今日は、久々に地球温暖化に関する話題を。
ワールドメイトでもときどき出てくる地球温暖化の話しだけど、やはり確実にすすんでいるとするのが、気候変動に関する政府間パネルの見解だ。
その調査研究による昨年9月の発表に、「今世紀末までに世界の海の水位が80センチ上昇する」というものがあった。
さらに今年3月に開催される横浜での会合で、「海面上昇にともない、アジアを中心に数億人が移住を余儀なくされる」という内容を発表するそうだ。
また、高温化にともない、食料事情も大きく変化するといわれている。
気温上昇により、農産物の生産量は毎年大きく変動し、10年単位でみると最大2%減産するそうだ。一方人口増加によって需要は10年当たり14%増えるので、供給不足や価格高騰を招きやすいとのことだ。
特に熱帯の国々では、深刻な食糧難に陥るおそれがあるという。
水産物も生息域が変わり、中高緯度では多様性豊かになり、熱帯域では貧しくなるそうだ。
そして温暖化がハイペースで進むと、世界的な減少が見込まれるそうだ。
ということで地域によっても違いはあるものの、温暖化によって食料不足、水不足、旱魃、猛暑、山火事が増え、一方で洪水が頻発し、海岸の浸食がおきてくるとのことだ。
実際にすでに起きていることばかりだけどね。ますます激しくなるんだろうね。
本当はこれにプラスして、ハリケーンや台風の大型化、強烈な竜巻の発生、暖かい地域での異常寒波、など、異常気象と呼ばれる現象も当然増えると思う。
どのような対策をとるべきなのか、有効だとされるものをもっと世界全体で実行にうつしていかないと、そろそろ危ない気がする。
といっても、こればかりは世界がひとつになって協力するような体制ができないと、到底解決しそうにないけどね。
唯一の救いは、どれも一気にはこないから、徐々に激しくなっていく間になんとかする余地があるということだろうね。でも、それにしても限界はあるだろうけど。
温暖化によって、南米のパタゴニアでは、30年間で氷河が随分と後退している。