深見東州先生の著作に、スーパー開運シリーズという10冊がある。
このシリーズだけで620万部突破と書いてある。
なかでもダントツで一番なのが「強運」という本だ。
ワールドメイト会員でこの本を知らない人はいないと思うけど、30年前に初版が出ている。
なんでもタイトルの強運は、深見東州先生が考えたのでは無く、最初に出版した扶桑社の重役さんが、「開運」ではよくある言葉なので「強運」ではどうでしょうと言ってきそうだ。
善人でも悪人でも強運にはぜひともなりたいわけで、運が強いというその言葉には、善悪が関係無くふくまれている。
だから、いろいろな人がその言葉に惹かれてしまうようだ。
そして、強運の前に出版した日本文芸社刊の「神界からの神通力」が、とても評判になり売れたので、その実績で扶桑社から出すことができたと、強運力開発セミナーという本に書かれていた。
深見東州先生も、いまでこそ沢山の著作をだされているけど、30年前のデビューのときは、いろいろな苦労があったんだなと思った。
一般に、ベストセラーになる本は、60%くらい共感を呼ぶ内容が書かれているそうだ。
つまり多くの人が、かねがねそう思っていたんだという内容を文章にし、自分がこう言いたいと思うことを書けばいいものではないらしい。
ということは、これはいろいろなことにも応用できるわけで、人間のお付き合いでも、そういうことがいえそうだ。
もしデートなら、相手の好きな話題を話すことも大事だけど、そのなかで、相手の思っていることを半分以上言ってあげて、共感と共鳴を呼ぶようにするといいかもね。
相手が共鳴しないような自分の意見など、好き勝手なことばかり話していたら、失敗する可能性が大きいかな。
会社の取引先とのおつきあいでも、相手の喜ぶ話題を知っておくことが成功につながりやすいけど、やはり共鳴共感をしてもらえるように、相手が常々思っていることを知って、言えるようにならないといけないんだろうね。
そしてあとの4割は、相手がためになったなという話をするといいそうだ。
だから、自分が何かを人に伝えたいときも、それは4割以内にしておいて、6割くらいは相手やみんなが思っていることを話したり、相手に共感したりしていくと、今日はとてもタメになりましたと、相手が思ってくれるようだ。
この法則を知って、計算して話さないといけないし、また文章も書かないといけないのだろう。
なかなか難しそうだけど、生きていく上で大切な、とても素晴らしい人間関係を円滑にするコツだと思った。
それからベストセラーになる本は、内容が横道にそれることが多いそうだ。
一見、論理明快で、横道なんかにそれない、まとまりがある本が良い気がするけどね。
実際にはそんな本が売れるとは限らず、横道にそれて、それが面白い本のほうがベストセラーになるというのは、なかなかスゴイ話を聞いた。
まぁ、横道に逸れ過ぎてバラバラにならない程度には、本筋に戻ってくるようだけどね。
そういうものが興味深くて、面白かったりすると良いそうだ。
そしてお話も、横道にそれるくらいの余裕があるほうがいいそうだ。
ワールドメイトでの深見東州先生のお話も、論理明快でわかりやすいけど、必ずどこかで大きく横道に入っていく。
たしかに、だからこそ深見東州先生のお話は何度聞いても面白いと思うからね。
それは、横道にそれることと、共鳴、共感を呼ぶことが入っていたからなんだと気がついた。