北海道にはパワースポットがたくさんある。
これまでワールドメイトで聞いたものから、いくつか紹介してきたけど、まだまだ知らない素晴らしいところがあるとは思っていたけどね。
登別もそんな一つになる。
登別といえば、すぐに登別温泉が思い浮かぶけどね。
ここは泉質が10種類もあり、温泉のデパートなんて言われるほど、多様な温泉郷になるそうだ。
温泉郷に入ると、独特の硫黄の匂いがするらしい。
古くはアイヌの人たちの湯治場として、「病を癒す力」を持つと信じられ、「奇跡の湯」として崇められていたようだ。
温泉街としては、明治時代に入ってから発展し、有名になってきたらしい。
北海道の寒くて厳しい環境の場所だけに、ここまで築き上げるのも大変だったろうね。
今や日本を代表する温泉街の一つになったけど。
ユニークなのは、温泉街のいたるところに鬼の像があることかな。
鬼のお祭りも行われているけど、鬼はこのあと紹介する地獄谷に由来するんだろうね。
ワールドメイトで聞いた話では、鬼には別な意味もあるんだけど。
登別では温泉を楽しむのはもちろんだけど、近くに地獄谷とか大湯沼とか、見どころがたくさんある。
中でも地獄谷は、こんな景観が日本にあるなんて、北海道が自然の宝庫だということを改めて思い知るよね。
1万年前の日和山噴火で生まれた直径450メートルに及ぶ爆裂火口跡になる。
谷に沿って、たくさんの噴気孔や湧出口があるのがわかるよね。
泡を立てて煮えたぎる景色から、鬼の棲む地獄のようだということで、地獄谷の名前の由来になったようだ。
ここを源泉とする湯量は1日に1万トンと言われ、80度ほどあり、登別温泉の主要な供給源になっている。
夜はライトアップされるそうで、とても幻想的な雰囲気になるよね。
また、四季折々、景観も美しく変わるし、どの季節でも絶景だよね。
この地獄谷周辺は、天然記念物登別原始林に指定される貴重な森となっているそうだ。
途中には鉄泉池という間欠泉もある。こぷりだけど。
地獄谷の近くには、やはり日和山の水蒸気爆発によって形成された大湯沼という爆裂火口跡がある。
この瓢箪のような形をした沼は、深さ22メートルほどあり、130度の硫黄泉が底から湧き出ている。
何とも神秘的な、美しい沼だよね。
湖面からは霧ではなく、湯気が立ち上る。
湖畔にたたずむ日和山は、標高は377mと低い山だけど、今でも噴煙をあげている活火山になるそうだ。
ゴツゴツとした岩肌は迫力があるよね。何だか日本とは思えないような。
さらに奥に行くと、奥の湯という沼もある。
表面温度は75℃~85℃もあり、硫黄泉が激しく噴出しているらしい。
まるで綺麗な天然温泉に見えるけど、うっかり入ると茹で上がってしまうどころじゃないよね。
ちなみに10月中ばから11月に登別を訪れると、とっても美しい紅葉が見れそう。
最後は温泉街からは東に位置する倶多楽湖を紹介。
登別ではなく白老町になるけどね。
この湖は直径3㎞、周囲約8㎞ほどの湖だけど、日本一、まんまるな姿が特徴的な、とっても美しい湖になる。
4万年前ごろまでの、倶多楽火山の活動でできたと言われるカルデラ湖になるけどね。
水質が抜群に良くて、透明度も摩周湖とならんで国内トップクラスになるそうだ。水深20m以上見通せるらしい。
出入する川がないのも特徴だよね。
周囲はすっぽりと、標高500メートル前後の外輪山に囲まれているけど、湖畔まで降りていくこともできるし、釣りやカヤックを楽しむ人もいるみたい。
アイヌ語「クッタル・ウシ・トー」(イタドリが群生する湖)が、倶多楽湖(クッタラコ)という名前の由来になるそうだ。
アイヌの人々にとっては聖なる湖であり、神や精霊たちが棲む、神秘の湖になるよね。
ここもまた、四季折々に変化する景色が素晴らしいよね。
水深は最高147メートルと、わりと深い。
冬の間は全面氷結することも。
幸いここは支笏洞爺国立公園の中でも特別地域に指定されているため、開発は制限されているそうだ。
このまま大自然の美しさをいつまでも保ち続けてほしいよね。