武道館ライブのことも、気持ちが熱いうちに書いとかないといけない。
マイケル・ボルトン、ピーター・セテラと奇跡のコラボを実現させて、あんな夢のようなライブを観る機会をもらったんだからね。
ホントに一人一人の力量やスター性が、圧倒的に輝いて、眩いばかりの魅力を放ち、観る人を興奮と熱狂で包んだ。
単なる熱狂というのではなく、長年培ってきた実力とキャリアと人間性がにじみ出たところからくる、熱狂的ライブだったと思う。
歌のレベルも完成度も想像を超えて高すぎた。当然マイケル・ボルトンとピーター・セテラはグラミー賞歌手だし、歌唱レベルは半端じゃない。
それにもってきて声も良いし、渋いし、曲そのものがまた素晴らしい曲ばかりだから、文句のつけようが無い。
バックを支えるバンドの人たちも上手いし、二人がそれぞれ連れてきていた女性ボーカリストもレベルが高いし味があってスゴくよかった。
しかし、その二人のグラミー賞歌手に勝るとも劣らない深見東州先生は、やっぱり「神」レベルだったといえるかも。
最初に登場されたけど、はじめはステージ脇の二つの大画面に、京劇やオペラや能楽やいろいろな深見先生の過去の舞台芸術のハイライトが映し出されていた。
それだけでかなり高揚してしまうほどの映像だったけど、いきなりそこから「ルパン世のテーマ曲」で登場された。
しかも真っ赤なタキシードで。かっこいい。
最初から総立ち状態で、ペンライトをみんな振りまくっていた。
続いては「残酷な天使のテーゼ」で、これまた熱狂的に盛り上がって、早くも、ハイテンションに達した。
そこから一転してヘラクレスのテーマの「Go The Distance」で、ちょっと落ち着く。
さらに、いろいろな階層の人に聴いてもらわないといけないのでと言われて、懐かしの名曲、ミュージカルのスタンダードを三曲連続で、じっくりと歌い込まれる。
この辺りの曲は、深見先生の十八番だ。いつにも増して、心にジーンと染みて来るものがある。
そのあとは、さらに日本歌曲となり、童謡、演歌、歌謡曲を歌われたけど、やはり日本の曲は板についていて、オリジナル以上に印象的に味わい深く歌われる。
そしていよいよクライマックスになっていくと、名古屋でジミー・ジェイソンと共演されたとき、「アイ・オブ・ザ・タイガー」に対抗して歌ったと言われる「タイガーマスクのテーマ」を武道館でも再び披露された。
そして感動的でありきたりでない「My Way」へと。
最後は、深見先生のオリジナル曲の「恋いに狂って支離滅裂」。まるでディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウオーター」ばりのヘヴィメタナンバーだ。
ということで全12曲。深見東州先生にしては少なすぎるかもしれないけどね。
あらゆる年代の人に配慮された結果、あらゆるジャンルを網羅する奇跡のボーダレス歌手としての実力と存在感を、大観衆の前で示された形になった。
まさに歌の「神」の降臨の、最高のステージだったと思う。
ということで、ピーター・セテラとマイケル・ボルトンについては、またの機会に書こうかな。
それから今日は中野で、深見先生と世界的なオペラ歌手による共演で、「東京国際コンサート」が開催される。
おそらく今日は声楽のプロとして、はバリトンの魅力を存分に発揮されるのだろう。
ホントはこちらが専門だからね。七カ国語か、八カ国語か忘れたけど、世界の歌をその国の言語で歌いこなすのは、世界的なオペラ歌手でも、そうはいないよね。