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先祖供養はどこまですればいい?

ワールドメイトでは、今日から恒例のお盆の先祖法要が行われる。

先祖供養の意義については前々回に書いたけど、年に一回のお盆の時だけでも、ちゃんとやるのとやらないのでは、日本人の場合大きな違いになると思う。

 

日本には昔から先祖をお迎えする風習があり、それをやらなければ、ご先祖さんもがっかりしてしまうだろう。

もしこれが単身赴任者で、せっかく、年に一度の帰郷を許された時に、だれも家族が迎えにも来ることもなく、しかも家にも誰もいなくて留守だったら、すごく寂しい気分になるだろうし、せっかくお土産を持ってきたのにあげる気も失せてしまうだろう。

ご先祖さんも、目に見えない昔の人というだけで、これと似たようなものだと思う。

 

とはいえ、都会に人が流れ、核家族になるにつれ、そういう風習がやりくくなったのはわかる気がする。でも、ご先祖さんは昔の人だから、そこまでこちらの事情を理解してはくれないだろう。

 

そういう意味では、実家に帰ることができなかったり、家で法要ができないときでも、ワールドメイトでしっかり法要ができるので、よく考えるとありがたいことだと思った。

しかもこの法要を真心こめてやった時には、何か必ず良い事を経験するワールドメイト会員がとても多い。

そんなとき、先祖の守護を一層身近に感じる機会にもなる。

 

ところで、ワールドメイトの会員の中にも、先祖に直系先祖と傍系先祖があることが、よく分かってない人がいた。

単純に自分の父母、父母の両親(祖父母)、祖父母の両親(曾祖父母)、曾祖父母の両親(高祖父母)・・・というように、親子関係で結ばれている血筋の系統を直系という。

 

もちろん父の両親(父方)の家系だけではなく、母の両親(母方)の家系も直系になる。名字は違うだろうけどね。

 

それに対して、父方でも母方でも、両親からそのまた両親へと直系先祖をさかのぼる中で、その両親の兄弟姉妹、および自分の兄弟姉妹たちを傍系という。

もちろん、その兄弟たちの配偶者や、あるいはその子どもたちも傍系になる。

 

また、逆にいうと、自分から見て傍系にあたるそれら兄弟から見ると、今度は自分が傍系にあたる。

 

図に示すと、以下のような感じだ。

 

 

これは直系の先祖のみを、6代前まで遡った図だ。この時点で直系先祖が126人になる計算だ。こんなに多くの直系先祖がいてくれたおかげで、その末裔として自分が存在するわけだから、先祖の人たちの法要をするのは当然だという気になる。

 

そして次の図は、父母を一つの単位として扱ってるので、傍系先祖の概念を理解するのに役に立つ。

これを見れば、傍系の先祖というのは、血脈は自分の直系と同じものが流れていても、自分の出生には関係していないことが理解できる。だからワールドメイトで、直系を傍系よりも手厚く供養することを勧められるのもよく理解できると思う。

もちろん傍系の先祖でも、しっかりと守護してくれているような先祖もいるだろうし、元は同じ直系血族の一人から別れたもの同士だから、けっしてないがしろにしてよいという意味ではないけど。

 

 

一般に先祖供養というと、まず自分の父系の先祖になると思うけど、でも昔から、母系の先祖たちも大事にする人が多い。

 

女性で他家に嫁いだ場合は、まずは嫁ぎ先の主人の父方先祖、そして母方先祖、さらに実家の父方、母方の先祖と、なかなか忙しいよね。

まあ、優先順位は嫁ぎ先になるけど、実家にトラブルが多い場合などは、実家の先祖供養が大事になるかもしれない。

 

男性に配偶者がいる場合も同じ理屈で、配偶者の父方、母方の供養も忘れない方がいい。

配偶者の血族(姻族)とは、血はつながっていないものの、配偶者と自分自身は一心同体のような関係と思ってよく、そうなれば、配偶者側の先祖の影響も受けることになるのだから。

民法上でも、配偶者の血族(姻族)は、3親等以内が親族として定められている。

 

仮に直系先祖に限れば、民法上の親族の定義は別にして、先祖を遡るにつれて倍々で増えていくことが最初の図からもわかる。もし配偶者ができれば、その時から、姻族の直系先祖も同じように自分の直系先祖に加わることになる。

それでも直系先祖だけだと、まだそれほど数は多くないけど、傍系先祖まで含めると半端じゃない、ものすごい数になってくる。

なにしろ昔は兄弟姉妹が多かったし、その兄弟姉妹が結婚すると、そこからたくさんの子供が生まれる。そしてその子供から、さらにまた子供が生まれていくわけだから膨大な数になってしまう。

 

自分の例でいくと、両親の兄弟(叔父叔母)だけで10人いて、それぞれ配偶者がいるから20人になり、その子供(いとこ)になると40人を超えていた。ということは祖父祖母の代から下だけで、直系親族6人に対し、わかっているだけでも傍系の親族が60人を超えている。約10倍。

もし、祖父祖母の兄弟(伯叔祖父母)やその子供、さらにその子供(はとこ)まで含めたら、さらに自分の兄弟の配偶者、および子供(甥姪)も親族になるから、(現存する)親族数は、普通に長生きしていると仮定すれば、おそらく250人〜300人くらいはいるだろう。そして、民法で定められた範囲内でもっときっちり探せば、さらに多くの傍系の親族が、現時点で存在しているはずだ。

 

ただし、ワールドメイトでいうところの先祖供養というのは、その民法の枠に縛られることはないし、巷でいう先祖供養にしても、おそらくもっと遡って何百年も前の、十代二十代前の先祖を供養するケースがあると思う。

ここではとりあえず傍系まで含めると、ものすごい途方も無い数の先祖が存在することだけ理解できればいいと思う。

 

それにしても傍系先祖の中でも、たとえば祖父母の兄弟とかなら、まだ血が濃い気がするけども、8代前に遡った直系先祖の妹の娘とか、そこまでなってくると血のつながりもかなり薄くなる気がする。そういう場合でも供養が必要なのかな?

でも、仮にその人以降に子供が生まれなかったりすると、そこでその傍系は断絶するから、そうなると供養する人もいなくて困っているかもしれない。

 

あるいは同じ直系先祖でも、代々長男が家督を継いできたような家柄に生まれてきたら、その〇〇家の先祖の影響が強くなるかもしれないけど、そういう家系でないなら、たとえば自分の母の母親の、さらにその母親の家系とか、おそらく〇〇家という家名すらわからない家系から強い影響を受けていることもあるかもしれない。

 

そもそも実際の家系図になってくると、現実はもっともっと複雑なはずで、たとえば昔の殿様とか身分の高い人には正室だけでなく側室もあり、したがって兄弟も異母兄弟が多かったりする。

あるいは最近は離婚が多いけど、母親が離婚してそのあと違う人と結婚したりすることもある。基本的に配偶者と離婚すれば、自分自身は配偶者の血族(姻族)との関係はなくなる。また実際に霊的にも影響を受けなくなるようだ。

 

しかし離婚する前に二人の間に子供ができていれば、その子供にとっては両親が離婚しても、血のつながった直系という事実は消えないわけだから。

その上で、親が再婚したら新しい親の家に入ったりするから少し複雑だ。

 

あるいは、何かの事情で別な家に引き取られて育てられたとか、子供を産んだけど認知されないままとか、養子縁組とか、いろいろなケースがあるから、現実はかなり複雑な家系になっていることが多い。

現実の家系もそのように複雑な場合が多いけど、それにあわせて霊界でもいろいろなケースが考えられると思う。

そういうケースの場合に、どのように考えたら良いかという原則は、ワールドメイトでもある程度聞いてはいる。

それでも例外的なケースが出てくるかもしれないし、ましてや想像できないようなケースだって、霊界ではたくさん存在していてもあたりまえかもしれないよね。

そういうことから言うと、どこまで供養すればいいのかとか、どれくらいのところまで供養してもらえるのかなどは、あまり厳密に難しく考えないほうが良いのかもしれない。

難しく考えても、個別に答えは違うだろうから、完全にわかるのは難しいと思う。

神様や仏様に感謝しおまかせするつもりで、より多くの先祖が救われることを願い、自分にできる範囲で精一杯真心込めてやればいいと思う。

 

そういう意味でワールドメイトの先祖法要は、 現実の霊界の実情をふまえた上で、神様や仏様があまねく供養をして下さるからとても安心だ。

また、実家や先祖のことがよくわからなくなってる場合や、いろいろな事情でお盆の先祖供養ができなくて心配していた人にとっても、すごくありがたい供養になっていると思う。

 

 

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