ワールドメイト会員は知ってると思うけど、ワールドメイトの節分大祭が行われていた氷見から近い、白山に現れた蜃気楼のニュースが話題になっていた。
「40年以上見たことない」白山や乗鞍岳の上空に「雪の壁」出現(読売新聞)https://t.co/zbXP4cdbxg
「下層の大気が冷たく上層が暖かい時に光が屈折して生じる上位蜃気楼」…おおっ!
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) February 8, 2020
最初、どこの部分が蜃気楼なのかがわからなかったけどね。この雪の壁のように見えるところが蜃気楼になるそうだ。
その下には、ふだんの山々の光景があり、その上には白山の頂上部分が覗くというちょっと珍しい光景になっている。
こちらは御在所岳のすぐ近くの御池岳から見た普段の白山になる。写真中央の一番高い部分が御前峰、そのすぐ左が大汝峰、右側の少し低い部分が別山になる。
今回の蜃気楼の景色と見比べてみると、この蜃気楼がいかに不思議な現象だったのかを感じるよね。
海での蜃気楼なら、何度も見たことがあるけどね。氷見がある富山湾も、蜃気楼が出ることで有名だよね。
でも今回、蜃気楼は山でも出ることを初めて知った。
ちなみに上位蜃気楼と下位蜃気楼の二つがあり、その名の通り、景色の上方に見えるものを上位蜃気楼、下方に見えるものを下位蜃気楼と呼ぶそうだ。
下位蜃気楼は全然珍しくないので、多くの人が見たことがあると思うけどね。
遠くの島が浮いて見えたりすることは多いよね。それも下位蜃気楼で、空の景色が島の下方に反転していて、島が浮いて見えるそうだ。
あと、道路に水が溜まって見えるとか、逃げ水現象も、下位蜃気楼になる。子供の時に追いかけた覚えがある人も多いと思うけど。
基本的に反転して下方に見えるのが下位蜃気楼の特徴になる。
それに対し上位蜃気楼は非常に珍しい現象で、定期的に観測される地域は、日本では富山湾の他に、石狩湾小樽の「高島おばけ」や、琵琶湖、猪苗代湖、苫小牧沖、オホーツク海の「幻氷」のみになるそうだ。
それも肉眼でもはっきりと分かり、誰が見ても満足するレベルの蜃気楼は、めったに観測されないらしい。
そもそも、すべてが海か湖などで見られる現象だよね。しかもそこは、パワースポットと呼ばれるところが多い気がするけど。伊勢湾や九十九里浜でもたまに見られるそうだ。
ただ条件が揃えば、海上だけではなく、内陸の山の蜃気楼も出現するそうだ。
日本での目撃例は、写真でも残っているものとして1989年の長野県南佐久飯盛山から見た浅間山や、2001年の北海道の手稲山から見た日高山脈など、数が少なく、極めて珍しい現象になるそうだ。
しかも通常、観測者と上位蜃気楼が見える場所の距離は10キロくらいしか離れていないことが多いそうだけど、北海道の例は100キロほど離れていて、大変珍しい部類になるらしい。
今回の白山と御在所岳は130キロほど離れているので、さらに珍しい貴重なものだと言えるかもね。
ちょうど、白山と対の神域と言われる氷見では、ワールドメイトの節分大祭が行われていたけどね。
珍しい現象としてネットでも取り上げられていたので紹介してみた。
ちなみに、富山湾の上位蜃気楼は、3月下旬から6月上旬に出現しやすく、冬には下位蜃気楼の浮島現象などはよく見られるそうだ。
【島が浮いてる!?】富山湾で蜃気楼
今日17日(水)朝、富山県氷見市では、太陽の下にある島が浮いているように見える“蜃気楼”が発生しました。https://t.co/lZUEU3Jg1A pic.twitter.com/0DW9hTz6tJ— ウェザーニュース (@wni_jp) April 16, 2019
あと、余談になるけど、今回のワールドメイト節分大祭期間中の6日から9日まで、オーストラリアのメルボルンでは、ISPSハンダ ヴィックオープンが開催されていたことを、深見東州先生がお話しされていた。
それで今日のニュースを見ると、メルボルンがあるヴィクトリア州の隣のニューサウスウェールズ州が豪雨に見舞われ、一部で洪水も発生していた。
隣の州といっても州都のシドニーとメルボルンは、東京と札幌くらいの距離があるので、メルボルンでのゴルフトーナメントは無事に開催されていたけどね。
それで、シドニーではこの4日間で400ミリ近い雨が降るなど、30年ぶりの大雨を記録したそうだ。
大規模な洪水も発生したものの、昨年から発生していた大規模な森林火災が、この雨のおかげもあって鎮火しているそうだ。7日以来で30件以上の火災が消し止められ火災が半減し、さらに降り続く雨を受けて、制圧に近づいているようだ。
豪シドニー、30年ぶりの豪雨で洪水 森林火災は鎮火 https://t.co/o1yHQlJnHD
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) February 11, 2020
昨年9月から発生し、オーストラリア史上最大規模にまで広がった森林火災では、1月末に首都キャンベラに非常事態宣言が17年ぶりに出されたり、シドニー郊外にも火の手が迫る勢いで、オーストラリア軍と地元消防隊、そして他国の応援による懸命な消火活動にも関わらず、1月時点で消火の見込みは立ってなかったそうだ。
そんな中、恵みの雨というには洪水になってしまったけど、一時はニューサウスウェールズ州だけで100件を超えた火災が、規模も勢いもかなり弱まると予測されているようだ。このまま鎮火するといいけどね。