450年の栄華を誇った琉球王朝最大の木造建築物として、琉球の王たちが住んでいた首里城正殿(1992年に復元)が焼失すると言う、ショッキングなニュースに朝から驚いた。
一瞬、目を疑ったけど、残念ながら首里城の正殿は跡形もなく焼け落ち、北殿や南殿なども焼失してしまっている。
正殿は、昨年末に修復が済んだばかりだったのに。
正殿の裏にあたる御内原(おうちばら)と言う、王族のプライベートエリアも復元を終え、今年2月から全てが公開になっていたそうなのに。
今回焼失した、正殿や北殿などがある首里城跡は、2000年から世界遺産にもなっていた。
首里城のことに強い関心を持ったのは、ワールドメイトに入会してからだけどね。
ここは沖縄本島でも屈指のパワースポットでもあるから。
グスク(御城)というと、政治や軍事の拠点のように思うかもしれないけど、首里城には御嶽と呼ばれる聖域がいくつもあり、信仰の対象になっていたそうだ。
御嶽とは、沖縄で祖先神を祀るお墓でもあり、今でも、沖縄の信仰の中心となっている。
たくさんある御嶽の中でも最高の聖地とされる斎場御嶽(せーふぁーうたき)が有名だよね。
ここからは琉球開闢の神であるアマミキヨが降臨したとされる久高島を遥拝できる。また、琉球王朝最高のノロ(神女)と言われる「聞得大君」が就任するときの儀式が行われていたと言われている。
ここも、首里城跡とともに、世界文化遺産に登録されたけどね、ワールドメイトでも行ったことがある。
その小高い丘の上にある首里城に向かう途中には、園比屋武御嶽石門があり、ここも当時から大事な聖地として、やはり世界遺産に登録されている。
かなり観光地化しているようだけど、今でもお祈りする場所として崇敬されているそうだ。
さすがにここまでは、今回の火災による被害はなかったようだ。
「沖縄の誇り」#首里城。
沖縄戦で焼失し、残った資料も少ない中での復元は困難だと言われていましたが、職人や宮大工、研究者や県民の「沖縄の歴史を取り戻そう」という一心から、様々な知恵と沢山の人々の力を合わせて、今年の2月、三十数年かけた復元工事をついに終え、完成したばかりでした。 pic.twitter.com/o2Oe6QH8d6
— おきなわLikes (@okinawa_likes) October 31, 2019
【首里城の火災鎮火 7棟が焼失】https://t.co/xR4zUtNsnL
首里城正殿などが燃えた火災で、那覇消防局は31日、「午後1時半ごろに鎮火した」と発表した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 31, 2019
正殿内部から出火か。那覇市の首里城で、正殿と北殿と南殿、奏神門など計6棟の約4200平方メートルが焼失しました。城間幹子市長は「残念でならない。衝撃を受けている」と語りました。
【記事】https://t.co/KVVHcYxnTV
【全編映像】https://t.co/ZV2sW5qakg pic.twitter.com/fwYBdkQrXl— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) October 31, 2019
沖縄の人たちの心の拠り所であり大切な宝である首里城だけに、その落胆は計り知れない。
同時に日本の宝であり、大事な聖域でもあるので、なぜ、こんなことになったのか信じられない気持ちだけど、とても悲しい。
大変な思いと困難な中で復元されたものだったと聞いているけど、今回もなんとか蘇りますように。