今回の都知事選挙は、久々に注目度の高い選挙だった。
結果は小池百合子氏の圧勝に終わった。
それにしても、始まる前から都知事選挙は人気投票のようなものだとか言われていた。
しかし日本の選挙は、人気投票のように、知名度が高くて好感度が高い候補者が当選することが多い。基本的に人気投票的な部分は、都知事に限らず、どの選挙にでも、ある程度は言えるのではないかと思う。
今回の選挙とは関係ないけど、ワールドメイトでわかったのは、芸能人や有名人の人気というものは、実力もさることながら、ある種の徳分があるということだった。
そこまで歌が上手いわけでもないのに人気がある歌手や、顔もそこまでいいとは思わないし、演技も上手いわけでもないのに、人気が高い俳優もいるわけだから、徳分というものの大小が、人気のある無しとかなり関係していることは間違いないと思った。
ただし、その徳というものがどれぐらいあるのかは、人間の目で計れるものではないけどね。でも、なんとなく輝いている感じがする人に徳が多いような気はする。そして、ぱっと見の印象が冴えない感じの人は、そうでもないように思うこともある。
今回の選挙でいくと、誰が勝つとか関係なしに、ワールドメイト会員も含め自分の周りの人間が、なんかこの人の雰囲気は冴えないねと言ってた人は、やはり票が伸びてなかった。
無党派層の場合は、支持する政治家が決まってないわけだから、そういうなんとなく輝いているとか、冴えない感じがするとか、そういうものもかなり投票に影響するのかな、なんて思ったりした。
対して小池百合子の場合は、自民党を相手に一人でも戦うという覚悟を鮮明にした時、なんかすごい本気さを感じた人も多かったと思う。
まだ、野党連合の候補者が決まる前だったけど、その時点で都知事になると直感で感じた人は多かったんじゃないかな。自分もそう感じたし、無党派層の人でそう感じた人はかなり多かったかも。
そして自民党支持の人でさえ、今回多くが支持したそうだから、何かこのままではよくないと思っていて、その都政を変えてくれそうな雰囲気を感じたんだろうと思う。
本当はその人の実力とか政策を、しっかりと見極めて決めるのが本当かもしれないけど、実際はかなりアバウトな印象で決めているのが真実だろう。
今年初めて選挙権を持ったワールドメイト会員が、先日の参議院選挙の後に、年配でしっかりした考えを持ってるように見える大人も、かなりアバウトな感じで投票している事に気がつきましたとか言ってたしね。
ただし、そういうアバウトな雰囲気とか、人気投票的な感じで決まるのが悪いかというと、そうばかりとは言えないと思う。
人気がある人には大きな徳分があるとすれば、それだけ運が良いことになるからね。
運が良い人が上に立つことは、決して悪いことではないのかなと思う。
しかし、あまりにも実力が伴わなければ、やはり困窮するだろうけどね。また、人気に溺れて傲慢になってしまう人もいるだろうから、そうなると人気も落ち、間違いを犯して失敗していくかもしれない。
一番良いのは、人気もあって、知識も能力もあって、先見性があって、しかも謙虚で奢らないという何拍子も揃っている人なんだろうけどね。しかしそんな人はほとんどいないような気がする。
なので、国や地元にとって一番良い人が選ばれますようにと思って、今までは選挙に行ってきた。
その結果で選ばれた人であれば、意中の人であろうがなかろうが、足りないところがあったとしても、なんとか補ってもらって、日本や地方行政のために良い結果をもたらしてくれるよう応援するしかないよね。
それにしても今年になって、英国の新首相、アメリカの民主党の大統領候補にも、女性が選ばれている。若い有能な人や女性が、もっと政治に進出していけるように列国議会同盟が活動しているけど、何か、世界の流れが変わってきた兆候かもしれない。
それが良い結果になるように、自分はワールドメイトで祈るしかできないけどね。
ちなみに全議員に占める女性議員の割合でいくと、英国やアメリカは、世界平均となる2割に近いところにあり、北欧やヨーロッバ諸国と比較すると高い比率ではない。
そして日本になると、世界でもかなり低い方に属してして、約1割くらいになっていた。