今日は、沖縄の有名なバワースボット久高島を紹介
ワールドメイトでは、10年くらい前に行ったことがある。
ここは、海のはるかかなたにある、ニナイカライの神々が、最初におりたつところとして、神聖視されてきた島だそうだ。
隆起サンゴ礁でできた島で、今でも美しい自然が残る。
沖縄の信仰は、このニナイカライの神々に対するものと、血がつながる祖先である祖霊神との二つの柱があるらしい。祖霊神は御嶽(ウタキ)にいて、そこは、遠い祖先を葬った場所が聖域となったそうだ。
うちなんちゅう(沖縄の人)にとって、昔から神の島として信仰されてきたのにはわけがある。
琉球神話によると、うちなんちゅうの祖神アマミキヨは、この久高島の北端のカベール岬から上陸したと伝えられる。
この久高島から沖縄の歴史が始まったと言えるのだろう。琉球開闢の神話やさまざまな伝説に彩られた神秘の島なのだ。
カベールの森には、海の神である竜宮神が鎮まっているという。
またこの岬では神様が時々会議をしているから、そういうときは、ノロに、今は行ってはいけないと告げられるそうだ。
ちなみにノロは神官、巫女で、ユタは庶民を相手にする霊能者だ。
琉球王朝に仕えるノロは、多くが久高島の女性から選ばれていたそうだ。
そのノロになる儀式がイザイホーという神事だ。島で生まれ育った30歳から41歳までの女性が、神々から巫女になる霊力(セジ)を授かるとされる。
たくさんの祭事が執り行われる久高島の中でも、イザイホーは特別な神事として12年に一度、午年に行われていたそうだ。しかし1978年を最後に、現在は行われていない。
島以外の人は、イシキ浜の貝殻などを持って帰ってはいけないという。
島の東のイシキ浜には、ニナイカライから、穀物の種が入ったツぽが流れ着いたという黄金のツボ伝説があるそうだ。
そして海のかなたのニナイカライから、神々が降り立つ浜といわれている。
クボーうたきは、島の祈りの聖なる祭祀の場所で、誰でも入れないそうだ。
島に渡ったワールドメイト会員の話では、もともと信心深い沖縄の中でも、特別な信仰を感じたそうだ。
住民は島の南にしか住んでなく、北は神様の住むところのようだ。
沖縄本島から船ですぐに渡れるということだった。