ワールドメイト会員にも馴染みの深い、ロシア不世出のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤさんが亡くなられた。
プリセツカヤさん死去…20世紀バレエの象徴
読売 2015年05月03日 19時22分
【モスクワ=緒方賢一】20世紀を代表するバレリーナの一人で、モスクワのボリショイ劇場で長年プリマを務めたロシアのマイヤ・プリセツカヤさんが2日、心臓発作のためドイツの病院で死去した。89歳だった。
ソ連時代の1925年、モスクワで生まれた。43年にボリショイ・バレエ団に入団。60年にボリショイのプリマとなった。得意の「白鳥の湖」で滑らかな動きと歯切れよい技を見せ、世界中のファンを魅了した。
ユダヤ系のため、ソ連時代は西側のスパイと疑われて当局の監視下に置かれ、亡命の恐れがあるとの理由で出国を認められなかったこともあった。59年の米国公演が海外での初の本格的な舞台となった。長期間にわたって現役を続け、93年には舞踊生活50周年を記念してボリショイ劇場で踊った。
日本には、公演などで38回訪問。2011年に日本のバレエ文化の発展に貢献したことが評価され、旭日中綬章を受けた。
バレエ以外のジャンルでも活躍。03年には宝塚歌劇団の作品振り付けを担当した。ソ連時代に映画「アンナ・カレーニナ」に出演したこともある。
深見東州先生(右)とバレエで共演された在りし日のマイヤさん。
この「天の安河のうけひ」のときは震えがきた。マイヤさんが登場したら、涙が出てきた覚えがある。深見東州先生も、かっこよくて惚れ惚れしたけど。
マイヤさんと深見先生は2度ほど共演されていて、ワールドメイト会員も、好きな人は2回目の共演「羽衣」も見に行った。
能とバレエの融合したとてもファンタスティックな「羽衣」。
下の動画は、全盛期の代表作で有名な「瀕死の白鳥」のシーン。20世紀を代表するバレリーナの一人ではなく、20世紀を代表する最高のバレリーナだと言われているよね。
瀕死の白鳥の一コマを、「天の安河のうけひ」の終わってからのカーテンコールの時に、少しだけ披露してくれた。
Maya Plisetskaya - Dying Swan 1959
マイヤさんのご冥福をお祈りいたします。天国でも安らかに。美しい舞を演じてください。