欧州中部では、先月下旬からの豪雨による河川の増水によって、今月中旬まで続く、過去最悪クラスの大洪水となっている。
当初は、世紀の大洪水と言われた2002年の洪水以来といわれていたが、欧州中部から東欧にいたる広い範囲での記録的な災害へと拡大した。
特にドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリア、ポーランドなどの、ドナウ川系やエルベ川系の河川近くでは、もともと洪水がよくおきるところらしくて、それでも100年ぶり、400年ぶりの水位の上昇を記録する地域もあり、2002年を超える信じられないほどの大洪水に見舞われている。
今回の日本への台風接近に関しては、早くからワールドメイト会員も懸念していたけど、欧州の洪水のことまでは気にかけてなかった。
まさか、ここまでスゴいことになっていたとは。
道路は大河となり、町や村の建物は、まるで湖に浮ぶ島になってしまっている。
数十人もの人が亡くなってしまい、損害も、いったいどれほどの規模になるのやら。
ドイツの経済損失だけでも1.5兆円との試算もある。欧州の経済が悪化しなければいいけど。
しかも今度はフランスまで、広範囲の暴雨風になって被害が出ている。
とくに南部では大洪水となり、あの有名なルルドの泉も閉鎖されたそうだ。
今回欧州中部で大洪水が起こったのは、地球上空のジェット気流が乱れたことによって、豪雨をもたらした低気圧が移動せず1か所に停滞したためであると、「気候変動ポツダム研究所」が指摘したそうだ。
やはりこれも、地球温暖化のなかでおきたことなのだろう。
去年も世界中で大洪水が発生していて、過去最悪の年かなと思った記憶があるけど、今年はそれを上回るペースにならなければいいけどね。
日本も、梅雨入りは早かったけど空梅雨で、でも、ここ数日は西日本や能登半島などで、記録的な豪雨になってるところもある。
ある程度雨も降らないと困るけど、昨年の九州の大豪雨のように、「これまでに経験したことのないような大雨」だけは勘弁してもらいたい。
危ないと思ったら、早め早めに、ワールドメイトで天候祈願をすることにしよう。
気象庁は、新たに設けた「特別警報」について、8月30日午前0時から運用を開始すると発表しました。
羽鳥気象庁長官:「人生でこれまで経験したことのないような非常事態を伝える警報なので、発表されたら最善の策で身を守って頂きたい」
特別警報は、これまでの注意報や警報よりさらに重大な災害が起きる危険性が高くなった場合に発表することを想定しています。具体的には、去年7月に32人の死者・行方不明者を出した「九州北部豪雨」や、一昨年に紀伊半島などで98人の死者・行方不明者を出した「台風12号」などの災害が特別警報にあたるとしています。