前回は占いと宇宙意識の関係、あるいは占いで運命を改善できるのはなぜかを、ワールドメイトで深見東州先生のお話を聞いて書いてきたけどね。
ただ宇宙意識の根源というのは、それだけではないそうだ。もっと大事なことを聞いたので書いてみたい。
ちょっと前置きの説明は長くなるけど。
儒教の宋学では、宇宙は気でできていると言う。
そして法則性にのっとって気が動き、山とか植物とか動物とか、いろんなものができるとした。
そのような理、法則があると言われている。これを理気二元論と言うそうだ。
その気の中には陰陽があり、そこから五行が出てくるわけだけど、陰陽五行説というものが古代中国にある。
ところで十干十二支は、十干が甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」という10個の要素があり、十二支は、子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥と言う12の干支になるよね。
十干は中国由来だけど、それと陰陽五行説がつながり、きのえ(甲)きのと(乙)が木の陽と陰、ひのえ(丙)ひのと(丁)が火の陽と陰、つちのえ(戊)つちのと(己)が土の陽と陰、かのえ(庚)かのと(辛)が金の陽と陰、みずのえ(壬)みずのと(癸)が水の陽と陰になる。
そしてやはり中国由来の十二支と合わさり、甲子(きのえね)、乙丑(きのとのうし)、丙寅(ひのえとら)・・という感じで、十干の「甲、丙、戊、庚、壬」と十二支の「子、寅、辰、午、申、戌」が組みわさって30通り、十干の「乙、丁、己、辛、癸」と十二支の「丑、卯、巳、未、酉、亥」が組み合わさって30通り、合計60通りの、60年で一回りする十干十二支があるわけだよね。
木火土金水の五行に、それぞれ陰陽があるから十干で、十二支は天干とも言うそうだけど、その天の法則を十の法則に当てはめたものになるそうだ。
ちなみに十干は地支とも言うそうだから、十干十二支のことを天干地支とも呼ぶそうだけど。
これらは、ネットで調べても出てくる基礎知識だけどね。
それから九宮(九星)からきたもので、子(ねずみ)の刻は23時から深夜1時になるけど、この時間帯は天の水気が動くので、寝ていると水気がみなぎり元気になるとか言われている。
同時に天からの閃きが来る時間帯とも言われているから、ワールドメイト的には重要な時間になるけど。
同じく丑(うし),寅(とら),卯(う)・・と全てに意味があるけど長くなるので省略するね。
九宮(九星)では、宮が動き、それによってその時期の方角の吉凶を見たり、いろんなことがわかったりする。
それらは、四柱推命とか、方位学、気学など、占いの基礎にもなっているけどね。
前置きが長くなったけど、これらは気は理を持って動く五行の働きになる。
理気二元論を超えるものではないよね。
しかし、ここからが大事なポイントだけど、法則を持って気が流れるという説は、まだまだ浅いそうだ。
というか理気二元論は間違いであり、宇宙には気と理と意、つまり神の意志もそこにあるそうだ。
この意がヤーべやゼウス、アマテラス大神とか、人格神となって出てくる。
そのように大宇宙の意識というのは、理・気・意の3つでできているのが正しいそうだ。
占いでは理・気だけをもって、さまざまなことを判断し、改善方法を考える。
でも本当はこの意が気を動かし理を動かすので、意が中心になるそうだ。
人間の中にも五行の気があり、理をもって体もできているわけだけど、意の部分も人の中の神性としてあるそうだ。
人の中の意識と大宇宙の意は繋がっていてやりとりができるから、それが信仰になり、神様との交流になるわけだよね。
宗教には教理経論や神学などがあり、信仰や神様の教えがあるわけだけど、別にそんな宗教がなかった太古の時代に、すでに人々は神々と親しく語り合い、交流していたそうだ。
古代の人たちは、ふつうにシャーマン的な人たちだったようだから。
星の働きを知ることができたり、だからホロスコープを体系づけることができたわけで、それが今に残っているわけだよね。
まぁ、深見東州先生も、本来そんな方なんだけど。それプラス現代的なセンスと知識と実力を併せ持っている珍しい方になるけどね。
本来は宗教を意識されてなかったかもしれないけど、人が集まってくると、宗教というものに自然とならざる得なかったのかもね。
ちなみに大宇宙の意識は、理・気・意の三つでできているけど、3つの顔を持っていて、真・善・美ですと言われていた。
真は科学、合理性の追求になるから、経営も含まれる。
美は芸術で、善は人間の善悪とは何かということで、宗教の世界、道徳とか倫理とかも含まれる。
真善美3つを偏りなく、バランスよくやることで、大宇宙の意識をより理解し、幸福にもなれるそうだ。
科学者にも宗教性があると、人類を不幸にするような方向にはいかないだろうし。
芸術がわからない宗教家に本当の神様がわかるのか疑問だよね。さらに合理性もないと、組織をよりよく改善することもできないから、信者さんを不幸にしてしまうかもしれないしね。
それで今回は何を言いたかったというと、占いは理と気だけだから限界があること。
占いでマイナスがわかって、改善ができなかったとしても、神様に一生懸命に祈ることで、命運が改まることがある。
太古の人たちは宗教はなくても、神様と仲良く、親しく交流していたわけだから神様に人間の意思が届いていたわけだからね。
そのように大宇宙の意を動かすことができたら、気と理に影響を与えて、運命も変わっていくそうだ。
そこが占いに足りないところであり、占いもいいけど、大宇宙には意があることを知って活用できないともったいないよね。