前回は、お話が深見東州先生の個展のことから、まったく違う方向へ行ってしまった。
本当は、深見先生の絵画の個展の感想を書こうと思っていたのに。
といっても深見先生の絵は、普通に批評できるような絵ではないから、「すごい」という意外に、なんと言えば良いのかうまく表現する言葉が出て来ないけどね。
あえて言うなら「普通じゃないものすごい絵」「だれも真似できないような絵」「いまだかつて、見たことがないような絵」とでもいったらよいのかな・・。
あれっ、全部同じような意味かもしれない笑
けど、それぐらい独創的で、個性的な絵が多いということを言いたい。
ここ数年は、特に、そうなっていると思えるから。
でもなかには、ぴちっと、まるで写真かと思うような、生き写しの絵画を描かれることもある。
そういう絵画は、自分のような人間が見ても、素晴らしい技術で書かれているなと、ある意味わかりやすいけどね。
でもそういう絵画は少なくて、たとえば風景画を描かれていても、ありきたりな風景描写にはならないからね。
小手先のテクニックで描かれるのではなく、全身全霊で、ほとばしる魂で描いたような迫力のある絵も多かった。
と思ったら、見ただけで楽しくなって、あたたかいものが伝わってくる絵もあった。
あるいは、スカ〜とするような、もやもやしたものを吹き飛ばしてくれるような絵もあるけどね。
絵の色彩や構図を見るというよりも、絵からにじみ出てくる何かを感じているのかもしれない。
もちろん絵そのものもすばらしい。色づかいや組み合わせなんかは、すごく斬新だし美しいなと思う。
そもそも自分たちとは、見えている世界が違うのかなと、思わず唸ってしまうものが多い。
実際に、そうなのかもしれないけどね笑。
絵でも音楽でも、極めた人は普通の人とはちがう世界の情景が見えたり、普通の人には聞こえないメロディを聴いていたり、そんな感じなのかもしれないよね。
とても、どうのこうのと感想を言えるような気がしないから、ぜひ、実物を見にいくことをおすすめするしかないけどね。
直筆の絵を生で見るのが一番わかると思うから。
といっても、今年の個展は終わってしまったけどね笑。
また来年の今頃、きっとあると思うから。それまで待つしかないのかな。
TOSYUアートギャラリーにいけば、実物か、リトグラフ(版画)を見ることができるかもしれないけど。