これまで虚実とりまぜ、言いたい放題に見えたワグネル創設者のブリコジンだけど、今回は少々様子が違う展開になっている。
ロシア国防省とワグネルの確執は、どうやら本気モードだったようで、とうとう一線を超えたという声も。
BBCニュース - ロシア政府、雇い兵組織「ワグネル」が武装蜂起呼びかけと ワグネル部隊の動きに注目集まるhttps://t.co/7d8LvR5dlb
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) June 24, 2023
ウクライナ政府は、権力と金を巡って共食いを始めたと言っていた。
アメリカは、混乱させるためのデマではないかとの疑いを持ちつつ、関係国と状況を注視すると言ってるけど。
今のところ、ロシア軍から攻撃を受けたというワグネルの主張は検証されてないけど、ワグネルが武装蜂起を示唆し、ロシアが刑事事件として捜査しているとの情報は本当のように思える。
ワグネルとロシア国防省の激しい亀裂は、これまでもたびたび起きてはいたけどね。
「ウクライナは過去8年間、ドンバスの平和な都市を爆撃しておらず、ロシア軍の陣地を攻撃していた」 「ウクライナ軍はNATOと共にロシアを攻撃するつもりはなかった。ロシア国防省はプーチン大統領だけでなく国民をも欺いている」「ロシアの軍指導部の悪事を止めなければならない」とか、ロシアのプロパガンダを真っ向から否定し、西側有利な証言をどんどん言っているから、亀裂は本物だったのかと思えてきた。
ワグネル部隊2万5000人「死ぬ覚悟」 プリゴジン氏
— AFPBB News (@afpbbcom) June 24, 2023
https://t.co/MyGCpnZn1v
ただ、プーチン政権に反旗を翻すクーデターではないと本人は言っているから、武装蜂起してロストフ州にあるロシアの南部軍管区司令部を制圧はしたものの、なんらかの要求を通すためのデモンストレーションを演じている可能性も。
理由はわからないけど、ロストフ州のロシア正規軍は無抵抗で明け渡したらしい。
いずれにしてもロシアとしては、ウクライナ軍の反転攻勢が始まる中で、この事件はなんらかの影響を与えることになるよね。
ロシア軍スロビキン副司令官がワグネル戦闘員に“ロシア大統領の意志と命令に従え。元の場所に戻れ”と呼びかけ、別の将校は動画で“これは軍事クーデターだ”と非難。ウクライナ国防省は“独裁体制が崩れた。彼らは権力とカネを巡って共食いを始めた”と。目の前で歴史が動いている https://t.co/TdMXqtCdIx
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) June 24, 2023
ウクライナへの侵攻も、ここにきて新たな局面を迎えることになりそうだ。
ワールドメイトでも以前から6月7月の新たな局面の話を聞いていたので、気になってはいたけど。
これを書いてる間にも、新たな展開が起きているので、成り行きを見る以外にないけどね。
【速報】プーチン大統領 「裏切りに直面」ワグネル代表プリゴジン氏を非難
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) June 24, 2023
ロシア軍に断固たる措置とる指示出したことを明らかにhttps://t.co/mCzCkFkLk2
今回の事件の真相はどうあれ、仮にやらせやフェイクがあったとしても、とにかく戦争の早期集結につながるといいなと思う。
この戦争は、ウクライナ軍の士気の高さと、プーチンの国内事情から、まだまだ数年続くだろうと言うのが、専門家の見立てのようだから。
一方的にウクライナに攻め込んだロシアが間違ってはいるけど、戦争終結の鍵を握るアメリカも、戦争を早く終わらせようと言う気があるとは、あまり思えない気がするから。
ウクライナに早く平和が訪れて、これ以上被害が広がらないように、引き続きワールドメイトで祈りたい。