ワールドメイトで聞いたパワースポット

南薩摩のパワースポット、池田湖と開聞岳と枚聞神社

20数年前、ワールドメイトで、九州最大の湖である池田湖を訪れた。ここはイッシーが出るということで、一時期とても話題になった湖でもあるよね。

巨大な生き物が住んでいるのかは知らないけど、神います神秘の湖であることは間違い無い。

オオウナギが生息していて、昔の人は食べていたらしいけど、今は天然記念物になって、捕獲することはできないそうだ。

 

 

九州最大といっても、そこまで大きいというわけではないけどね。

ただ深いところでは水深230メートルもあり、東京ドーム1185杯分の水を湛えているそうだ。

 

 

6400年前の火山活動に始まる複数回の噴火によって陥没し、そこに水がたまり形成されたカルデラ湖になる。湖底には盛り上がった溶岩ドームが残っているそうだ。

恐竜が絶滅したのは6500年前だから、恐竜がいた頃にはまだ湖はなかったことになるよね。

もう掘り尽くされたみたいだけど、近くには金の鉱脈もあったらしい。

 

 

話は少し変わるけど、諸説あるけどこの十数万年の間に火山爆発指数(VEI)7以上の超巨大カルデラ噴火を起こした、屈斜路、支笏、洞爺、阿蘇、鬼界、姶良、阿多カルデラのうち3つは、この鹿児島にある。

さらに霧島連峰を含む加久藤カルデラを含めると鹿児島には 4 つの大型カルデラが存在するという、世界有数の火山国日本でも、これだけ巨大カルデラが密集する地域は、あとは北海道くらいだよね。

 

 

上にあげた日本の7つのカルデラのうち、この10万年における最大の爆発は9万年前の阿蘇カルデラの破局噴火(VEI7以上の噴火に相当)になる。

20世期最大の噴火と言われ、北半球の気温を0.5度以上下げたピナツボ火山噴火のおよそ40倍ほどの規模と言われている。

もっとも最近の破局噴火は7300年前、九州の縄文文化を壊滅させたと言われる鬼界カルデラの噴火で、単純な比較はできないけどピナツボの10倍くらいの規模のようだ。

日本ではこの規模の超巨大カルデラ噴火が、7000年から1万年のサイクルでおきてきたそうだ。ということは、そろそろ次の破局噴火を警戒してもよい時期になるよね。

 

半分が海に突き出て、池田湖と同じくらいの面積を持つ、不思議な地形

 

ちなみに、池田湖がある阿多カルデラは阿多南部カルデラと阿多北部カルデラからなり、阿多南部カルデラの西側になる指宿地区に,小型の池田カルデラ(直径約 4 km)がある。

その池田湖が4800年前の噴火を最後に収まると、次は開聞岳の噴火活動に移っていく。

開聞岳が最初に噴火したのは4400年前ごろと言われている。

 

 

この山は開聞神とも表記され、噴火はその神のタタリと信じられていたそうだ。

開聞岳は開聞神を御神体とする神山であり、薩摩一宮である枚聞神社がこれを祀ったそうだ。

開聞岳には登ってないけど、枚聞神社もワールドメイトで団体参拝をした事がある。

 

 

境内はそこまで広くないけど、池田湖と開聞岳の中間にある朱色の立派な神社で、奥に進むときれいに彩色された龍の彫刻で飾られた勅使殿がある。

みんなそこで参拝していたけど、本当はその奥に拝殿や本殿があるという不思議な作りだった。何でも、勅使門が変形して殿になったので、このような独特の作りになったようだ。

 

後ろには神体山の開聞岳が見える

 

枚聞神社の創建は神代と言われ、昔は山の裾野に鎮座していたらしいけど、西暦874年と、885年にも開聞岳が大規模噴火をおこし、その後最終的に今の場所に遷座されたらしい。

頂上には奥宮として、御嶽神社が祀られているそうだ。

ちなみに枚聞神社は御祭神として、大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)を祀る、珍しい神社でもある。

 

 

開聞岳の山頂には、「昭和63年7月20日・皇太子殿下登山御立所」と彫られた石盤の記念碑もあるそうだ。

最後の噴火は1615年で、今は活動を休止しているようだけど、若い活火山になるので、いつ活動しはじめてもおかしくはないらしい。

その緑豊かな山容からは、とても活火山には見えないけどね。

 

 

円錐形の美しい姿から「薩摩富士」と呼ばれ、錦江湾の入口、海門にあることから、いつしか「かいもんだけ」と呼ばれるようになったらしい。標高は924メートル。

あまりの美しさに、1500メートル以上の山を対象にしていた日本百名山にも選出された。

 

海と山のコントラストが絶景

 

ここは龍宮伝説の残る地でもあるけど、枚聞神社の近くには豊玉姫が水を汲んでいたと伝わる、日本最古の井戸と言われる「玉の井」がある。

古事記や日本書紀に記されている井戸ではないかと言われているそうだ。ここも、たしかワールドメイトで説明があった気がするけど、よく覚えていない。

 

素晴らしい人物との出会いとか、結婚を含む自分の本来の職との出会いとか、当時の皇太子殿下も開聞の神の神徳を頂いたのかな。

 

「玉の井」の近くから見た開聞岳。菜の花が咲き乱れている。

 

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