今年の日本の猛暑はとにかく酷かった。
これも、地球温暖化とつながっているのだろうけど、かなり深刻になりつつある。
ワールドメイトも、10年くらい前から温暖化のことを懸念しているけど、最近になって一段と進行しているのは間違いないようだ。
世界的に見ても7月は観測史上最高だったらしく、8月もそうなる可能性がある。
年間を通じては、去年が世界の観測史上最高気温を更新したそうなので、日本のみならず、暑くなっている地域がかなり増えているようだ。
そして去年の7月からエルニーニョ現象がおきていて、日本の場合は冷夏になるケースが多かったけど、今年は猛暑になった。
さらにそのエルニーニョは、今年の1〜3月で終息しそうだったのに、また4月から海面温度が上昇し始め、どんどん拡大が続き、このままでは過去最強のエルニーニョになるとの予測になっている。
そうなると、それは来年春まで続くだろうとも言われている。
エルニーニョ現象というのは、太平洋の東側半分の、赤道中央一帯、南米のペルー沿岸にかけて、海面の水温が平年より0.5度以上高くなる現象だ。数年ごとにおきていて、半年以上続いた場合を指すそうだ。
7月の海面水温は基準値+2度あったそうなので、過去最大だった1997年のエルニーニョに迫っている。その時は高いところでは+5度に達するところもあったらしい。
ちなみにその影響なのか、1998年の世界平均気温の偏差は、去年2014年に記録が更新されるまでは史上最高だった。
でも、今年の1〜7月の世界の平均気温の偏差は、すでに史上最高を記録している。
史上最強のエルニーニョの到来によって、この先、気候がどうなっていくのか正確には予測がつかないらしい。
ただ過去65年で最も大きな気象変化を引き起こす可能性があると、アメリカ連邦政府の気象当局は発表した。
要するにさらなる異常気象になるわけで、「エルニーニョ現象は、巨大エルニーニョになる可能性があり、このまま続けば、洪水や土砂崩れ、騒乱などが起こる可能性があります」と、NASAジェット推進研究所の気候学者が語ったそうだ。
ということで、ワールドメイトの九頭龍師の出番が多くなるかも。
2015年は「スーパーエルニーニョ」になる可能性 それって何?
ところで地球温暖化といっても、98年から2014年までは、観測数値だけで言うと世界の年平均気温の上昇傾向は見られないそうだ。
それは気象庁のグラフを見ても、98年が突出した後、2014年までは、それを超えていなかったことでもわかる。
なので、地球温暖化に対する懐疑論も出てきたわけだけど、もちろん温暖化の進行がデタラメだったのではなく、一時的に高止まりして中断していただけだったようだ。
その原因もおおよそ解明されつつあるようで、それは、海洋が活発に熱を吸収したということのようだ。
そのため、地球の大気の温暖化が、ある程度の高さで止まっているように観測されているだけだったというのだ。
しかし、その間に海の温暖化が確実に進み、海の力で温暖化の進行を遅らせることができるのも、そろそろ限界という説もあるようだ。
もしも、今回の異常なエルニーニョが、その前触れでなければいいけどね。
海洋が熱を吸収しているために温暖化を抑制していることは、気象庁のサイトにも書かれていた。
海や海流の働きによって、地球温暖化を遅らせるというのは、ワールドメイトでも、かなり昔に聞いたことがあった。
その時は10年くらいの猶予という話も出ていたと思う。やはり、あくまでも一時的にすぎないということだったけど。
ということは、最近の気象動向を見る限り、やはりワールドメイトで聞いた通りになってきているように思う。
この先も異常気象に備えておかないと。といっても何をすればいいのかなぁ。