス会議で16歳のGreta Thunberg(グレタ・トゥンベルク)さん圧巻のスピーチを一部翻訳
ダボス会議のような場では、人々は成功事例を語りたがるが、
実際今までの地球温暖化への取り組みは失敗している。
これを止めるには今ある社会のほとんどを変えなければいけない。
世の中には白黒はっきりさせられないことが多いと言うが、
それは真っ赤な嘘。グレーなんて存在しない。
ただやるかやらないか。
大人は子供に希望を与える責任があるというが、
そんなものはいらない。
大人に希望なんか感じて欲しくない。
私は大人にパニックになってほしい。
私が毎日感じてる恐怖を感じてほしい。
だって今まさに私たちの家(地球)は火事の最中なんだから。
会場を沈黙させたというその演説。静かな口調の中に鬼気迫るものを感じる。訳文付き。
この少女は、15歳だった去年9月から毎週金曜に1人でスウェーデン国会前に座り込み、協定の順守を訴えていたそうだ。
それがスウェーデン国外にも広がって、欧州各地でも、高校生たちが金曜に環境保護のデモ行進を行うまでになり、先週も英国各地で数千人の児童や生徒が「気候のための青少年ストライキ(Youth Strike 4 Climate)」デモを行ったそうだ。学校側も授業を休んでデモに参加することに理解を示しているらしい。
トゥンベリさんは「何か変化を起こすのに、自分の存在が小さすぎることはない」と言ってるそうで、1人の少女の行動が、欧州規模でのボイコット活動へと広がっている。
【気候のための青少年ストライキ】『気候変動への対策を求めるデモ・ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデンでも・スウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)が昨年、ストックホルムの議会前で一人で続けた抗議行動から広まった』。自分達が直接被害者の自覚はスバラシイhttps://t.co/FHLOiYldyg
— 岩畑政行 (@iwahata_m) 2019年2月16日