ワールドメイトで、最も馴染みのある山といえば、白山を思い浮かべるけど、今年は、泰澄上人が白山を開いて1300年になるそうだ。
開山伝承によると、泰澄上人は夢で天女を見て、白山登頂を思い立ったそうだ。
そして白山山麓まで行き、そこで妙理大菩薩(白山比咩大神、本地は十一面観音)から、白山の山頂で修行するよう啓示を受けたそうだ。
それで、それまで誰も登れなかった山頂を目指し、弟子たちと登ることを決心する。
大変な困難があったそうだけど、717年に山頂登拝に成功し、そこで十一面観音を感得したそうだ。泰澄上人が36歳のときのことらしい。
さらに啓示を受け、大汝峰で阿弥陀如来を、別山で聖観音を感得したと伝えられている。
その後、神仏習合が進み、修験道の霊場として隆盛して行ったそうだ。そうやって白山信仰が広まって行ったんだろうね。
そのように、泰澄上人は優れた僧侶だったわけだけど、今で言うシャーマンだよね。
昔は、このような神仏を感得するシャーマンが、たくさん出ているよね。役小角や行基や空海など、優れたシャーマンたちは、その後の文化や信仰に、大きな影響を残している。
ちなみに泰澄上人は、北陸の人だけど、京都などの関西や名古屋にもゆかりのある寺院や山があるそうだ。滋賀県の伊吹山は、泰澄上人が開山したという説もあるらしい。
ところで白山は、立山と富士山とともに日本三霊山とも三名山とも呼ばれるだけあり、とても美しい神山だけど、深見東州先生によると、白山が一番霊力が強いそうだ。
そして白山信仰が全国に広まり、白山神社は3000社もあるそうだ。その総本山は白山比咩神社になるけど、そのご祭神の白山比咩大神(=菊理媛尊)は、縁結びの神としても崇敬を受けている。
白山の頂上部分には、最高峰の御前峰と、剣ヶ峰、大汝峰の白山三峰がある。そして、翠ヶ池など7つの湖がある。
別山、三ノ峰を加えて「白山五峰」と呼んでいるけど、これら周辺の山峰を総称して白山というそうだ。
御前峰山頂には白山比咩神社の奥宮が鎮座している。
表の顔の穏やかさに比べて、頂上に登り裏を眺めると、火山の荒涼たる溶岩ドームというのか、火山岩に覆われた景色が広がっている。初めて見るととても驚くと思う。
活火山であり、1659年の噴火が最後と言われている。
御前峰山頂から大汝峰には1時間程度で往復できるけど、険しい岩道になる。剣ヶ峰にも登れるけど、登るルートはないようだ。
ところで1977年(昭和52年)は、ワールドメイトにとって、植松愛子先生と深見東州先生の出会いの年という記念すべき重要な年だけど、その年の8月に白山スーパー林道が開通している。
ふだん、雲がかかってなかなか白山は見えないけど、初めてスーパー林道に行った時は、見えた覚えがある。
ちょうど現在、東京に18日連続で雨が降ってるけど、この8月の連続雨の記録は、この1977年8月の、22日間に次ぐ40年ぶりの記録だとニュースで言っていたよね。まだ降りそうだけどね。
それから、地元の人は知ってるけど、白山がとても綺麗に見えるスポットは西山の白山パノラマ公園だと言う人が多いらしい。
一度だけ行ったことがあるけど、眼前に白山がドーンと迫ってくるような感じがした。
小松空港からも、実は見えるらしい。いつも山頂が白いからわかりやすいよね。