H7N9型の鳥インフルエンザウイルスが、なかなか沈静化しない。
それどころかヒトへの感染が相次いでいる中国では、昨日感染確認が100人を超えた。死者も20人になっている。
3年くらい前、H5N1型の強毒性鳥インフルエンザヴィールスによるパンデミックの危険性について、多くの専門家が警鐘を鳴らしていた。
ワールドメイトでも、そのことをずいぶんと懸念していた。
今回のH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは、それにくらべると危険なタイプではないと思われていたので、あまり心配していなかったけどね。
中国の対応も、以前よりは早いと見られていたから。
ところが致死率は高いし、なかなか治まる気配がない。
このままでは、パンデミックになる可能性もあるということだった。
日本の国立感染症研究所が、「人への適応性を高めており、パンデミック=世界的な大流行を起こす可能性は否定できない」とする初めての評価結果をまとめたそうだ。
それによれば、現時点で、人から人への感染は確認されていないものの、人への適応性を高めていることは明らかだとしている。
このウイルスは人間の喉や鼻に感染しやすく変化している可能性があり、症状が現れない鶏や野鳥、豚に広がって人への感染源になっている疑いがあるとのことだ。
さらに中国保健当局の幹部が、H7N9型の鳥インフルエンザウィルスについて、限定的な形で人から人への感染が可能であると証言したそうだ。
ひとつは上海の家族のケースで、人から人へのウィルス感染の可能性が危惧されていたものが存在していたらしい。
もうひとつは87歳の最初に認定された患者の1人が治療を受けている間、二人の息子が入院し、上海の保健当局は長男を陽性と認定、次男は父親と同日に死亡したという例があったそうだ。
この2つの家族のケースに関して、中国防疫センターの保健緊急センター理事フェン・ジジャン氏は、「現在のところ、H7N9型が、人から人への感染が限定された形で可能であることは否定できない」と述べ、人から人への感染に関する中国当局の、初めての容認発言になった。
さらにまた、中国在住のワクチン専門家からも、「 SARSの致死率は11%。今のところH7N9型の方が高く、ウィルスは急速な突然変異を遂げ、伝染力を高める可能性がある。突然、危険な状態で発生する可能性を危惧している」というように、国内からも警戒した発言が出ている。
約10年前に流行したサーズのときも、やはり中国が発生源だった。
2002年11月から2003年7月に制圧宣言が出されるまで、推定値で8000人以上が感染し、うち800人近くの人が世界で死亡したとされている。
世界的に旅行する人が激減し、北京では戒厳令が出される噂もあったほどの、恐ろしい感染症だった。
その流行の最中に行われたワールドメイトのGW神業で、あと3ヶ月で収束すると言われ、たしかにそのとおりに沈静化していた。
今回もちょうどワールドメイトのGW神業が始まるタイミングだけどね。
H7N9型の鳥インフルエンザがこれ以上拡がらず、沈静化するようにしっかりと祈ろうかな。