ワールドメイトの仲間から、積極的平和主義という言葉は、日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一さんが言い始めたと聞いた。
安倍内閣でもこの言葉を時々聞くけど、いまひとつわかったようなわからないような印象だったけどね。
伊藤憲一さんのインタビュー記事を読んで、ようやくわかってきた。
去年の記事になるけど、今、日本で物議を醸している集団自衛権の行使を含む安保法案に関しても、とてもわかりやすい解説になっているかと思う。
「世界不戦時代」維持のため、積極的平和主義実現に向け行使容認は当然——日本国際フォーラム理事長 伊藤憲一
集団的自衛権を議論する際、まずは現在の国際情勢をどのように認識するかがあり、そこから政策として集団的自衛権を行使できるようにすべきかどうかが、判断されるべきだろう。「戦略的思考、現実主義、戦略的アプローチ」の立場から「積極的平和主義」を提唱する日本国際フォーラムの伊藤憲一理事長は、人類の歴史を戦争史という視点で分析している。その伊藤理事長に、現代という時代に対する認識と、集団的自衛権について考えを聞く。
(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集長 原英次郎、編集部 小尾拓也)
ワールドメイト会員の中にも、安保法案が成立したら戦争に行かないといけないと思ってる人もいるけど、根本的に意味を履き違えているようだ。
自分もこの記事を読んで、あらためてよくわかったことが多かった。
今に至る歴史の流れや、現在の置かれた状況、そして何が問題になってくるのかなど、短いインタビューではあるけど、基本的なことが理解できたように思う。
今の日本のように、いろいろな意見が言えること自体は素晴らしいことだと思う。
でも用心しないと、扇動されて混乱してしまう危険もあるよね。
ややこしい問題であっても、ある程度の判断力を養い、知識として知っておかないと、知らなかったでは済まされない問題も多いからね。
今回のような安全保障の問題は、本当は冷戦時代が終わったころに改革していれば、もう少し抵抗なく受け入れられたのではと言う識者もいる。
世界的なテロ行為も増えだしていたころだし、憲法も含めて、あらたな安全保障の議論をしなかったのは自民党政権の怠りだったとも。
理想や方向性としては、核はもちろん軍備そのものを世界中から撤廃することができれば、人類は平和と繁栄を享受できるようになるに違いないだろうし、自分もワールドメイトではそういう祈りをするけども、それが簡単にいかないこともよくわかっている。
それだけに現状においては、とくに安全保障に関することに関しては、政治も経済も国の安全確保の上に成り立つものであるから、現実を見すえて対応を考えていくことがベストだよね。
一応戦後日本の安全保障政策をはじめ、政治や経済の選択は間違ってなかったからこそ、これまでの長い平和と繁栄があったと思うし。
でも、これから先も同じでよいということとは違うから、日本が国際情勢の分析を誤らないように、正しい方向で選択をし続けることができるようにワールドメイトで祈りたいなと思う。
そのためには、少し国際情勢のことも知っておかないと祈れなくなるからね。