米国の黒人差別に対するデモは、今や英国やフランスなどヨーロッパや、中南米などでも広がり続けているよね。
日本でも行われていたようだけど、時期が時期だけに、コロナの感染拡大を心配するワールドメイト会員もいたけどね。
まぁ、それなりの感染対策もしつつ、コロナに対する恐れ以上に、この問題の根の深さに、突き動かされて行っているんだろうなと思う。
ただ英国はじめ、警察官に対する無茶苦茶な暴行も、各地でかなりおきているようだけどね。いろんな背景があるんだろうけど、さすがにやりすぎだとしか思えない。
どの国か忘れたけど、警官の背中に油をかけて火をつけたり、狂気の沙汰としか思えない行動も動画でアップされていたけどすぐに削除された。
ルビオ米上院議員のツイート。略奪警戒中の警察官が刺された映像。メディアは警察が犠牲になるケースはほとんど報じない。自分たちも守られていながら、警察官を人間と意識していないのだろう。バランスのとれた感受性がないわけだ https://t.co/gZ89QtXPVW
— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) June 11, 2020
逆に日本では信じられないほど、米国の警官は強い行動にでることも、今回ネットでたくさん見ることができた。
まぁ、銃社会という背景もあるからだとは思うけどね。黒人に対しては、特に厳しい態度をとるとも言われているようだ。
そしてコロナの影響で、生活に困っている人たちが増えたせいもあるだろうけど、一部で激しい破壊略奪が行われているのは、これはどう見ても暴力だし犯罪だよね。
さらには、略奪を先導する人たちがいて、本当の目的は、米国の現体制を揺るがすためとも噂されているようだ。
その裏に中国人たちもいたことが、明らかにされていたけど、中国政府の関与も疑われはじめているよね。
これまでもずっと行われてきた黒人への差別的な行動に対し、「Black Lives Matter」と、力強く声を上げたのはいいと思うけど、それに乗じて略奪行為を行う人々が出てきたり、また、それらの略奪や暴動を煽って政権へのダメージにしようという勢力らが入り混じった、複雑な様相を呈しているように感じる。
黒人だけではなく、日本人をはじめアジア系の人たちも、米国や豪州などの欧米圏から何らかの差別を受けてきた歴史もあるから、だんだん少なくなってきたとはいえ、人種差別がなくなることは自体は、皆の共通の願いでもあるよね。
過去には日本人や、あるいは白人でも奴隷として売買されてきた歴史があるけど、中でも黒人の場合は奴隷売買の歴史が長いし、それが多くの国でおきていて大規模だったこともあるのか、いまだに根深く影響を残していることは、今回の報道である程度理解できた。
今後、この問題が米中の覇権争いの道具に使われずに、暴力や略奪が行われず、人道的な見地から改善されるようにワールドメイトでも祈りたいと思った。
BBCニュース - アメリカの警察の歴史的問題 逃亡奴隷の追跡から始まり https://t.co/Vw5Sj0i7LV pic.twitter.com/Z8QE3HuWEz
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) June 9, 2020
ところで欧米における人種間の差別とは違うけど、日本にも、比較的最近まで同和問題があったと言われているよね。
中学生の頃に、同和地区のことを大人から聞かされた時のことを、なぜか今でも思い出す。
当時は、意味が全くわかってなかったけど、日本国内にも差別を受けてきた人たちがいることくらいは、こども心に理解していた。
その地区から来た同級生もいたけど。別に何かがちがうわけではないし、誰も差別する人もいなかったし、みんな一緒になって遊んでいたけどね。
中には帰化していたと思うけど、親が朝鮮半島出身の2世(3世?)もいた。普通に仲良くやっていたけどね。
ただ、これが国家とか、国の政治になってくると、国益や国の威信がかかるからか、ややこしい問題がたくさん出てくるけどね。
15年くらい前、映画「パッチギ」を見たとき、日本人と在日の人たちの間にある複雑な感情が描かれていて、日韓関係や北朝鮮問題に関心を持つきっかけになった。
あの映画自体は反日的な映画と言われているけどね。個人的には、映画としてはすごく良いものの一つだと思っている。喧嘩とかのシーンはあまり好きではないけど。
麻薬所持で捕まったけど沢尻エリカも良かったし、イムジン河も曲としては好きになった。
そして、あの映画で語られていたような事実は、本当の部分もあるだろうけど、一部の負の部分だけを取り上げて憎しみや悲しみの感情を表現しているので、もっと大きな観点から全てを見ないと、本当のことは見えてこないよね。
一部の日本人に、差別的な感情を持っている人もいたとは思うけど、多くはそうでは無かったと思うし。
その上で、政治決着できたはずなのに、今の韓国政府はあえて過激な反日政策をとり、国民の感情を煽っているようにさえ感じるし。
そもそも事実とは違う反日教育をやってきた歴史もあることだし、お互いの国民同士が理解しあえる機会を失わせる一方では、この先も良い未来は築けそうにないよね。
その根底にあるものは、過去の日本支配に対する恨みなのかなと思っていたけど、日本が韓国より優位にあるのがどうしても許せないみたいな、これも一種の差別的な感情もあるのかなとさえ思えてきた。
李泳采(イ・ヨンチェ)
慰安婦、徴用工裁判、貿易管理強化、等々、論理的に説明されても 最後に「35年の植民問題が、一つの協定で終わることは出来ない。」
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約束を守る気が無いことを表明 ww pic.twitter.com/x3BFx3oPPC— taropin (@taropin3) June 12, 2020
今回の黒人差別問題を抗議するデモも、大統領選挙の政治的な対立に利用されてしまってる感もあるけど、どちらが政権をとっても本質的な解決への道のりは険しい気がする。
南アフリカのマンデラ大統領のように、政治的な対立にせず、人種間の融和を促進するやり方ができるといいんだろうけど。
国の規模や背景も違うから、それだけ困難も大きいんだろうけどね。
それから、つい先日、北朝鮮による拉致問題を日本人に知らしめ、最後までこの問題解決に尽力されてきた横田滋さんが亡くなられた。
この拉致問題には、実はあまり深く関心がなくて、というよりも相手が相手だけに、武力行使しか解決方法がないんじゃないかと思っていて、それはできないからはなから諦めていた気がする。
でも、今回の横田滋さんの報道を機に、改めて詳しく内容を知ると、もっと早くから関心を持つべきだったと思った。
小学校のときだったか、海水浴に行くときに、誰かから北朝鮮に拉致されないように気をつけろよ、なんて言われたことがあったのを、なぜか覚えているけどね。
拉致問題を政府が初めて認めたのは1988年だったそうだ。すでにその10年前から拉致はおきていたけどね。
その後も政界やマスコミでは、そんな事実は無いかのごとく否定されたり、大きく取り上げられることもなく、1997年に横田滋さんが家族会を設立し、実名を公表して問題を広く知らしめるために動き始めて、マスコミも政治家も動き始めた。
横田滋さんの長女めぐみさんが拉致されたのは13歳のときだったということで、国内での関心が高まった。
それでも拉致被害はなかったとする見解も出たりするけど、2002年に小泉首相が北朝鮮を訪問した時に、拉致の存在をついに認めた。
この時13人を拉致したと認め、8人は死亡し、5人が生存しているとして、その5人の人たちはその後帰国した。
ただ、実際に北朝鮮に拉致されたと見られる人たちは、それよりもはるかに多いと言われている。
また、東南アジアなど、世界12カ国以上の国でも拉致被害がおきていた。
『朝鮮総連工作員』の著者で元工作員の張龍雲氏は97年にLAタイムズで次のコメント:
「戦前、朝鮮人は差別されていた。しかしいま私たちは、再び軽蔑される原因を作っている。朝鮮学校での反日教育、拉致、スパイ活動、違法送金等々。間違いなく反動がくる。避けられない」https://t.co/zbnAcSd9ww
— 加藤 健 (@JapanLobby) June 11, 2020
今から言っても遅いけど、もっと早くからこの問題に取り組んでいれば、違う結果になるチャンスもあったのかも。
だからと言って、現政権のことを批判するつもりはないし、それどころか、今回の横田滋さんの肉親による記者会見では、次のような言葉が語られていた。
「私たち横田家、横田両親をですね、本当にずっと長い間、そばにいて支援してくださった安倍総理。『本当に無念だ』とおっしゃっていただいております。私たちはこれからは安倍総理とともにですね、この問題解決を図っていきたいと思っております」
「マスコミの皆様方におかれましてもですね、イデオロギーに関係なくこの問題を我が事としてもっと取り上げてほしいと思っています。自分の子供ならどうしなきゃいけないかということを問い続けてほしいと思っています」
「この拉致問題を解決しないことに対して、ある、やはりジャーナリストやメディアの方なんかが、『安倍総理は何をやってるんだ』というようなことをおっしゃる方もいます。『北朝鮮問題が一丁目一番地で掲げていたのに、何も動いていないじゃないか』というような発言をここ2・3日のメディアを私も見て、耳にしておりますけれども、安倍総理・安倍政権が問題なのではなくって、40年以上も何もしてこなかった政治家や『北朝鮮なんて拉致なんかするはずないでしょ』と言ってきたメディアがあったから、ここまで安倍総理・安倍政権が苦しんでいるんです」
「安倍総理・安倍政権は動いてやってくださっています。なので、何もやってない方が政権批判をするのは卑怯だと思います。拉致問題に協力して、様々な角度で協力して動いてきた方がおっしゃるならまだ分かりますが、ちょっと的を射ていない発言をするのはこれからやめてほしいと思っております」
横田哲也「拉致はないと主張してたマスコミや政治家達がいたから安倍総理は苦労してる。40年、何もしなかったあなた達の総理批判は卑怯」
横田拓也「国会は与野党の壁なく行動し、マスコミもイデオロギー関係なく拉致問題を我がことして取上げてほしい」報道の自由で肝心な部分は報じないマスコミ pic.twitter.com/xOMSyOdFvV
— Dappi (@dappi2019) June 9, 2020
安倍父子として、1988年から、この問題に取り組みだしていたことも、今回知った。
そして、このような記者会見の発言を聞いて、多くの政治家や、メディアの対応が、あまりに遅すぎたことも、ここまで解決を困難にしてしまった原因の一つなのかなと感じた。
日本人の人権を揺るがす大問題なのに、自分も無関心な部類だったからね。
核開発問題ばかりではなく、これからはワールドメイトでも祈ることしかできないけど、真剣に拉致問題の解決を願いたいと思う。