ワールドメイトと国内の動きや世界情勢

国連主導による、小惑星衝突に対処するための国際会議が東京で開催

今日は、少し気になる自然の脅威に関するニュースを、いくつか紹介しようかな。

 

北方領土の北東に当たるカムチャッカ半島の火山が、最近続けざまに爆発している。

3月9日に、クリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山が相次いで爆発的噴火をしていた。

標高4750メートルのクリュチェフスカヤ山は、ユーラシア大陸最高峰の活火山で、富士山に似ているので、カムチャッカ富士とも呼ばれているそうだ。

噴煙が、上空7000〜8000メートルに達し、30日にも再び噴火し、それ以降断続的な噴火が続いているようだ。しばらく火山活動の勢いが続くと言われている。

 

 

そして3月の24日には、カムチャッカ半島のカンバルニー山が約670年ぶりに噴火した。火口から約6000メートル上空まで噴煙が上り、南東830キロ離れた北海道の東沖まで流れているそうだ。

ロシア科学アカデミーは、歴史的なイベントだと注目しているらしい。

 

 

カムチャッカ半島は、日本の1,3倍近い広大な面積を持ち、そこに290もの火山がある、もともと火山活動の活発な地域だ。

ロシア科学アカデミー火山地震研究所によると、カムチャッカ半島には地上に170、海底に112の火山があり、うち活発な72の火山は、環太平洋火山帯の15%近くを占めるそうだ。地球上の火山噴出物の2割近くは、カムチャッカの火山に由来するらしい。

そんな地域なので、火山爆発は珍しくはないと思うけどね。

 

 

しかし、そこから千島列島に沿って北方領土まで火山帯が連なっているからね。

この地域一帯は、太平洋プレートと北米プレートの境目近くにあたるので、地震や火山活動との関連性も指摘されている。

まぁ、すぐに連鎖するようなことはないかもしれないけど、日本国内でも地震や火山活動の活発化が言われ出しているだけに、今後数年で北方領土もどうなるのかわからないかもね。

 

ちなみに、この辺りの火山群は世界遺産にもなっていて、火山の博物館と言われるほどの多彩な地形や、多様な動植物の存在、そして景観においても素晴らしいそうだ。

バイカル湖もそうだけど、自然遺産としての登録基準4項目を全て満たしているそうで、とても魅力的なところみたいだ。寒いだろうけど、行ってみたくなるよね。

 

 

それから小惑星衝突に関することで、国連が主導し、NASAやJAXA(宇宙航空研究開発機構)が参加する会議が5月に東京で開催される。

「第5回プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス」というもので、とうとうそんな会議が東京でも開催される時代になってきたんだね。

というか今回で第5回目となってるように、過去には欧米で2年ごとに開催されてきたそうだ。今回も世界中の専門家が、小惑星や彗星による地球衝突の脅威に関して議論するために、一堂に集まるらしい。

 

 

このような天体衝突を現実の可能性として捉え、監視強化をするようになったのは、 1994年7月に、木星に衝突したシューメーカー・レヴィ第9彗星がきっかけだったそうだ。

その頃は、そんなことがあったかどうかも覚えてないんだけどね。衝撃的な結果だったので、随分話題になったようだ。

その2年前にも木星に接近していて、その時に木星の強い重力による潮汐作用で核が砕け、21個の破片になっていたそうだ。

そして2年後、その破片が次々と木星に衝突する。ただし、大したことにはならないだろうと予測されていたらしい。

ところが実際に衝突したところ、大火球やキノコ雲が地球からも観測され、地球大の巨大な衝突痕ができるほどの予想外の結果になったため、世界が衝撃を受けたそうだ。

 

 

こんなのが地球に来ようものなら、地球は破壊されてしまうよね。

まぁ、木星はその後も、500メートルとか、けっこうな天体が衝突していることが判明している。重力が大きいから、軌道が歪められて惹きつけられるようだ。

そのようにして、太陽系に近づく小天体をブロックするという役割を木星はやってくれてるらしい。それで地球も恩恵を受けいるそうだからありがたい。

ただ、重力の力で小天体の軌道を変えてしまうわけだから、一歩間違うと怖い部分もあるよね。

 

ちなみに2029年4月13日に近づくと言われる小惑星アポフィスは、地球から32,500km離れたところを通過すると予測されている。

この計算が正しくて、このまま軌道が変わらないで欲しいけどね。

 

また、小さなものほど暗くて観測ができなかったりするので、落下した地域に壊滅的な被害を与える100メートルクラスのものでも、推定の3〜4割しか見つかっていないらしい。

2013年2月、ロシアのチェリャビンスク近郊に突如現れて落ちた隕石は、高度30キロで爆発したと言われているけど、その衝撃波によって半径30〜40キロの範囲で街の窓ガラスが割れ、1500人以上のけが人が出た。

直径約20メートル程度の隕石でも、爆発規模は原爆の約30倍もあった。もし、空中で爆発しなくてそのまま落ちていたら、直径1キロクラスのクレーターができ、 あたり数十Kmは焼け野原になっただろうと言われている。

そのような、小さくて観測されてないものも含めると、いつどこに何が起きてもおかしくないということを世界に認識させてくれたのが、あの隕石落下だったと言えるよね。

 

ちなみに隕石の爆発する光を見て、なんだろうと窓際に寄ったり、外に出てきたところを、1〜2分の時間差で衝撃波が襲って怪我をしたという人が多かったそうだ。

そんな場面に遭遇したくはないけど、もしも隕石爆発に遭遇したら、衝撃波が時間差で襲ってくることに備えないとね。その知識があった学校の先生は、窓際に行かないように生徒に注意していたらしい。

 

とにかくそのシューメーカー・レヴィ彗星の衝突によって、1996年に、地球に接近する天体を発見し対策を立てるための国際組織「国際スペースガード財団」が発足したそうだ。日本では、研究者を中心に「NPO法人日本スペースガード協会」ができた。

その日本スペースガード協会のホームページを見ると、協会の目的として次のように書かれていた。

太陽系はその誕生から現在に至る生成過程において、天体の衝突を絶えず繰り返しており、地球ももちろんその例外ではない。人類は幸いにも今までに大きな天体衝突現象をその歴史に留めてはいない。しかし小惑星や彗星のような小天体の衝突は近い将来においても起こり得る現象であり、しかもそれは地球上の生物に深刻な影響を及ぼし、多くの種の生存を危険にさらす可能性を持っている。

本協会はそのような災害から地球環境を護ることを目標として、地球に衝突する可能性のある小惑星、彗星をはじめとする地球近傍小天体の発見と監視を行い、またこれらの天体に関する広範囲な研究の促進とその啓蒙普及を図っていく。このような活動は全地球的規模で進める必要がある。したがって本協会は常に国際的立場を堅持し、国際スペースガード財団(英文表記International Spaceguard Foundation、略称SGF)をはじめ、諸外国の目的を同じくする団体と連携をもって活動する。

 

ということで、ワールドメイトでも、折に触れ自然災害や天体に関するお話もあるけど、地球温暖化や、地震や火山爆発、感染症など様々な将来的な危機はたくさんある中でも、天体衝突に関する今回のプラネタリー・ディフェンス・カンファレンスが初めて日本で開催されるのは有意義なことになるかもね。

 

2017 5th IAA プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス

 

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