去年は新型コロナの影響で、スポーツイベントの大半が中止や縮小するなど、大変なダメージを被ってきたけどね。
深見東州先生が積極的に関わってこられたゴルフ業界も、屋外スポーツにもかかわらず、もっとも大きく影響を受けていた一つかもしれない。
そんな状況を見かねて、深見東州(半田晴久)先生が会長をされる国際スポーツ振興協会が、本来は予定になかったたくさんのトーナメントを開催されたけどね。
そのことが「ゴルフスタイル」というゴルフ雑誌の特集記事になっていた。
そして2020年度の日本ゴルフ界への貢献度では、間違いなく最優秀賞だと大きく評価されていたので少し紹介しようかな。
ISPS が主催し、男女のプロ選手が出場する大きな大会を、7月から12月の間に7試合開催してきた。
まず、深見東州先生の話では、
「日本中がコロナに怯え、萎縮している様相を見るにつけ、これでは後退する一方。ゴルフ界だけではなく日本の経済までも駄目になってしまう。人間がコロナなんかに負けてはいけない。そんな萎縮ムードに喝を入れ、同時にコロナに勝つという意味を掛け合わせて、”コロナに喝” をキャッチフレーズにしました。また選手は試合を渇望しています。多くのファンも試合を見たがっています。両者を元気にしてこそゴルフ界の発展はあるのです。だからあえて私は、世間の風潮(萎縮ムード)に真っ向から対抗することにしたのです。」
もちろん、ただ闇雲にギャラリーを入れて開催されてきたわけではなく、深見東州先生の場合、スポンサーが負担して、これでもかというほど感染症対策を万全にとられての開催だった。
それでも感染者が出て療養を余儀なくされた場合には、その人に対する金銭補償のことまで請け負うことを、はっきりと打ち出されていたよね。
それくらいの責任をとる覚悟がなければ、あの時期にギャラリーを受け入れて行うことはできなかったということだ。
そして、一人の感染者も出なかったけどね。
大成功に終わったから、あとから評価されるのかもしれないけど、やる前には厳しい目で見られていた気がする。
でも、日本プロゴルフ協会の倉本会長も賛同して取り組んでくれたし、最初に成功し、その後少しづつ見方が変わってきたのかな。
その影響かどうかはわからないけど、公式戦のレギュラーツアーも、無観客ではあるけど開催され始めたし。
で、今回の特集記事では、そのこともだけど、他にも3つの点を挙げて、大きく評価していた。
一つは、選手個人にチャリティ文化の意識をもたらしたこと。
今回は新型コロナの真っ只中で行われたこともあり、全て医療従事者を応援するチャリティーという形で行われた。
たとえばある試合では、選手は獲得賞金のうちの「全額・半額・3分の1、5分の1」を医療機関などに寄付することになっていた。
その選手の経済状態に応じて寄付ができるように配慮され、もちろん非公開にした。
昨年、この試合からブレイクした笹生優花選手は、2位になった賞金額の全額を寄付したことが、のちに報道されていたけどね。
「半田会長の教えで、社会に貢献する大切さを学びました。人間は自分一人で生きているのではないと、実感させられました」
と話していたそうだ。それにしても、その後に開催されたレギュラーツアーで、いきなり2連勝という快挙を成し遂げたので、ちょっと驚いたけどね。
そして2番目に評価されていたことは、出来上がった選手よりも、未来を目指す若者や弱者に救いの手を差し出したことだった。
まぁ、プロスポーツの世界というのは華やかなスター選手の陰で、無名のまま去っていく選手もたくさんいるよね。
厳しい、実力の世界だから仕方がないとは思うけどね。マスコミもスポンサーも有名選手に群がるし、ゴルフツアーもそんなスポンサーの意向にばかり目がいき、無名の選手には、あまりかまっていられないのだろうから。
そんな中で、深見東州先生の場合は、まだ無名の若者たちの育成のために多くの支援をしてきた。
将来を担う金の卵もいるわけだから、本当は大事なことだと思うけどね
でも、金の卵とかにかかわらず、コロナで試合がなくなり、収入が途絶えた選手たちのことを考え、QTやミニツアーなどでがんばっている選手にも出場できる機会を与えていたそうだ。
たとえば日本ゴルフツアー機構と共同主催したレギュラートーナメントでは、3分の2は有名選手ではない、2軍と言われる若手選手たちが出場したそうだ。
その人たちの声として、
「試合が無く、その日の生活にも事欠く自分たちのために、こんな貴重な場を与えてくれたISPSと半田会長には感謝の言葉しかありません。この御恩に報いるためにも、あとは頑張るだけです」
と口にしていたらしい。その真摯な姿勢が印象に残ったそうだ。
さらに、レギュラーやシニアツアーのベテラン選手でも困窮する選手がいるだろうからということで、7試合の他にも、別枠で2試合を開催したそうだ。
本戦で予選落ちした選手や、本戦に申し込んだけど、漏れてしまった選手たちのための大会を開催していた。
下積みの選手も大勢出場し、たとえ最低の成績でも賞金がもらえる配分にしたそうだ。
こういう時期なので、その辺の細やかな配慮は深見東州先生らしいなと思う。
そして、3つ目に高く評価していたのは、全ての大会において、選手とギャラリー双方への厚いホスピタリティを行い、大会を盛り上げたことだそうだ。
以前の記事に、その中身の一部を簡単に紹介しているけどね。
ホスピタリティあふれる、選手と観客ファーストのISPS チャリティートーナメント
2年ぶりの日本ゴルフツアー機構と国際スポーツ振興協会による共催で、ISPS HANDA コロナに喝!!チャリティー・チャレンジトーナメントが、10月14日から16日まで、茨城・ロックヒルGCレイクコー ...
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深見東州先生は、何をするとファンが喜ぶのか、選手が喜ぶのか、常にアンテナを張ってあるようだ。
そして実行してみて、よかったら継続し、さらに発展させ、駄目ならすぐに止めるという感じなんだろうと思う。
これまで選手に対してホスピタリティをする大会は、ほとんど無かったようで、なぜそこまでするのかというと、
「選手へのホスピタリティはトーナメントを盛り上げるためには本来欠かせないものなのです。なぜなら、選手が快適に、楽しくプレーすれば、その気持ちがギャラリーに伝わります。双方が楽しさを共有すれば、プレーにも応援にも熱が入ります。ゴルフは本来楽しむべきものなのです」
ということだった。
選手も美味しいものを食べたり、高級魚を釣って家で食べれるようにしたり、アマチュアの大会のようなドラコン賞や、誕生日賞、結婚記念日賞まで作ってもらい、みんな子供のように喜んで、楽しんでいたらしい。
真剣勝負で良いプレーをすることは当然だけど、それだけがゴルフの楽しみ方ではないんだろうね。エンターテイメント性もプロには大事だよね。
選手の中にも、
「公式戦はともかく、他のスポンサー競技はエンターテイメントを演出するのは当然だと思います。皆が楽しんでこそ大会は盛り上がるし、試合の提供だけではなく、プロスポーツの原点にこだわる半田会長には頭が下がります」
というベテラン選手もいたそうだ。
昨年は、ポールダンスや中国雑技団の演技をゴルフ会場で披露する驚きの演出もあったけどね。
サンバ隊やチアリーダーの演出はほとんど定番化しているようだし。
来年はオーケストラの演奏や、プロレスやプロボクシングの模範試合など、あっと驚くパフォーマンスを披露するという話もされていたらしい。
最近はコロナのせいで世の中もストレスが溜まっているのか、ギスギスした意見や攻撃的な姿勢になる人もいるけど、深見東州先生のようなユーモアを交えた驚くような発想でもって、全力で実行する人物が日本にも1人くらいいてもいいよね。
深見先生、薄口醤油嫌いだし・・笑