今年は、神武天皇崩御から2600年になるそうだ。それで、天皇、皇后両陛下が、4月3日に、橿原市の神武天皇陵に参拝されたそうだ。
秋篠宮ご夫妻も同行し、皇居では、皇太子ご夫妻が宮中祭祀に臨んだそうだ。最近は、雅子さまも元気になりつつあるみたいだね。
天皇皇后両陛下は3日、橿原市の神武天皇陵で式年祭「山陵の儀」に参列された後、橿原神宮を参拝し、神武天皇をしのばれた。沿道や訪問先には市民ら計約1万500人が詰めかけ、日の丸の小旗を振るなどして歓迎。両陛下はにこやかに手を振ってこたえられた。
両陛下は同日午後、神武天皇を祭神とする橿原神宮をご参拝。久保田昌孝宮司の先導で外拝殿正面から内拝殿へと進み、ご着座。久保田宮司が両陛下の祈念された玉ぐしを神前に供え、国の平和を祈願した…
神武天皇陵に隣接し、神武天皇を祀る橿原神宮という神社があるそうで、ワールドメイトでは行ったことはないけど、随分と大きな神社みたいだ。
明治天皇により、1890年(明治23年)4月2日に、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされる場所に、官幣大社として創建されたそうだ。
そんな神社があったとは知らなかったけど、境内だけで50ヘクタールというから、それはとてつもなく広大な神社だと言える。
ちなみに、ワールドメイトで行ったことがある神社では、伊勢神宮を別格とすれば、一番広いのは鹿島神宮の70ヘクタールで、ついで宇佐神宮の60ヘクタールになると思う。
だから、この橿原神宮というのは、創建は新しいけど、それらの有力な古社と遜色ない規模の境内を持っているようだ。
それから明治神宮も70ヘクタールという広大な境内があるけど、こちらも新しい神社だよね。まあ、敷地面積で神社の社格が決まるわけではないからどちらでもいいんだけど。
それにしても伊勢神宮は、内宮外宮合わせて180ヘクタール、神宮林を入れると5500ヘクタールというから、さすがここは規模が違う。
しかしそうなると、三輪大社も、三輪山が全て神域だから350ヘクタールあるそうだ。
さらに富士浅間神社は、富士山の8合目以上の385ヘクタールを神域として所有している。
世界遺産への申請で注目される宗像大社所有の沖ノ島も97ヘクタールになる。
三峯神社も山の上部分は神域だったはずだから、もうきりがなくなりそうなので、このあたりで止めておこう。
最後にお寺になると、延暦寺が比叡山全土となる500ヘクタールの境内を持っているそうだ。
有名な社寺になると、スゴく広い境内地を持っているところが、今でも多いんだね。ちなみに東京ドームの広さは約4.7ヘクタール。
それで神武天皇即位2600年の時も、1940年(昭和15年)になるけど、記念行事が全国各地で行われたそうだ。
当時は太平洋戦争直前の厳しい時期であり、国内旅行も自粛していた時期だったけど、橿原神宮や伊勢神宮への参拝は推奨されていたため、この年、橿原神宮に1000万人もの人が訪れたそうだ。
日本書紀では、神武天皇は神武天皇元年1月1日(紀元前660年)に即位し、西暦でいうと2月11日になるので、その日は「建国記念の日」となっている。
そして76年後の127歳で崩御したとされている。それが2600年前の、昨日4月3日(神武天皇76年3月11日)になる。
雑学というと失礼だけど、日本人として、知っておいたほうがいいことだよね。
なにしろ今日まで2676年にわたり、天皇家という1ファミリーが連綿と続いてきて、日本の国と文化の中心になっていたわけだから、これはスゴいことだと素直に感じる。
外国人も、こればかりは日本に敵わないよね。やはりそれを聞いて、海外でも驚く人や尊敬する人は多いそうだ。
中国の興亡の歴史や、ローマやオリエントの興亡の歴史を見ても、一つの王朝が長く続くことはなかったわけで、本当に日本は特殊だと思う。ありえないことだよね。
鎌倉や江戸幕府など武士の権力者でも、天皇家に取って代わろうとはしなかったし、比叡山の僧兵たちも、長い間独立国家のような存在になっていたけど、天皇家を滅ぼすような行為はしていない。
昔は、それを日本の歴史の不思議なところだと思っていたけどね。
ワールドメイトで惟神の道のことを学んでいくと、だんだん大事な意味がわかってきたように思う。
そして、日本は尊い国なんだなと思えるようになった。
今は、グローバル化の中で、日本も翻弄されているようにも見えるけど、それほど心配はしていない。日本に、世界を平和にする鍵があると思えるようになったから、きっと日本が重要になる時代が来ると思っている。
日本の和を尊ぶ心や深い精神文化に、世界でも注目している人は多いし、深見東州先生は、日本を中心とした世界平和の実現しか興味がないと言われている。
今年から、目に見えてその方向に加速していけばいいなと、心から願っている。