今週はバイデン大統領が来日し、クアッドも東京で開催されたため、日本に世界の注目が集まっていた。
そんな大事な国際会議のとき、ワールドメイトでも大切な祈祷会がタイミングよく開催され、無事に終わったけどね。
とにかく世界情勢が緊迫しているときだけに、何か良い成果があればいいなと思いつつ、ニュースを見ていた。
一番目立った報道は、バイデン大統領が中国の武力による台湾侵攻が起きた場合、米軍は武力介入を行うととれる発言をはっきりとしたことだよね。
まぁ、いつものように、米国政府は台湾に対する方針に変わりはないと、すぐに修正するような報道をしていたけど。
以前までなら、バイデン大統領の失言と捉える向きも多かったけど、さすがに同じことで何度も失言するとは思えないし。
しかも今回ははっきりと明言したから、これは本心ではないかと取り沙汰されているよね。
BBCニュース - バイデン氏、台湾の防衛を明言 米方針に変化か https://t.co/LCbxmcfv5I
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) May 23, 2022
中国の報道官も、すかさず激しく反応していたし、米国への批判だけにとどまらず、日本に対しても頓珍漢な過剰とも思える批判を向けていた。
米国内でも、そろそろ曖昧戦略ではなく、はっきりと台湾を防衛すると明言すべきだとする政治家もいるらしい。
ただ、そうなると、米軍基地は沖縄をはじめ日本にたくさんあるわけで、米軍参戦という抑止が効かずに中国が台湾に武力侵攻した場合は、日本にも飛び火するのは間違いないよね。
政治家はそこまではっきりとは言わないけど、そうなった場合に、具体的にどう対処するのかなんて、国会でも話し合われていないよね。
これまでアメリカと同盟してきた安心感からか、長い間他国から攻撃されたりするなんてことは考えても見なかったから。
実際はロシアや北朝鮮とか、野心を持った国は隙を窺っていた時期があったと思うけど。
【逆に日本の覚悟が問われる。曖昧戦略から明確戦略への変更?→「バイデン氏、最高の失言」 台湾防衛発言巡り自民外交部会長 】 https://t.co/QD6CHQWvLO
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) May 24, 2022
今回の発言を含めて、中国の武力侵攻の抑止になるのではないかという意見もあるけどね。
そうなってくれることを祈るけど、台湾の民主主義を本気で守るつもりならば、日本も無傷ではいられないということを、今回のバイデン大統領の発言でヒシヒシと感じた。
そして台湾が中国共産党の手に落ちてしまうことになれば、次は尖閣諸島やすぐ隣には石垣島もあるから。
まさか日本の領土に手を出す国が出てくるなんて、あり得ないと思っているけどね。
でも、ウクライナにロシアが侵攻した事実を見て、それがある程度成功するような結果にでもなれば、今後はもう何が起きてもおかしくない気がしてきた。
日本は領土拡張の野心を持つ国々と対峙し、しかもそれらがことごとく核を持っているという事実がある。
そんな恐ろしい現実があるわけで、世界にとっては東西冷戦終結後最大の危機の時代と言われているけど、日本にとっては、安全保障に関する戦後最大の難関、危機に面しているんだなと言わざる得ないよね。
戦禍が止み、ウクライナの人々に平和が戻ることをひたすら祈ってきたけど。
同時に自分たちの国と自由を守るために、これほどまで犠牲を払わなくてはいけないことが21世紀でも起きてしまうことを身にしみて思い知らされた。
戦争による解決は外交努力で限りなく避けなくてはならないけどね。
それでも力で脅かし迫ってくる国が事実として存在する。
自由と国を守るために戦う覚悟は、今回のウクライナや、NATO加盟を決めたフィンランドの備えを見ても思ったけど、世界ではそんなことは当たり前のことなんだろう。
中国を思い止まらせることができれば良いけど、今後のウクライナの情勢次第では、アジアや日本の今後にも大きな影響や影を落とすことになるなと感じてしまう。
今回の一連の会議を見ていて、日本を取り巻く情勢や世界情勢が良い方向に向かうようにという、ワールドメイトでの祈りにもさらに力が入る気がする。