まさか今回のG7にゼレンスキー大統領が参加し、しかも広島の被爆地で献花まで行うなんて、予想もしてなかった。
そもそも核保有国も多いG7の各首脳や、前政権までは険悪な関係だった韓国の大統領までが広島で献花をし、「核兵器のない世界という究極の目標」に向けた関与を再確認するビジョンを示すなんて、去年までは全く思いもしなかった。
ロシアのウクライナ侵攻によって、核廃絶なんてますます理想論化していたし。
かつてないほど核兵器の使用が現実味を帯びる今、自国に核を持たなければと思う人たちも世界で増えているような状況だったからね。
そんな時だからこそ、広島でのG7開催という巡り合わせは偶然とは思えないし、意義があったのかもね。
まぁ、具体的な進展は何もなかったとの批判もあるけど、そもそも今の現状ですぐに核廃絶へと動くのは無理だよね。核抑止でどうにか均衡している現状だから。
>「核兵器を使わない、核兵器で脅さない。」
— ねこのメ (@nekonom63385142) May 23, 2023
核廃絶といっても「いっせーのせで核保有国が一斉に捨てる」ってことが絵に描いた餅である以上、「使わない/脅さない」に絞って、今現在進行形で脅されているウクライナのゼレンスキー大統領を招いてG7首脳達と共に全世界に発信したのは見事の一言。 https://t.co/O5RQEK1kur
それでも、どこかで核使用や核による威嚇という悪い流れを止める象徴的な何かが必要だったと思う。
それは、やはり被爆国の日本で行うのがよかったと思うし、日本を中心とした世界平和を望んでいる自分のようなワールドメイト会員としては、これを良い兆しと信じ、少しづつでも良い流れに変わるよう願い続けるつもりだ。
岸田マジでやるじゃん。長い連ツイだが凄い良かった。特にこの「理想を言う責任と現実を差配する責任の両方が大事」とちゃんと言ってる部分が最高。西側だけ核廃絶しても北朝鮮やロシアが持ってたら全然意味ないどころか超危険なわけで、その構造の中でいかに理想に近づけるか?を考えないと。(続 https://t.co/sbdSnnHuQb
— 倉本圭造@新刊発売中です! (@keizokuramoto) May 22, 2023
それから今回のG7では、ウクライナとロシアの戦争を止めるための新たな提案はなく、逆に戦争を助長しているのではとの批判もあるようだけどね。
ただ今回、ゼレンスキー大統領の発言を見ていて、やはりウクライナにとって安易な停戦はありえないのがよくわかった。
特に領土を失うような提案や、紛争の凍結のような停戦は考えられないとしている。
それは、これまでのロシアとの関係から、イタズラに領土を奪われたまま停戦しても、領土が戻ることは無いばかりか、ロシアの回復を助け、いずれまた攻めてくると確信しているんだろうね。
ロシアのことは、はっきり言って信用できないからね。
そうなると、この先、どこまでもウクライナはロシアから侵食され続け、やがて国そのものが亡くなるかもしれないという恐れがあるのだろう。
とはいってもこのまま戦争を続けても勝てる見込みがあるのかわからないし、長引けば長引くほど大勢のウクライナ人が亡くなることになるし。もちろんロシア兵もだけど。
海外に避難した人々も帰る目処が立たず、ロシアに連れ去られた子供たちも戻る機会がないよね。
国の再建もおぼつかないし、ウクライナにとっては停戦交渉も戦争の継続も、どちらを選ぶにしても不幸でしかない気がしてくる。
戦争が起きてしまうと、誰もが納得がいく解決などできないし、ましてやロシアのような国が相手だと、平和的な解決など望めないよね。
この先も紆余曲折、厳しい状況が続くと思うけど、それでも戦争終結への道筋が現れるように、ワールドメイト会員としては祈るしかないけどね。