深見東州先生は、ワールドメイトでのお話の中で、たまに歌の歌いかたを教えてくださることもある。
歌唱の道を極められているので、教えかたもとてもわかりやすい。
声楽の知識がないワールドメイト会員が聞いても、なんとなくだけどわかる。
その深見東州先生が教授をされている、有明教育芸術短期大学での声楽講義レッスンが、今月のHANDA.TVで公開されていた。
その内容が、とてもスゴいと思った。
たとえば失恋の歌を女性歌手が歌うときに、自分の悲しい恋しいという思いに浸って歌うと、歌い手の失恋の悲しい感情が観客には伝わる。
しかし、それを聞いた特に男性の観客は、「そんなあんたの悲しい失恋の思いを聞きに来たんじゃないよ」となるらしい。
高い金払って、「そんな女々しい歌は聞きたくないよ」となってしまうみたいだ。
だから歌い手は、そこまで観客の気持ちを計算して、自分の感情に浸るのではなく、それを聞く相手、つまりお客さんが「自分も昔、そういう失恋のときがあったなー」という感慨深い気持ちになって、そして涙がほろっとこぼれるくらいに歌わなければいけないそうだ。
そのためにはどうやれば、そういう歌が歌えるようになるのか、そこを具体的に細かく指導されていた。
なるほどーというか、見事なまでにわかりやすかった。
なんでも自分が感情移入すればいいのではなく、聞いてる相手が感情移入できるように歌うのが大事なんだね。
それは簡単にできることではないけど、それを表現する歌い方について、いくつもテクニックがあるそうだ。
他にも、声楽では基本的なことかもしれないけど、クラシックと日本歌謡とボップスの歌いかたの違いが、とてもわかりやすくて面白かった。
たとえばジャズやポップスは、裏拍を意識して歌うらしい。ちょっと口では説明しずらいけど、これはカラオケに応用できそうだから、一生懸命聞いてしまった。
歌が上手な人は、無意識か意識してかは別にして、自然とそのように歌っているのだろうけど、それを論理的に聞くと、なるほどなと思う。
深見東州先生が、いろんなジャンルを関係なく歌えるのは、そういう歌いかたの違いを論理的にも理解し、しかも全部身につけているからできるんだなと納得できた。
それから指導を受けた学生たちが、受ける前とは全然変わって、かなり上手になっていくのにも驚いた。
昔ワールドメイトで聞いた、あるとき深見東州先生が合唱隊の指導をされたときに、それまで全然歌えなかった人たちが、急に歌えるようになったという話を思い出した。
その時はそんなもんかなと思っただけだったけど、なるほど、こういう指導を聞いていれば、だれでも上手くなるに違いないと思う。
歌唱の基本にはじまり、歌の上手になるテクニックやコツがたくさんあり、深見東州先生はこういうことに注意して歌われていたんだな〜と感心してしまった。歌の世界というものが変わって見えてきた。
今回のHANDA.TV「白熱Dr.Handaの声楽教室」は、とても長いレッスンだけど、がんばって全部聞いてみたい。
きっとカラオケが上手くなるに違いないから。
もちろん歌を専門にする人にとっては、これを聞かないととても大きな損失になると思うよ。