2015年9月の世界の平均気温は、平年(1981〜2010年)より0.50度高かったそうだ。
これは、1891年の統計開始以来、最も高い値でもあるそうだ。
また、世界の月別の平均気温は、昨年9月以降の1年間で見ると、2014年9・10・12月、2015年1・3・5・6・7・8・9月と過去最高を記録している。
特に今年5月からは5か月連続で過去最高値となり、1月3月と合わせて、9ヶ月のうち、7ヶ月が最高値を更新したことになる。
あと3ヶ月残してはいるけど、間違いなく過去に類のないほど気温の高い年になってしまいそうだ。
ただし日本だけで見ると、5月は過去最高値だったけど、あとは違うそうなので、海外の方がより暑くなっているといえそうだ。
高温の原因として、ゴジラ・エルニーニョのせいもあるけどね。
それにしてもこの気温の急上昇からは、抜本的な対策に待ったなしというのを感じる。
それで、知ってる人は多いけど、今世紀になってからおよそ10年程度くらい気温の上昇がなかったと言われている。とくに、南半球ではそれが顕著だった。
それらの理由は一部のワールドメイト会員はわかっているけど、巷では、それがために地球温暖化は嘘だという人もたくさんいる。
それも困ったものだけどね。問題は、すでに手遅れになってないのかどうかであって、それを心配するワールドメイト会員は多い。
仮に、今すぐに各国が極端な削減策を実行しても、気温は上がり続けるという科学者もいる。
また、そもそも温室効果ガスの削減が、そこまでできないだろうと現実的に見る専門家もいる。
今の現状を見るかぎりだと、あながちそれも否定できないよね。
ワールドメイトでは特に2003年から2008年くらいにかけて、温暖化がすすまないよう祈り続けてきたけど、10年程度温暖化を先伸ばしするのがせいぜいのようだ。
そういう意味では、だいだい10年程度気温が上がらなかったという事実は、ワールドメイトで言われていた通りになっている気がする。
地球温暖化については、本当はもっと複雑なようで、温暖化で南極の氷が溶けていくと、塩分濃度の関係から海流に影響が出ることもあるようだ。
それをもとにした映画が、2004年に公開された『デイ・アフター・トゥモロー』になる。
これは、たいしたキャストも出ていないのに、メガヒットを記録した映画で、そういう映画は何かをキャッチしている場合があるそうだ。
映画の理論の具体的な検証はしないけど、とにかく、南極の氷が溶けて海流に変化が起きたために氷河期になるという設定だったと思う。
その映画のようには極端に変わらなくても、映画で言っているような理屈によって、氷河期がくるという学者もいるそうだ。
ということで温暖化になると、一方では氷河期になってしまうという、なんとも複雑な気象大異変が将来におこる可能性もあるわけだよね。
本当にそうなったら、洪水と寒さからくる食糧難が心配になる。
日本は、これから暑さに強い作物を作ろうとしているんだけど。
去年の1月にニューヨークを襲った本物の寒波が、まるでデイ・アフター・トゥモローのようだと言われていた。