世界遺産に登録された富士山の、今日は明るい話題と怖い話題を一つづつ紹介。
まずは、明るい話題というのは、グーグルのストリートビューで、富士山登山が楽しめるようになった。
さっそく登ってみた。
なかなかこれはすごい。
以前、ワールドメイトで富士山清掃を長いことやっていたけど、そのあたりの場所も見ることができた。
自分は一度しかやったことないから、えらそうには言えないけどね。
それはいいとして、とりあえず5合目から出発しよう。
だんだん登っていって、このへんは来たことが無い世界だ。
頂上が近くなってきたかな。
ついに浅間神社の奥宮が現れる。
ここが登頂のようだ。
素晴らしい眺め。
この間、わずか10分で登ってしまった。かなり途中ワープしたからね。
じっくり案内の矢印にそって登ると、少し登山気分が味わえるかもしれない。
まぁ、ほとんどなんのリアルな感動もないけどね。
それでは、もう一つの怖い話題になるけど、それは、やっぱり富士山爆発のことになる。
富士山の爆発は、1707年に山腹から爆発した宝永噴火が最後になっている。
実は過去の噴火の繰り返しによって、宝永噴火の前までには、多数の岩脈が山体に走り、マグマの上昇を抑えていたそうだ。
それが、1703年の相模トラフの元禄大地震、宝永噴火の49日前におきた南海トラフが震源の宝永地震(M8.6)の衝撃によって、岩脈に隙間ができたことで、一気にそこから噴出したと言う分析結果を産業技術総合研究所がまとめた。
そして問題は、今の富士山が、その宝永噴火直前の頃の状態に似ていると推定していることだ。
今、富士山直下では、硬い岩脈によってマグマやガスが閉じ込められて風船のようになっているという。
もしそれで大地震などがおきたら、岩脈に隙間ができて、そこから噴火を起こす可能性があるそうだ。
たしかに300年間噴火してないので、マグマがかなり溜まっていることは、以前から指摘されている。
それが、地震による岩盤の亀裂によって、一気に噴火につながるということだから、南海トラフの地震、なかでも駿河湾の駿河トラフは150年間地震がおきてないし、また、元禄大地震、関東大震災をおこした相模トラフもあるし、この先気をつけなければいけないという。
しかも東日本大震災によって、北海道から九州までの20火山の直下で、地震活動が活発化しているそうだから。
富士山直下でもM6.4の地震が発生していたよね。
そして箱根では、今年に入って火山性小規模地震が多発し、一時は箱根が噴火するのではないかという人もいた。
しかし箱根山には噴火の兆しは無く、富士山のマグマによって押されているのが原因、つまり富士山噴火の前兆と言うのが、琉球大学の木村政昭名誉教授の説だ。
木村教授は「地震の目」「噴火の目」という独自の理論で、多くの地震や火山噴火を予測的中させてきた人だ。
伊豆大島・三原山噴火(1976年)、阪神・淡路大震災(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、そして東日本大震災(2011年)もそうだと言われている。もちろん、ある程度の年の範囲でのことだけどね。
そもそも噴火に関して言えば、予知技術が日本は高いそうだけど、それでも予測はせいぜい数日前で、何週間も前から正確に予測できた例はないそうだ。
ということで、あらゆる可能性を考えて備えをしておくしかないのかな。もちろん、ワールドメイトでも、できるだけのことをしているけどね。
富士山がこの先もずっと美しいままの姿でありますように。