今回は、ワールドメイトでも行ったことがある伊吹山を紹介。ここも素晴らしい神います山だと知った。
伊吹山の標高は1377メートルと決して高い山ではないけど、知名度は高い山だよね。やっぱり、ヤマトタケルの神話が有名だからかな。
伊吹山は古来から神山霊山として信仰の対象になっていたそうだ。
比叡山や金峰山、葛城山などと近畿の七高山の一つにも数えられ、白山を開いた泰澄上人や役小角も来ていたらしい。中世期には修験道の山として栄えていたそうだ。
そして調べて見ると、信仰の山としてだけではなく、植物の種類がとても多いことでも有名だった。特に薬草の宝庫として昔から重宝されていた。
山としては大きくないのに、日本で二番目に植物の種類が多い理由としては、3億年前までは海底火山だったらしく、その後サンゴ礁が形成され石灰質の地層が広く含まれているので、石灰岩地を好む植物がたくさん生育しているそうだ。
そして気候にも特徴があり、年間通して湿度が非常に高いのと、冬は日本海側からの冷たい空気の流入があり、夏も涼しいけど、冬は豪雪になるそうだ。
意外にも、11メートル82センチという積雪の世界記録と、1日に降った最大積雪の世界記録230センチを持つ豪雪の山だった。山頂の平均気温は稚内と同じ6.1℃というから、それで納得。
そのため高山性の植物も生育できる環境があり、日本海や北方に生息する植物もとても多いそうだ。
山頂付近は草原になっていてお花畑になっている。
織田信長の時代には、ポルトガルの宣教師の希望で伊吹山にハーブガーデンを作ったそうで、それでヨーロッパ原産の雑草まで生育しているようだ。
針葉樹と広葉樹が山麓に群生していて、秋になると紅葉も綺麗。
そんな伊吹山は、独立峰に近いため、山頂からはパノラマ的に絶景が堪能できるそうだ。
晴れていれば、遠くに白山まで見える。
そして琵琶湖方面を見ると、これも絶景。
東からの日の出の景色も美しい
逆に彦根や長浜から見ると、こんな感じで、見る位置によってかなり山の景色が違った感じになる。
湖北から見る伊吹山もとても綺麗だよね。
岐阜方面からは、伊吹山ドライブウェイが開通しているので、9合目までは車でいけるそうだ。登ったことはないけど。
まぁ、関ヶ原の合戦地跡方面から登るルートになるので、ワールドメイト会員的にはあまり行きたいルートではないんだけど。
ただ、とても便利で、途中の眺めもとても良いそうだ。
そもそもこの伊吹山の近くでは、姉川の戦いとか、賤ヶ岳の戦いとか、関ヶ原以外にも激しい合戦が行われてきた歴史があるけどね。それだけ、この付近は地理的にも重要だったんだろう。
琵琶湖の対岸、西の方面の山から見ると、琵琶湖や竹生島の背後に伊吹山が見える。琵琶湖と伊吹山は近いよね。
琵琶湖のワールドメイトの敷地からも、こんな感じで見えると思う。
最後は上空から見た伊吹山。茶店みたいな休憩所がいくつか見える。
それから、ほぼ日本の真ん中に位置するからかな、この辺りから、東西の文化的にも、食べ物の味や嗜好など変わる境目になっているらしい。