マイナス思考よりも、プラス思考がいいというのは、誰でもわかっていることなんだけどね。
自己啓発本なんかにも、よく同じような意味のことが書かれているよね。
でも、わかっていても、実際にそれができている人は意外に少ないのかも。
自分もワールドメイトに入会した後でも、わかってはいたけど、できてなかったと思うから。
かなり昔のことだけど、ある時期、職場内でとても嫌な思いをしたことがあった。
どう見ても、自分が悪いわけではなく、相手に非があるんだけどね。
それだけに、どうしても相手のことが許せなくて、数年間は、何度もそのことを思い出すたびに、腹が立って仕方がなかった。
嫌な体験とか、腹が立つ思い出とか、そんなことって、日常茶飯事的に、誰にでもあることかも知れないけどね。
ワールドメイトに入会してくる人の中にも、過去にトラウマ的な体験を持っている人もわりといるし。
フラッシュバックのように、昔のことをときどき思い出しては、そのたびに不愉快な思いになるんだよね。
まぁ、相手に非がなくても、自分自身の失敗が原因で深く傷ついたときにも、何度もフラッシュバックすることがあるよね。
フラッシュバックが酷くなると、目前のことに集中できなくなって、生活や仕事にも支障をきたすことになるから厄介なんだけど。
さらに酷くなると、対人不安や、失敗恐怖症みたいになり、何もできなくなってしまう人もいるらしいから。
それで精神的な病、発達障害ではないかと、メンタルクリニックなどに相談する人も多いよね。
それでトラウマや症状が解消するのであれば、いいとは思うけどね。
自分の場合は、3年くらいで自然と消えたので良かったけど。
でも、できることなら3年で消えるところを1年で。1年かかるところを1月で。1月かかるところを1週間で解消できるなら、その方が絶対にいいに決まっているよね。
なぜなら、そのようなネガティブな想念が長く続けば続くほど、後々良くないことが起きることになるから。
ワールドメイトには、救霊とか、御魂修復祈祷会とか、人形形代とか、いろんなご祈願があって、それによってネガティブな思いが湧いてこなくなったり、いつの間にか自然と治っているケースがかなりあるけどね。
それはメンタルクリニックのような医療とは、もちろん違うけど。
医療ではなかなか改善されないものも、世の中にはけっこうあるからね。
だからと言って、スピリチュアルなものだけに頼ってしまうのもいけないし、現実的な処方箋もよく知っておいた方が良いよね。
ワールドメイトの場合は、霊的な原因があればそれを無くすことで、また良い神気を受けることで、さまざまなマイナス部分が改善されることを、体験した会員もかなり多い。
もちろん精神的な疾患の場合は、いろいろと複雑なので、なかなか一筋縄ではいかないけどね。
今日は、そのことを書きたいわけではないけど。
日頃の想いが、その後の良し悪しに大きく関係してくることを言いたかった。
少し脱線するけど、人間の本質は性善説や性悪説、あるいは努力次第でどちらにもなるとか、いろんな説があるよね。
人にひどく騙されて悲惨な目に遭うと、人は信用できないと思い、性悪説を信じたくなるかも知れないけどね。
あるいは、ロシアのプーチンのような政治家が出てきて戦争が起きると、やっばり人間のサガは、性悪説なのかなと思うかも知れない。
まぁ、人間の性(さが)が、性悪だろうが、性善だろうが、そのことは置いといて。
一つだけ言えるのは、今この瞬間の自分の思いが、善か悪かの、分水嶺に立っていることなんだよね。
そのことをよく理解しなくてはいけないなと思う。
ワールドメイトでは、天台智顗の一念三千の教えを、噛み砕いて話されることが多いけどね。
『摩訶止観』は難しくて、いろいろな解釈もあるようだけど。
その元は唯識論、そして瑜伽論へとつながる系譜があるようだけどね。
難しい話は置いといて、たとえば昔の自分のように、嫌な思い出を何年間も忘れられずに、ときどき思い出しては腹が立つという場合。
するとどうなるかというと、何年か後になって、そのネガティブな思いの結果として、よくないことが自分の身に起きてしまうんだよね。
そのメカニズムを詳しく知れば知るほど、恐ろしくなって、もう嫌なことがあっても、それをいつまでもグジュグジュ思うのは止めようと思ってしまった。
相手を許すのは、相手のためでもあるけど、実は自分のためなんだよね。
それを腹の底から理解できると、もう、2度とネガティブな思いなんか出すものかと笑。
まぁ、そう思っても、つい忘れて出してしまうんだけど、すぐに気がついて、長く思い続けることがなければいいのかなと。
逆に良い思いであれば、それを積極的に出し続けるようにするといいよね。
そうすると何年か後には、早ければ数ヶ月でも、その思いは思いがけない形で結実するからね。
ワールドメイトに入会して3年目のころかな、無性に祈りたくなって、毎日3時間くらい、周りのことから自分のことまで、良いイメージを持って、3ヶ月ほど祈り続けたことがある。
すると、その3ヶ月後くらいにとんでもなく良いことが起きて、自分でも何が起きたのかと信じられなかった。
その時の変化をきっかけに、今の自分があると思うし、人生が良い方向に激変していくことになったけどね。
言葉に出すとより強くなるけど、言葉に出さないでも、思いやイメージを強く描くと、その想念に沿った霊界が形成され、それが一定期間続いて熟すと、形になって現実化するわけだよね。
簡単に書くとそうだけど、巷でいう引き寄せの法則とか、想念術と言われている類のものも、昔からある唯識論に書かれていることを、いろいろ言葉を変えて言ってるだけのようだ。
別に新しいものではないわけだよね。それで引き寄せの法則とか、想念術には、大きな問題点もあるから、注意がいるけどね。
それはなんでも自分の力で実現したと思うようになるから、鼻持ちならない人間になってしまうことだ。
そうすると人間関係が悪くなり、人の助けも得られなくなっていくよね。結局はあまりパッとしなくなる。
そうならないために、ワールドメイトでは自力と他力をうまく組み合わせることを教えてもらえる。
自力の中にも他力があり、他力の中にも自力があるんだよね。
他力を活用することで、なんでも自力でやったという傲慢さがなくなるわけ。
まぁ、その他力を動かす祈りの文言にしても、祈り方をみっちりと何度も習わないと、とうていわかるものではないけど。
深見東州先生は、それを究極までに高めて実践されているから、ワールドメイト会員にもわかるように教えることができるわけだよね。