シアヌーク病院だけでなく、数年前からカンボジア第二の都市バッタンバンでも病院を支援をされはじめたことは、ワールドメイトで聞いていた。
また、シアヌーク病院があるプノンペンでは、今ではシアヌーク病院のように無料で診療する病院が増えているそうだ。
それでシアヌーク病院には、有料でも、専門的な治療が求められていることも知っていた。
そして、ワールドメイトのホームページに、2015年からのシアヌーク病院の新しい運営について、そしてバッタンバンでの病院の支援について、詳しい情報が掲載された。
2015年からは、ワールドメイト会員の浄財により、すべてが無料診療に
ワールドメイトでは、2012年3月から、カンボジア第2の都市バッタンバンで、ワールドメイト・エマージェンシー・ホスピタル(ワールドメイト救急病院)という、外科病院の運営を行なっています。スタッフの数は、約300人です。もとは、イタリアのNGOが運営してましたが、ヨーロッパ経済の不況により、運営を放棄して閉院になる所でした。それを救済し、運営を引き継ぎ、内容を拡充させたのです。
バッタンバンは、人口はカンボジア第2位ですが、高度な医療を受けられる病院が、圧倒的に足りません。だから、この病院の存続は、現地の人に本当に喜ばれ、感謝されてるのです。
しかも、ここには、カンボジアNo.1の外科医がいます。ですから、医療レベルは、カンボジアNo.1と言われるのです。
そして、治療費を払えない、貧しい人には無料診療を行なっています。2013年は、約65パーセントが無料診療でした。2015年からは、すべてが無料診療になります。この費用は、ワールドメイト会員の、皆さんの浄財で支えているのです。一方、カンボジアの首都プノンペンは、ここ数年で急速に経済が発展し、人々の生活も豊かになってきました。
ワールドメイトが、プノンペンに24時間無料救急病院(シアヌーク病院)を建設した頃は、本当に貧しく、無料診療の救急病院はここだけでした。今から、18年前の1996年の事です。当時は、ここしかなかったので、遠くから何時間もかけて来院し、治療を受ける人が大勢いました。ところが、ここ数年は、プノンペンでのシアヌーク病院のように、貧しい人に無料診療する病院が増えました。政府の通達により、数年前から、公的病院が貧しい患者を無料診療するようになったのです。全体の患者数の、2割ぐらいだそうです。
我々のシアヌーク病院がモデルとなり、無料診療の病院が増えたのは、復興の証であり、大変素晴らしいことです。これにともない、シアヌーク病院の患者数は、相当数減りました。近くの病院でも、無料で診てくれるからです。
この事は、大変慶ばしい事です。ですから、喜びをもってシアヌーク病院も、これから求められる高度な医療や、専門化した病院に脱皮する時期が来たのです。
シアヌーク病院の運営はホープに。今後バッタンバンのワールドメイト救急病院が、ワールドメイトの医療福祉活動の中心に
思えば、プノンペンで、シアヌーク病院の建設が始まったのは、1994年のことです。2015年で、21周年を迎えました。そこで、21周年を機に、シアヌーク病院の体制が変わりました。
これまで、ワールドメイトでは、シアヌーク病院の第1病棟、第2病棟、第3病棟を建設し、毎年、コアとなる運営費を拠出してきました。そして、米国のキリスト教系の医療団体ホープが、現地の診療を担い、協力し合ってきたのです。
しかし、今後は、シアヌーク病院の運営を、ホープに全て委譲します。ワールドメイトも、ある程度の支援は続けますが、運営の第一線からは退くことになりました。
理由はより貧しく、より困窮してる地域や、人々の救済にワールドメイトの支援を移すためです。つまり、軸足を少しシフトさせるのです。カンボジアの地方は、依然として無料救急病院もなく、治療を受けられない貧しい人が大勢います。そこで、これまでワールドメイトの支援は、シアヌーク病院が中心でしたが、今後は、バッタンバンの病院での無料診療や、シアムリアップ(アンコール・ワットのある州)での、新たな医療活動などに多様化します。
国や地域の実状変化にともない、より困窮する分野や地域を援助するのが、生きた福祉でしょう。そして、より困窮する人の救済に、会員の安定浄財をまず使うことは、会員にとっても最善の事でしょう。
ワールドメイトの会費収入は、年間約10億円ありますが、この10億円は、そのまま弱者救済のために使われます。それは、カンボジアを含めた、ラオス、アフリカ、中国、イギリス、アメリカ、豪州、日本など、世界に広がります。また、障害者のための世界的福祉にも使われ、スポーツや芸術でも、弱者救済の局面に使われるのです。10年で100億円、20年で200億円になります。会費以外の、通常の皆さんのお玉串で、組織を運営し、文化、芸術、スポーツの振興を進めてるのです。こうして、会員数が増えれば増えるほど、確実に弱者が救われる仕組を作ったのです。
ワールドメイトが直接運営するものはワールドメイト・ファウンデーションが、他宗教や他団体とコラボするものは、ハンダ・ファウンデーションが行う
ところで、バッタンバンの病院は、当初は「ハンダ・エマージェンシー・ホスピタル(ハンダ救急病院)」という名前でした。その後、正式に「ワールドメイト・エマージェンシー・ホスピタル(ワールドメイト救急病院)」に名称変更しました。
理由は、当初ハンダ・ファウンデーションという、カンボジアにある組織が、イタリアのNGOから病院を引き継いだからです。
ハンダ・ファウンデーションは、深見東州先生のご本名の「ハンダ(半田)」がついてますが、設立の発端は深見先生ではありません。
カンボジアの現地スタッフから、「ドクター・ハンダ(深見先生の本名)の名前は、現地で影響力があり、『ハンダ』とついてると、政府の援助が受けやすい。また、他宗教のグループからも、支援を得やすいので、この名前を使わせてほしい」と、懇願されたのです。とは言うものの、ハンダ・ファウンデーションの公益活動の大半は、ワールドメイトの支援によります。深見先生は、ハンダ・ファウンデーションのチェアマンですが、ボードメンバーには入っていません。つまり、お金を動かせない立場なのです。実際に、お金は、全くもらっていません。外為法や税法の観点から見て、余計な疑念を持たれないよう、全てクリーンにしてるのです。
しかし、海外での活動は、日本とは状況が異なります。そこで、海外ではハンダ・ファウンデーションと、ワールドメイト・ファウンデーションの2つが、福祉活動の母体になってるのです。
ワールドメイトが直接運営するものや、カンボジア赤十字とのコラボは、ワールドメイト・ファウンデーションが行います。そして、他宗教や他団体とコラボするものは、ハンダ・ファウンデーションが行うのです。他宗教の団体に、ワールドメイト・ファウンデーションに寄付して下さいとは、なかなか言えません。そういう時は、ハンダ・ファウンデーションが窓口や母体となり、普遍的な宗教性に根ざした活動をするのです。
カンボジアも、ワールドメイトからの支援や、そして深見東州先生のご活躍の影響もあって、いろいろと変わってきたんだろうね。
ますます良い方向へ、これからも進んでいくように、ワールドメイト会員はいつも願っていますよ。