先日、このブログで紹介したけど、2月14日前後は、日本で記録的な大雪となった。
甲府や河口湖付近などは、特に激しい雪で、ワールドメイト会員も御祈願を始めたほどだ。
しかしアメリカでも、2月にはいって大寒波が押し寄せていたそうだ。
米国北東部、中部などの国内3分の2の地域にかけて異常な寒波が襲い、30センチくらいの積雪になったところもあるそうだ。
しかし、もっとすごいのは、今年の1月の初旬にも、まるでシベリアか北極かと思うような大寒波に襲われていたことだ。
その時は、東部を中心とする米国各地で急激に気温が低下する「極渦」と呼ばれる現象がおきたそうだ。
そのため、例年より20度以上低くなるなるところもあって、のきなみ異常な最低気温を記録している。
ニューヨークでマイナス16度とか、シカゴでもマイナス17度など、かなりの氷点下になる寒さだ。
ミシガン湖も凍ってしまっている。
風令警報も出て、体感温度になると、さらに下がったそうだ。
モンタナ州では体感温度で史上最低となるマイナス53度を記録したそうだが、これは南極で記録された体感温度マイナス34度を大幅に下回る、まさに凍てつく寒さだ。
しかし、もともとこの時期は、かなり厳しい寒さになる年もあるが、今年はふだん暖かい米国南部にまで寒波が下がって、マイナス10度以下になったところもあるらしいから、異常気象も深刻だ。
ナイアガラの滝(アメリカ滝)も凍ってるし(上の写真)、五大湖のかなりが氷結しているのがわかる。(下の写真)
かと思うと、米国西部のカリフォルニアでは、この時期は雨期なのに、500年で最悪の大旱魃になってるそうだ。
実は西部の大旱魃はすでに3年続いていて、この先も数十年続くと警告する専門家もいるそうだ。
穀倉地帯であり果物の大産地でもあるので、このまま続くようであれば、食料供給に深刻な打撃になることは間違いない。
一方、イギリスではテムズ川が氾濫し、250年ぶりの大洪水だという。
去年の12月から、洪水を伴う嵐に見舞われていて、観測史上最高の降水量になってるそうだ。
異常気象は、いまや異常ではなく当たり前のようになりつつあるけど、これからますます激しくなると予測する専門家が多い。
ここ数年は、地球温暖化といわれながら、一方では、このような大寒波が襲うので、氷河期に向かってるのではないかとする専門家も出てきた。
どちらにしても深刻な問題であることには違いないけどね。