中国における反日デモが、ようやく沈静化しつつある。
ある意味、今年一番の緊迫した事件だったように思う。
しかしデモは治まっても、中国の「反日」感情が解決したわけではないからね。
これから先も、何かあるたびに形を変えて反日感情は続いていくのだろう。
日本にすれば尖閣諸島の国有化という、あたりまえのことをしただけなのに、あそこまで中国国民が激しく反応するとはほとんどの人が思ってなかったように思う。
そこには中国政府の思惑や計算も働いているだろうけど、社会に対する不満もたまっていたのかもしれないけど、多くの中国人がいまだに反日感情をたぎらせていることが事実で、そのことにショックを受けた。
ただし今回のような、愛国精神であれば何をやっても許されるという「愛国無罪」と言う名の破壊・略奪行為だけは、さすがに否定する中国人も多かったそうだ。
そういう冷静な中国人もたくさんいたことは、わずかな救いだったかも。
それでも「愛国無罪」が「愛国理性」に変わっただけであり、本質的なところは変わってないわけだから、日中間のしこりの解決にはほど遠いけどね。
今のところ、そういう部分を政治・外交で解決するメドもたってないし、良い知恵も湧いて来そうにない。
なにしろ相手は、自分の国の利益だけを最優先してくる国家だから、手のほどこしようが無いともいえる。
さらに国民に客観的な事実を教えないところだから、国民が正しい判断に基づいた行動をとれなくなることは、これからも予想されるよね。
そして今後、そういう声の中から、日本に対する好戦的な感情論だけが爆発すれば、政府もきわめて危険な行動に出てくるかもしれない。
しかし戦前のような、お互いが武力で解決するような時代にはけっして戻りたくない。
平和的な解決を望む人が圧倒的に多い時代になり、戦争だけは避けたいというのが日本人の心情だと思う。
これは意気地がないとか、そういう次元のものではなく、もともと日本人のなかにある平和な心根からくるものだと思うし。
では平和の心を堅持しつつ、現実的にどのような形でこの先中国と付き合っていけば良いのだろうか?
今のところ、だれも明確な答えは持っていないような気がする。
それにしても自国の利益最優先というのは、つきつめると中国に限らず、ロシアも北朝鮮も韓国もそうだろうし、アメリカやドイツだってその傾向がある。
ある程度の大国といわれるような国の中では、戦後において、日本だけがあまり強く国家の利益を主張して来なかったように思える。
にもかかわらず、上手にアメリカの庇護のもとで経済を急速に繁栄させることができた。いろいろなことを言われながらも、このような秩序ある、世界一治安の良い国にすることができた。
これは時々の日本の政治家や官僚のおかげでもあり、企業家と勤勉な国民のおかげでもあるけど、個人的には戦争で亡くなった人や、明治維新で国づくりをした人や、そういう先祖のおかげでもあり、さらにその大先祖である日本の神様のおかげだと思っているけどね。
ワールドメイトに入会して、ますます日本は神様の守護される国だと確信しているけど、ずっと以前からそう感じていたから。
だから最初にあげたような、いろいろ複雑で解決不可能に思える国際問題も、その原点を忘れずに正しく向かえば、時間はかかってもやがて解決するに違いないと思っている。
ワールドメイトでは神祭りを正しく行い、その伝統を大事にされているけど、そういう敬神の念を忘れずにいけば日本は大丈夫だと信じているけどね。
もちろん人としてできる限りの努力は必要だけどね。でもそこを大事にすることで、努力もツボにはまり成果が出ると思えるからね。そして国家の運も強くなると思うし。
ところで、もし政治外交以外で、民間でできることがあるとすれば、ワールドメイトで深見東州先生がされているような世界的な福祉活動が良いと思う。
あるいはワールドメイト以外の公益団体でされている、文化・芸術、スポーツ、学術的な交流や支援などが、世界の平和に大きく貢献できると思う。
そういう草の根的な民間の交流を通して、日本人の良いところを多くの外国人が認めて、感謝と敬愛の気持ちを抱いてくれるようになっているしね。日本全体へのプラスの印象にもなっていると思う。
そういうものをしていくことで、やがて日本人と仲良くようと言う意識が形成されていくと思うけどね。
そういう気持ちが醸成されていけば、国家同士間に政治的な問題があっても、けっして争いにまで発展することは無いと思う。
そういう意味で、ワールドメイトの深見東州先生がされている活動は、全てが日本にとってプラスになっていることばかりだよね。日本への理解者もどんどん増えているのが何よりの証明だから。
これから先、優秀で素晴らしい人材が深見東州先生の活動に刺激を受けて、深見東州先生の世界的な公益活動に続いてほしいと願っている。
日本と世界の平和のためにもね。