今年はもうコロナに始まり、コロナに終わる年になってしまったけどね。でもそのおかげで、いろいろと今まで気がつかなかったことにも、ずいぶん気がつくことができた。
日本が感染症に対しては、かなり脆弱な体勢だったことにも気がついた。
これは今後、コロナよりももっと怖い感染症が流行る時があるだろうから、それに備えて日本の医療体制や感染症対策など、様々なものが変わるためのものだったと思うことにした。
ワールドメイトは、深見東州先生が積極的な対策を施されてきたので、幸い大きな問題はおきていないけどね。
オンラインの神事が行われるなど、今までにない画期的なやり方も生まれ、そこまで大きな影響を受けずに乗り切っているように思う。
でも、医療機関をはじめ、いくつかの業界は本当に大変なことになっているなと、つくづく感じた1年だった。早く収まってくれるといいけどね。
ただ、ここにきて第3波になると思うけど、メディアの報道も少し煽りすぎじゃないかなと感じることも多い。
第1波の時は、まだよくわからないことだらけだったので、仕方がないと思うし注意しすぎくらいでよかった面もあるけどね。
第2波は7月下旬をピークにだんだん落ち着くかと思いきや、11月からまた感染者が増えてきた。
それで、メディアや国会でもGoToトラベルの可否が連日取り沙汰されている。
GoToトラベルのやり方に改善の余地はあるとは思うけど、7月から始まっているわけだからね。
ここにきての感染増加の元凶になっていると主張するメディアや政治家もいるけど、本当にそうなのかなと疑問が湧いてしまう。
イタリアやフランスなど、欧州での再拡大の要因には、夏季のバカンスの影響があると言われていて、それもあって、日本でもそうだと思う人も多いようだ。
でも第1波の頃から、欧州と日本とでは規模においてもそうだけど、かなり違う動きをしてきたわけで、そのことを覚えている人なら、その意見には真実味を感じないけどね。
そもそも欧州も米国も、あれだけ感染者が多い今でも、マスクをしないで大声で話したり、手をまめに洗わない人もかなりいるようだから。
欧米のやり方はあまり参考にならないと思うけど、フランスは1日の感染者が4万人を超え再び大規模なロックダウンに踏み切ったけどね。
ただ1日の感染者が5000人を下回れば、ロックダウンを解除し、夜間を除いて外出が自由となり、映画館や劇場などもオープンするらしい。それでも緩和に関しては慎重と言われているそうだ。
だから今の日本の現状だったら、心配しなくてもいいとは全く思わないけど、それにしても少し偏った報道も目につく。
医療現場の人が規制を求めるのはまだ理解できるけどね。メディアの報道に煽られている人たちは、他国の数値や、現在の日本の状況のデーターをよく見てないのかな。
【COVID-19:グローバルトラッカー】世界における新型コロナウイルスの感染状況・グラフ・地図 https://t.co/RdQMGENMZJ
— ロイター (@ReutersJapan) September 17, 2020
ちなみに、欧州の主要国では、日本のような夏場の第2波みたいなものはなく、第2波は9月以降からと言えるけど、第1波と比べると1日の感染者数はざっと5倍くらいに増えている。
それで、夏場のバカンスではしゃぎすぎたのが原因とか言われているんだろうけど。
その代わり、死亡者数は今のところ第1波の半数か同程度になっている。ざっと、5分の1から10分の1くらいの致死率に下がっている印象だった。
日本でも、最近は重傷者の入院滞在期間が大幅に減少し、亡くなる方も70代以上では5%以上だったと思うけど、それ以下の年齢では、0.6か7程度になっていると、医療機関の専門家がテレビで言っていた。
重症化率も、4月までは9・8%だったけど、6月~8月は1・6%に減り、ただ70歳以上になると30代の50倍近くなるので、高齢者はかなりの注意が必要になるかと。
70代のコロナ重症化率は30代の47倍 厚労省まとめ
高齢者ほど症状が重くなりやすく、90歳以上の重症化率は30代の78倍と高くなっている#新型コロナウイルス
東京新聞 TOKYO Web https://t.co/Z3Ejp7zrbC
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) October 28, 2020
野党も左派系のメディアも、コロナ対策を政府への攻撃材料に使いたい気持ちはわかるけどね。
もう少し経済とコロナ対策との兼ね合いを親身に論じてもらいたいなと思うことがある。
医療や専門家の意見を尊重しつつも、経済の停滞で困窮する人たちのこともよく考え、日本独自の判断で進めていけばいいと思っている。
いろんな意見が出るし、考えが割れるから政府の対策も難しいだろうけどね。
意見は言うとしても、最後は信頼しないと、いたずらに混乱を招くような気がする。
まぁ、これまで多少後手後手になってる感じもあったけど、海外系のメディアでは、こんな基準で評価するところもあるんだなと、少し面白い記事を見つけたので最後に紹介。
コロナ対応、日本より韓国や中国を見習えとの声が一部でまだ根強いが、ブルームバーグの各国評価で日本は2位(1位NZ、3位台湾)。もちろん日本の対応、問題もあるし、ファクターXの部分に支えられた偶発要素も大きいが、少なくとも全否定される謂れはないな。https://t.co/Pya3UKwIaE
— 新田哲史 @サキシル編集長 (@TetsuNitta) November 26, 2020
この数値を見ると、改めて海外と日本の死亡者の割合が違うことに気がつく。これでも日本は、厚生労働省が、死亡時に感染検査陽性であれば「死因を問わず」全員を「 新型コロナ死亡者数」に計上して発表しているそうだ。
と言うことは、本当はさらに少なくなる可能性が大きいよね。超過死者数という考え方でも、海外に比べて日本はかなり低いと言われているし。
まぁ、それでも日本よりももっと死亡者が少ない国もあるけどね。その国よりも評価が高いのは、他の要因も加味されているからのようだ。
日本は、なんだかんだ言って、昨年よりも亡くなる人が減っているという事実があるよね。だからと言って、別に安心しているわけではないから。
トランプ大統領のコロナ対策で、唯一評価されているのが国内だけではなく、世界のワクチン開発への資金提供だったというのは初耳だったけどね。
ワールドメイト会員も、早くワクチンが打てるようになるよう願っているけど。