いろいろなお話がワールドメイトで聞ける

人に宗教が必要なわけは?

東北で東日本大震災の強い余震が起きたと思ったら、今度は大雪で、積雪が3メートルを超えたところもあったそうだ。

ただでさえ、コロナで人の動きが少なくなっている中、厳しい自然現象に見舞われ、大変だなと思う。大きな事故や災害が起きないよう祈っているけどね。

 

ところでそろそろ3月も近づいてきたけど、まだ春の気分になるにはほど遠いかな。

ワールドメイトでは毎年この時期、冬神業と言われる期間になるけど、今年は宗教について、やたらと考えさせられる機会が多い気がする。

ときどき宗教なんて日本にも世界にも必要ない、なんてことを言ってる人もいるけどね。

 

今年始め、親戚の関係で葬儀に行ってきた。そこに参列した人の多くは別に宗教を信じているわけではないと思うけど、みんな手を合わせて、亡くなった人を弔っていた。

冥福を祈りますとか、天国に召されていることでしょうとか、そんな弔電もあった。

お葬式は、かなり形式的なものになっているのかもしれないけど、やはり、亡くなった方を手厚く見送ると言う儀式はとても大事だなと思った。

 

そして、そのような儀式は、やはり宗教の存在なしにはできないことだよね。

読経を聞いていると、なんだか亡くなった人も救われているのかなと言う気持ちになってくるし、遺族の人たちの悲しみは深いけど、それも吹っ切れるためのきっかけになっている気がした。

お葬式が済み、初七日も済むと、急に悲しい気持ちも晴れてきたと言う人もいたし。

 

もしも宗教が無く、神を信じる人もいなければ、悲しみは変わらないと思うけど、死んだあとどうすればいいのかわからないよね。

死者も迷って救われないと思うし。

たとえ、宗教団体に属していなくても、ある程度の宗教観を持ってないと、死に関しては不都合が起きてしまうと思う。

宗教を信じてなくても生きてる時に幸せにはなれるけど、死んだ後も、来世においても幸せが続く方がいいからね。

 

 

まぁ、死ぬ時のためだけに宗教があるわけではないけどね。

長い年月をかけて培われてきた道徳的な価値感とか人生の意味も、宗教の影響なしには考えられないと思うし。

殺人や盗み、暴力、いじめとかがいけないことだと言うのは、法律で罰せられるからではなく、人間の行為としてやってはいけないことだと知っているからだよね。そんなことも、宗教の教えとかの影響によって培われてきたと思うけどね。

また、死後の世界のことや、因果の法則を聞いてきた人なら、人が見てなくても、悪いことをしようとする気持ちを抑えやすくなると思うし、人への慈悲の行いが大切なこともわかっていると思う。

 

ただ宗教も、教条主義的とでも言うのか、宗祖の教えの奥にある心を分かろうとせず、誤った解釈で暴走してしまうけどね。

イスラム過激派のテロもそうだし、ロヒンギャの難民問題にしても、根底には宗教間の争いがあるし。

あるいは信仰を持っていても、誘惑に勝てずに堕落の道に外れていく人も多いけどね。

そんな危うい矛盾も抱えているのも宗教の真実だよね。

 

だからと言って、それが宗教への全否定になるとは思えないけど。

ちなみに日本人はいろんな宗教のことを否定しないし、宗派の争いもあるとはいえ、海外の宗教に比べると激しくないように思う。おそらく神道の影響だと思うけどね。

 

それから宗教から絵画や彫刻のような優れた美術作品もたくさん生まれてきたし、音楽の発展にも大きな影響を与えたよね。

あるいは、宗教的な情熱を持って、医学や科学の発展に寄与してきた偉人もたくさんいる。もちろん、芸術家にもそんな人が多い。

 

だからマイナス面もあったけど、宗教の果たしてきた役割や影響は、社会のさまざまな面に及んでいるよね。

宗教を抜きにしては、今のような社会も文化もなかったのかなと、そんな気さえするけど。

 

 

余談になるけど、宗教から優れた芸術が生まれてきたことはその通りなんだろうけど、深見東州先生から、出口王仁三郎が「芸術は宗教の母である」と看破していたというお話を聞いた。

どういう意味かというと、芸術を極限まで追求していくと、科学的な合理性に行き着き、あるいは宗教的な魂の向上と同じところにつながり、癒しや救済につながるそうだ。そう言う意味で、芸術は宗教の母なりと言ったようだ。

 

だからワールドメイトも、宗教団体としての救済活動だけではなく、より高い芸術性の追求や、新しい文化の創造にも、とても寄与してきたと思う。

教祖である深見東州先生が、本来の宗教団体のあり方と、新しい時代における宗教のあり方を融合させつつ、身をもって示されてきたんだけどね。

ハイソな文化レベルには、なかなかワールドメイト会員が追いつくことは難しいかもしれないけど、でも、そういうものに触れる機会があることが大事だと思うし、ありがたいなと感じているけどね。

 

と言うことで、宗教の功罪をざっと理解した上で、これから先も宗教が必要だなと思うのは、死に関すること以外にも、信仰心を育ててくれるのはやはり宗教だからかな。

神仏への信仰や敬い廃れないためには、やはり宗教が必要だなと思う。

ワールドメイトに入会する前までは、宗教が無くても信仰はできると思っていたけどね。

 

ただ今の宗教団体のあり方は、将来的に変わっていくかもしれないし、時代に即して変わった方がいいと思っているけどね。

正しい信仰を育てる中で、人格陶冶され、より良い生き方を学んだり体験するのにも、やはり宗教が必要だと思うし、まだ当分はその役割を宗教団体が担っていかないといけないだろうから。

 

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