今日は、再びWSD世界人権サミットについての記事を紹介する。
深見東州先生は、主に世界開発協力機構を通して、これまでにも人権に関わる世界的な問題に取り組んでこられている。
- 週刊エコノミスト1/26
人権に関わる問題というのは、政治的な問題にも関わるし、背景に複雑な問題が多い。
例えば深見東州先生は、民主的な選挙を推進し、民主主義が根付くような活動もされているけど、これなども民主的ではない国ほど、人権に関わる問題が多く発生する事実があるからだと思う。
なので民主的な選挙を推進することにより、結果として人権の確保にもつながるのだと思う。独裁的な国の状況を見ると、そのことがよくわかるよね。
そして民主的な国家の方が、経済も繁栄するという事実も重要だ。
あまり詳しくは知らないけど、コフィーアナン財団との選挙プロセス健全化のための共同イニシアチブで、民主的な選挙推進をサポートされていたそうだ。
また、アフリカで開催されたアフリカ平和のための宗際化運動のサミットを、アフリカの平和と公正な選挙実現のために支援し、意見を言われていた。
人権に関する問題も、様々な種類の問題があって、その原因にも様々な要素が絡んでいる。
今回の世界人権サミットの問題は、人身取引に関することだったけど、貧困と紛争が人身取引の大きな原因となっていると言われていた。
ということは、やはり民主化を進めることが、大きく解決に向かう方向なんだと思うけど、現実には長い時間がかかるし、そう簡単にはいかない国や地域が多い。
だから、いろいろな角度から解決に向けての具体的な意見が、世界人権サミットでは出ていた。
奴隷を使って安く生産する世界企業もあるそうだけど、そういう企業ではなく、人間の尊厳を大事にする企業から買うという意見もあった。
また、政府が税制や雇用対策などで貧困対策を行うこととか、広く教育を施す機会を与えることなどが大事だとの意見が出ていた。
もちろん被害者を守るとか、犯罪者を取り締まることは当然として、さらに行政側との癒着や、本来問題に対処すべき行政側が搾取している現状も報告され、それも取り締まらないといけないようだ。
いろいろな問題がややこしく絡んでいるなぁというのが率直な感想だけど、最後に深見東州先生が、世界戦略として人身問題を解決するには、まずは各国政府間でグローバルに連携し、徹底的に取り組むこと。
そこを端緒に、NGOや個人まで自覚が広がっていき、社会全体の意識を一つにできるはずだと言われていた。
ということで、これは世界的な協力体制で取り組まないといけない問題なんだと思う。国で取り組むと言っても、国に問題があるところが多いからね。
あとは個人がそれぞれに意識をもっていくことで、国のやり方も変わるかもしれない。そのためにも民主化の推進は必須だよね。
ところでワールドメイトでは、10年近く前から、2010年終わりから2011年にかけて世界の価値観に大きな転換がくることを言われていた。
それは中東や北アフリカのアラブ世界における、インターネットを使った、民衆の蜂起に代表されるような、新しい動きが含まれていた。
アラブの春という、それまで考えられなかった出来事がその頃に起きた。中東というのは独裁者じゃないと統治できないと言われるほど、独裁的な政権が多いけど、そこに風穴を開けたのがSNSを活用したアラブの春だった。
民衆の反政府デモによって、独裁政権が次々と倒壊に追い込まれたり、変革を迫られたことは、まだ記憶に新しい。
しかしその後は、一部を除いて民主化も進んでいるとは言えないし、今も混乱が続き収集していない地域もある。
シリアはその最たるものだけど、他の国でも独裁政権が倒れても、民主化へ移行するのは簡単ではないということを思い知った。
たとえ独裁者がいなくなっても、その後も内紛が起きたり、すぐに平和な民主国家に生まれ変わることはできなかった。
それは東欧がソビエト連邦から解き放たれた時も、やっぱりそうだったので、長い道のりが必要であり、二転三転と混乱を経て民主化へと向かうのだろう。
長いスパンで見ると、中東もアフリカも真に民主的な国家へと進んでいくプロセスの流れにいると信じたいけどね。それにはまだまだ時間がかかりそうだけど。
シリアの内戦の複雑化やイスラム国の台頭だけでなく、イランとサウジの対立が表面化するなど、中東の大国がこれからどうなっていくかも、今後の鍵を握っていると思う。
まだまだ混沌として、解決の方向性が見えない問題がありすぎる。
そういう国際情勢だけに、政治的な解決とは別な角度から、このような人権問題に取り組む深見東州先生を中心とする活動は、とても意義が深いことだと思った。
人道的な面から、世界平和へとつながる端緒が開かれるかもしれない。
ワールドメイトの活動ではないけども、ワールドメイト会員も、そんな深見東州先生の活動を支持し期待しているけどね。