関東では、昨日の大雪によって大混乱が生じていたけど、今朝は、草津白根山が噴火して被害が出ている。
スキー場で訓練していた自衛隊員が雪崩に巻き込まれ死傷者が出ていた。
御嶽山の時もそうだけど、直前でも噴火を予測することは難しいようだ。
全国に50ある常時観測火山の一つらしいけど、今回爆発した場所には、監視カメラが設置されてなく、噴火の速報も出せなかったらしい。
これ以上、さらに被害が広がらないといいけど。
けさ9時59分ごろ、群馬県の草津白根山の主峰・本白根山が噴火した。気象庁は記者会見で「事前に火山活動の活発化を示す予兆はなかった」として「3000年ぶりの噴火の可能性が高い」と発表した。
気象庁は会見で「草津白根山のうち、白根山の山頂火口と湯釜については警戒監視を続けていたが、本白根山については想定外だった」として、今回の噴火が事前の予兆がなく、鏡池には監視カメラが向いていなかった事実を明らかにした。
有史以来、草津白根山の火山活動は白根山周辺に周辺しており、本白根山の噴火は「3000年ぶり」だという。気象庁は「鏡池付近から約2キロ範囲では、噴火に伴って飛散する大きな噴石への警戒が必要だ」として、火山ガスが滞留するくぼ地や谷では注意してほしいなどと呼びかけている。
ところで、ここには湯釜という白濁した水色の珍しい火口湖がある。
ここ数年は立ち入りが規制されていたけど昨年の6月15日から緩和され、観光することができるようになっていたそうだ。
深見東州先生もその頃にいかれたらしくて、神秘的で素晴らしいところだったらしい。
昨年12月の恵比寿での深見東州選りすぐり絵画展では、その時に書かれた湯釜の美しい絵画も展示されていた。
トルコ石のように美しく、まるで絵の具を落としたような色合いだ。時期によって湖の色合いも微妙に変わるらしいけど。
日本にこんなところがあるなんて去年まで知らなかった。
周辺の景色も季節によってガラリと変わる。
エメラルドグリーンのようでもあり、ブルー系のカクテルかソーダ水のような色にも見えるけどね。
水質は、pH値が1程度の、世界有数(世界1とも)の強酸性の火口湖で、水温も18度と高い。
低温の温泉のようなものだろうと思ったら間違いで生物は住めない。胃酸よりも強いから、入浴しようものなら消化されてしまうかも。
山頂の湖周辺には植物も生えず荒涼としているし。
ここは群馬県の中だけでなく、関東では随一の標高を誇る山になる。位置的には関東の内陸の、とても奥深いところになるけど。
長野との県境にあり、日本海側にむしろ近いよね。だから雪もすごい。
草津温泉と長野県湯田中・渋温泉郷を結ぶ志賀草津高原ルートは、雪の回廊や北アルプスの山々を眺望する、標高2000メートルを超える、空に最も近いドライブコースとしても人気だ。
4月の下旬から5月なら写真のような雪の壁を見ることが出来るそうだ。
今回噴火したのは本白根山で、ここの標高が2171メートルで最も高い。
そして湯釜がある白根山(2160メートル)と、逢ノ峰の3つの山を総称して草津白根山と呼ぶようだ。
湯釜の方は頻繁に噴火してきたようだけど、この本白根山側では3000年ぶりの噴火になるらしい。
湯釜の裏側には芳ヶ平の美しい景色が広がる。
山頂に向かう途中も素晴らしい眺めがたくさん。
パノラマ的な絶景もみれる。
近くには、日本を代表する温泉街、草津温泉がある。
サッカーのザスパクサツ群馬は草津で誕生したそうだ。初めて名前を聞いたときは、随分と変わった名前だなと思ったら、スパ(温泉)とクサツ(草津)から取っているそうだ。残念ながら去年J3に降下してしまったけどね。