深見東州先生とワールドメイトの文化、芸術

プラシド・ドミンゴの日本公演にみるあったかい人柄

ワールドメイトでのお話にも、三大テノールの話が、たまに出てきたことがあった。

パバロッティが、歌う前に祈りを捧げているという話が印象に残っている。

あと、恋人がいなくなったと言って、突然コンサートをキャンセルした話とか。

イタリア人だし、恋に生きているのかな〜なんて思った記憶がある。

 

ドミンゴのことは、オベラのことを賞賛されていたと思うけど、記憶が薄れている。

ワールドメイト会員で、少し詳しい人の話によると、ドミンゴもカトリックの信仰が篤く、やはり祈りを捧げて歌うということだった。

そして親日家だという話だ。なぜ親日家なのかはわからなかったけど、20回以上も来日しているから、たしかにそうなのかもしれない。

 

そもそもドミンゴは、大変な働き者というのか、歌いすぎと言われるくらいに世界中を飛び回って公演してきたそうだ。大変な努力家なのだそうだ。

これまでに、驚異的な3700回の公演と、オベラは146役をこなしている。

そしてグラミー賞11回をはじめ数々の賞を総なめにしてきた。

 

そういう中で、日本への来日も必然的に増えたのかもしれない。

そして、東日本大震災の直後の来日では、ものすごい感動を与えたという話が有名だ。

このときは、多くのアーティストが、来日公演を次々とキャンセルしていた時期だった。

福島原発の放射能汚染のことがあったから、仕方ないとは思うけどね。

 

しかしドミンゴは、そんな中でも絶対に行くと約束し、本当に来日したそうだ。

しかも、奥さんや孫たちまでも連れてきている。

そして、最後に「故郷」を歌って大変な感動を呼んだそうだ。

さらに、アメリカに戻って、同僚たちとともに20万ドル、約1630万ものお金を、復興支援のために寄付したそうだ。

そういう行動を見れば、ドミンゴがいかに温かい心を持った人であり、また、被災した日本人のことを思ってくれていたかもわかる。

 

ドミンゴに詳しいワールドメイト会員から聞いた話では、世界的な大スターへと驀進していた1985年頃、メキシコ大地震が起きて、大切な叔母や叔父、いとこたちとその子供らを失ったそうだ。

ドミンゴは急遽大切な公演を取りやめてまでメキシコに向かい、瓦礫となった山を素手で掘るほどの悲しみだったそうだ。

その後半年間、全ての公演を、追悼公演を除いて全てキャンセルしたそうだ。

そこに、家族や親類をどれほど大事にしていたかというドミンゴの気持ちを見ることができる。

そんな悲しみの体験をしているドミンゴだからこそ、東日本大震災で家族を失った人たちの気持ちが、痛いほどわかっていたのだと思う。

だから少しでもその人たちのためにも、何かをしてあげたかったのだろう。

 

 

ドミンゴは、「私は自分のやるべきことをするだけ。音楽を届けることで少しでも力になれれば・・。来ないつもりは全くありませんでした」と来日を決意したことを告白し、「音楽では、そんなに大層なことは出来ないと思いますが、音楽を聴いている間は、少しでも悲しい出来事を忘れることができるのではと信じています」と真心のこもった言葉で謙虚に語っている。

 

その日本公演のときには、いままでのコンサートでは一度もなかった観客への語りかけをする。

「このコンサートはみなさんに安らぎのひと時をと開いたものです。また、私たちにとっては、みなさんの魂に訴えかける栄誉に浴する機会なのです」と。

世界的テノール、プラシド・ドミンゴが、被災者への祈りを込めて「ふるさと」を熱唱!

110418 Domingo sang a Japanese home land song. ドミンゴふるさとを歌う

 

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