ワールドメイト霧島神業が終わった先月末ころから、アジア、なかでも中国、韓国に関係することの動きが目立ってきた気がするけど。
その中で、アジア初の非核地帯実現へ 核5大国が7月に署名するというニュースは、とても明るい話題だ。
(06/30 09:21 更新) 【ハノイ共同】1997年に発効した東南アジア非核兵器地帯条約をめぐり、米中など核保有5大国が7月12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に対して核兵器の使用や威嚇をしないと確約する付属議定書に署名することが分かった。ASEAN外交筋が29日、明らかにした。
署名後、各国が批准すれば、冷戦時代からASEANが希求してきたアジア初の非核地帯が、発効から15年以上を経てようやく実効性を持った形で実現する。
米国は署名に難色を示してきたが、「核兵器なき世界」を掲げるオバマ政権の誕生で方針転換、世界各地の非核地帯条約の批准などを進める方針を打ち出していた。
ところで、話は飛ぶけど、アメリカは、韓国が「東海」と呼ぶよう求めている日本海の名称問題について「『日本海』と呼ぶのが長年にわたる米国の方針」だと表明し、変更する考えがないことを先月、明らかにしていた。
また、今月の9日には、尖閣諸島は安保条約適用対象になるということを、米政府高官が明言し、「尖閣諸島は日本の施政権下にある」と強調し、「中国固有の領土」として反発を強めている中国をけん制する姿勢を明確にした。
【ワシントン共同】米国務省高官は9日、共同通信に対し、野田政権による沖縄県・尖閣諸島の国有化方針に絡み「尖閣諸島は(日本防衛義務を定めた)日米安保条約5条の適用対象だ」と述べた。国有化方針が明らかになって以降、米政府当局者が条約適用を明言したのは初めて。
アメリカのこれらの見解は、日本にとって、ひとまずありがたいといえる。もともと日本は当たり前のことを言ってるだけなんだけどね。
それから、直近のASEANの会議では、
【プノンペン共同】カンボジアの首都プノンペンで9日開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議は、一部加盟国と中国の対立が深まる南シナ海の平和と安定に向け、法的拘束力のある「行動規範」に盛り込むべき重要要素を承認、中国と9月から本格的な交渉を始めることを確認し閉幕した。 南シナ海問題は11日の中国ASEAN外相会議、日米中なども加わる12日のASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議でも焦点となる見通し。
海上安保でASEANと首脳会議 中国けん制、来年開催(07/10 14:07)
政府は10日、東南アジア諸国連合(ASEAN)と海上安全保障での協力を強化するため、日ASEAN特別首脳会議を来年後半に日本国内で開く方針を固めた。海洋権益拡大への動きを活発化させる中国をけん制するのが狙い。玄葉光一郎外相が11日にカンボジアで開かれる日ASEAN外相会議で表明する。 特別首脳会議では、海上安保協力を柱とした関係強化の新指針となる共同宣言を発表する。宣言の理念を具体化した行動計画の策定も目指す。 日本でASEAN10カ国の首脳が集まる特別会議が開かれるのは小泉内閣当時の2003年12月以来、10年ぶり2回目。
ということで、日本を始めアジア諸国の複雑な問題にアメリカも絡んで、少しづつ良い方に進展する気配も感じられる。
しかし今年は、韓国、中国のトップも変わり、米国では大統領選が行われ、これから日本をとりまく国際情勢が大きく変わる可能性もある。
そういう国際情勢の変化の中で、日本にとって、これからが正念場になってくると思う。
ワールドメイトでは、政策やイデオロギーに拘泥せず、日本の国によかれ、国民によかれという思いで祈り続けてきたけど、同じように複雑な国際問題も大難が小難になり、限りなく平和的に解決するように祈ってきた。
そんなワールドメイトにおける節目となる霧島神事も終わり、これからどう変わっていくのか注目されるところだけど、これからも日本と世界の人たちの幸福と繁栄を、ずっと祈り続けていきたい。