深見東州先生が会長の国際スポーツ振興協会は、昨年まではJ2サッカーチームのメインスポンサーをしていた。
残念ながら2年で終わったけど、その間にワールドメイト会員でも、サッカーにそれほど関心がなかった人がスタジアムに足を運ぶなど、サッカーを応援しようという人が増えた気がする。
最近は、国際スポーツ振興協会のアンバサダーに、ニュージーランドのオールブラックスのレジェンド、リッチー・マコウ選手やダン・カーター選手がなったこともあり、ラグビーに関心を持つワールドメイト会員が少し増えているかも。
ところで、今回の日本開催のラグビーワールドカップは、テレビ局も驚くほどの高視聴率になっているらしい。
チケットも開幕戦前に96%が売れたそうだ。日本での開催が決まった10年前は、ラグビーの実績がない日本で、本当に観客が来るのか懸念されていたらしいけどね。
自分もラグビーの試合を真剣に見たのは、4年前のワールドカップの五郎丸たちの活躍によって、南アフリカに勝ったのが初めてだった。それまではルールすら、よく知らなかった。
今回も、あの感動を再び味わえるといいけどね。
🙏🏽 Thank you Yokohama! #NZLvRSA #BACKBLACK
— All Blacks (@AllBlacks) 2019年9月21日
聞くところによると、日本のラグビーは1980年代から90年代の前半までは、新日鉄釜石や神戸製鋼、そして大学ラグビーなどを中心に人気スポーツだったそうで、プロ野球並みとまではいかないけど、かなり肉薄するくらいの人気があったらしい。
その後、人気が凋落していったそうだけどね。
そのきっかけは、1995年南アフリカ開催のワールドカップで、当時優勝候補最右翼ではなかったニュージーランドのオールブラックスに、145対17という大会史上最多失点で負けてかららしい。
それから、約10年くらいは人気が低迷していたんだろうね。それが、前回の2015年ワールドカップでの南アフリカ戦勝利によって、一気に人気が爆発して、そして今日に至るようだ。
ラグビーワールドカップでの勝利や敗戦が、いかに影響力があるのかがわかるよね。
今やラグビーワールドカップは、夏季オリンピックやサッカーワールドカップに次ぐ世界3大スポーツの祭典と言われているからね。
ところで、その1995年南アフリカでの第3回ラグビーワールドカップは、日本チームの大敗のことは知らなかったけど、ワールドメイト会員は別な意味でよく知っている大会でもある。
それは、深見東州先生がお話されるからだけど、この大会にはアパルトヘイト撤廃後の南アフリカの特別な物語があるからね。
このクリントイーストウッド監督の『インビクタス/負けざる者たち』という映画にもなった、歴史に残る、感動に溢れる大会となった。
深見東州先生の国際スポーツ振興協会のサイトには、「スポーツには、希望を生み出し、人々を動かして社会を変革する力があります。またスポーツは、人々を団結させ、世界中の地域社会に一体感をもたらします」と書かれているけどね。
そして1994年に南アフリカ大統領になったネルソン・マンデラも、長い獄中生活中に、スポーツが人々の愛国心を良い意味でもたらすことに気がついていたようだ。
当時の南アフリカのラグビーチームは、アパルトヘイト政策への制裁からワールドカップに1度も出場できず、国内では白人からの支持は厚いけど、黒人たちからは白人至上主義のスポーツとして極度に嫌われていた。
映画では、ラグビーの試合になると、相手チームを応援する黒人たちの姿が描かれている。
ネルソン・マンデラ大統領は、そんな南アフリカラグビーナショナルチーム「スプリングボクス」のフランソワ・ピナール主将を招いて、ラグビーがアパレルヘイトによって生じた白人と黒人との間にある敵対関係や憎悪、報復の恐怖などの感情を取り除き、国民が一つになる象徴になれると信じ、そんなチーム作りを託す。
そしてフランソワ・ピナール主将もそれに応え、貧困地区の黒人の子供たちのところに出向いたり、地道な努力を続けていく。
チームも国際試合に復帰し、かつての強豪チームへの再建が進み、黒人の間にも少しづつ受け入れられ、1995年自国開催のワールドカップを迎える。
そして、ワールドカップ初出場ながら決勝に進み、全国民が団結して応援する中、オールブラックスを破り初優勝する。
黒人と白人たちがだんだん一つになって、スブリングボクスの快進撃を熱狂して応援していく姿が、映画ではとても印象的だったけどね。
アパルトヘイトの象徴とさえ言われていたラグビーのワールドカップにおいて、黒人であるネルソン・マンデラ大統領が、優勝した「スプリング・ボクス」のピナール主将にトロフィーを渡すシーンは、ラグビー史上の偉大な瞬間として世界中の人たちの心を震わせ、今でも心に刻まれているそうだ。
こうしてネルソン・マンデラ大統領は、ラグビーの持つスポーツの力を信じて、国民の団結に、大きな成果を上げることができた。
そして20年後の2015年、故ネルソン・マンデラ元大統領に対し、ワールドラグビーは殿堂入りを発表した。
ラパセ会長は、「1995年のラグビーW杯を開催した南アフリカが、スポーツの力によって一つになったのは、マンデラ氏の功績が大きい」
「優勝したスプリングボクスを情熱的に、また先頭に立ってサポートしたことで、マンデラ氏は自国の歴史のために人々の姿勢や心構えを変え、価値観に訴えかけた。その過程はわれわれにとっても素晴らしい模範になった」と、述べたそうだ。
式典では、フランソワ・ピナール元主将に殿堂入りの証であるキャップが渡されたそうだ。
そのフランソワ・ピナール選手は、昨年来日して、深見東州先生のゴルフ大会に参加され、一緒にプレーをされていた。アンバサダーにも就任されたそうだ。
スポーツの力を信じ、社会や人々の団結のために貢献してきた者同士、何か引き合う縁があったのかもね。
We are ready to go! #ISPSHandaWatchWorldCup pic.twitter.com/OGSxe1pLAN
— ISPS Handa (@ISPSHanda) 2018年11月5日
そして今、ブレグジットで揺れる、英国(北アイルランド)とアイルランドの国境問題だけど、ここでもラグビーアイルランドチームが、長いあいだの両国の紛争において、平和の架け橋的な役割を果たしていたそうだ。