ワールドメイト会員の間では、ジブラルタル海峡のことが話題になっている。
その昔は、世界の西の果てと言われたジブラルタル海峡とはどんなところなのかを、ちょっと調べてみた。
ヨーロッパ大陸の南の端と、アフリカ大陸の北の端の最も接近するところが、ジブラルタル海峡で、その幅は狭いところでわずか14キロメートルしかないそうだ。
地中海沿岸から大西洋に出航する船は必ずここを通るため、非常に往来が多く、戦略的にも重要な海峡なのだ。
特にヨーロッパ側にあるジブラルタルという地域は、スペインがあるイベリア半島南端にありながら、300年前からイギリスの海外領土となって以来、イギリス海軍の軍事拠点になっている。
そのイギリス領ジブラルタルには、古代ギリシャ時代にヘラクレスの柱と名付けられた「ジブラルタルの岩」がある。
一方、海峡を挟んでアフリカ側にあるスペイン領セウタのアチョ山か、モロッコのヘベルムサ山のどちらかも、ヘラクレスの柱ではないかと言われている。
下の写真の上側がスペイン(ヨーロッパ大陸)。この一部にイギリス領のジブラルタル(地図のC)がある。
下側がモロッコ(アフリカ大陸)。この一部にスペイン領セウタ(地図のA)がある。ややこしいね。
セウタのアチョ山(上の地図のA)。 北アフリカだけど、このあたりだけはスペイン領になる。
モロッコのヘベルムサ山(上の地図のB)を、スペイン側から見たところ。こちらはかなり大きな山だ。
ジブラルタルの岩(上の地図のC) 。ここはスペインではなく、イギリス領になる。ふもとには滑走路が見えるけど、道路も交差している。
この海を挟んだふたつのヘラクレスの柱でもって、アトラスが天空を支えていたと、古代は信じられていたそうだ。
こちらはジブラルタル海峡の美しい海。
神秘的なまでに 美しすぎる。
このジブラルタル海峡は、地中海と大西洋を結ぶ要衝の地にあるため、大型船舶の往来も大変多いが、にもかかわらず、イルカやクジラがたくさん棲息しているそうだ。
お見事。
幸せそうな顔。
このあたりの海底の地形は複雑らしくて、それがクジラにとって住みやすい環境だということらしい。
こんな大きなクジラが、季節によっては見れるそうだ。
マグロを追いかけて、シャチも来ていたそうだけど、最近はマグロのとりすぎでシャチも減ったらしい。
一方で、こちらのジブラルタルの岩山には、サルが住み着いているそうだ。ヨーロッパでは珍しいらしい。
ジブラルタルの岩山からの風景。対岸にはアフリカ大陸が見える。狭いところでは14キロしか幅がないから、船の通行も順番待ちになるのかな。
そんなに大きな岩山ではないよね。
岩山の中腹には鍾乳洞なんかもある。
見れば見るほど、行ってみたくなるところだよね。
でも簡単には行けないから、ジブラルタル海峡やジブラルタル岩の動画でも見て、行った気分にでもなろうかな。