国際情勢は、いよいよ難しくなってきた。というかどうすればよくなるのか、だれにもよくわからない状態なのかもしれない。
今日アメリカが、南シナ海にイージス艦を派遣した。
中国が強引に作った人工島から22キロ以内に入る。
中国の領海とは認めないという姿勢をはっきり示すことになるので、ようやくオバマ大統領も本気になったとか書かれていた。
中国は、アメリカで国賓待遇で迎えられたとはいえ、サイバーテロや南シナ海の問題に関しては、大きな懸念を残すことになった。
一部ではアメリカを怒らせたとか書いてあるけど、中国はそんなことで両国間の関係が破綻するとは思ってないような節がある。
その後の英国訪問では、英国との関係の緊密さを印象付けて、したたかに欧州外交をすすめている。
それにしても英国での公式晩餐会に招かれたときの挨拶で、わざわざ日本の戦争のことを引き合いに出し、日本批判までする必要があったのかと思ってしまう。
中国はこのところの安保法案にしても、TPPにしても、日米同盟が強化されているから焦っているという人もいるようだ。
イギリスのキャメロン首相は、中国にかなり傾斜しているようにみえるけど、本当のところどう考えているのだろう。
アメリカがいくら毅然とした態度に出ても、英国始め欧州がそんな感じでは心もとない気がする。
アメリカの威信も昔ほどは強くないからね。ロシアもウクライナやシリアのことで、アメリカと新冷戦といわれるくらい、強気に抵抗しているし。
その間にイスラム国が台頭してきた。また、アフガン情勢も泥沼だし、中東問題も解決の糸口は見えない。
アメリカとイスラエルの首脳同士もしっくりいかないし、最近は聖地のことを巡って、また大きな問題になっている。
アフリカはいうまでもなく、世界には大きな問題がある国が多いよね。
さらに地球温暖化問題が、まったなしでせまっているし。
国際情勢は、複雑に絡み合ってるいて、表面だけではわからない部分が多いけど、それにしても今ほどややこしい時代はあったのかなと思えてくる。
まぁ、局地的に激しい紛争は続いているけど、大きな戦争につながる感じではないし、経済もリーマンショック以降、少しづつ持ち直し、恐慌になるとか極度の不景気になることも、今の所は避けられてきた。
しかしこの先もこのままでいくのか、大丈夫なのかとなると、漠然としている。
大きな問題は山積みだけど、どうすればいいのか、どうすればよくなるのか、世界各国の指導者もはっきりみえない袋小路に入ってる気がする。
数年前からアメリカの威信は衰退し、中国は勢いがあるように見えていても経済に陰りが出ている。
なにより国内に不満が多くて不安材料が多い。
ロシアは、ウクライナやシリアなど、世界の秩序を混乱させているし、となりの韓国も北朝鮮との統一を願って、どっちつかづなことばかりしている。
そして国連機関も有効に機能しているとは、あまり思えなくなってきた。ユネスコなんてどう見ても政治利用されているしね。公平なシステムが機能してないよね。
まぁ、日本だけは数年前が最悪だっただけに、なんとかそこから立ち直ってきたのかなと思うけどね。
という世界情勢を見る限り、今世界はどこに向かえばいいのか、どうすれば良くなるのか、世界は繁栄に向けて持続していけるのかなど、いきづまって混沌としている感じだよね。
来年、いっそう世界の混沌がすすめば、もしかするとそこから何か新しい秩序や端緒が生まれるのかもしれないけどね。
そうなっていくように、ワールドメイトで祈り続けることにしようかな。